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どうかしてるわ/obsession  作者: やましたゆずる
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第24章 嶋田先生とディズニーデート

初夏7月に入って、二人はディズニーデートを企画した。一泊二日、土日でのお泊りデートだった。ありさは、ディズニーシーのミラコスタの予約に成功した。嶋田先生が休みな土日であった。ツーリングの翌週であり、支払いはありさがすると言う事で決まった。ありさは平日はほとんど毎日病院通いで嶋田と会っていた。病状は酷くはなっていなかった。仕事は行ってなかった。明日からディズニーデートだと金曜日の診察室でありさは嶋田に私の女をあげると決心をして診察を受けた。土曜日の朝、嶋田がありさの倉庫事務所に来たのは9時だった。ありさはネットで買った、オシャレな服を着ていた。靴も新調した。これが後で問題になる。この朝も5人の霊が事務所の中にいた。「ありさの彼氏、良い男だな?」フェアレディ130zの滝本智子の霊が言った。「これからディズニーデートなをだよ。」ありさが皆に言った。「あらあら、羨ましいです。生きてるって良いよな?」滝本智子の霊がありさの顔を着てニヤリと笑った。「おはようございます。」嶋田がありさに挨拶をした。「一真さん。おはようございます。私のフェアレディ240zで行きましょう!」ありさは嶋田の顔を見て優しく微笑んだ。ありさと嶋田は事務所を出て、フェアレディ240zに乗り込んだ。勿論ありさが運転する。チケットもネットから入手済みで一日目はディズニーシーで二日目はディズニーランドだった。その予定で高速道路を飛ばしディズニーランドの中古車に着いた。まず、一日目はディズニーシーに入場ゲートに立った。チケットはありさが持っていた。カバンからチケットを一枚一真に渡した。二人はディズニーシーに入場した。まずは、センターオブジアースへと向かった。二人はいろんなアトラクションに多いに楽しんで午前中が終わり、昼食にホライズンベイレストランに入った。二人は料理に舌鼓をうって「御馳走様でした。」二人は合掌し箸を置いて、レストランを後に午後のアトラクション周りをした。二人はアトラクションを全て網羅し、何時のまにか暗くなった。一真の完璧な計画どうりの勝利だった。辺りはすっかり暗くなって夜のディズニーシーも二人の雰囲気を高めるシチュエーションだった、夜の7時に二人はミラコスタの予約受け付けにいた。予定が確認出来て、食事をする事にした。ありさか予約した、地中海料理レストラン、オチュアーノに入った。ありさはバカ高いコース料理を頼んでいた。ボトルワインも頼んでいた。「本日予約した。明神です。」ありさが店員に声をかけた。「明神様、いらっしゃいませ。お待ちしておりました。こちらの席へどうぞ。」店員がありさの目を見て手招きで席を案内してくれた。ありさと一馬が席にすわると「明神様、予約された、お料理すぐにお作りいたします。それまで予約されたボトルワインとおつまみをお持ちいたします。しばらくお持ちくださいませ。」店員は笑みを浮かべありさの目を見ると下がっていった。店員はすぐにワインとグラスとおつまみを持って二人の前に現れた。係員がワインのコルクを抜いてくれて、グラスに注いてくれた。グラス半分くらいがマナーだそうだ。「お料理は少々お待ちください。」係員が二人の顔を見て下がった。二人は「乾杯」グラスを重ねた。初めての乾杯でありさは心臓がドキドキしていた。ワインの味が分からないくらいに。一馬は「このワイン美味しいですね、」とありさの目を見つめたがありさは「そうですね。」と愛想笑いを浮かべ一馬の目を見た。「一馬さん。私、お酒あまり飲めないのよ。」ありさは微笑した。「大変お待たせ致しました。」係員が料理を運んで来た。「うわあ!豪華なコース料理だね。」一馬がありさの目を見た。「二人の記念日だから奮発したよ。良い思い出にしたいからさありさ。」ありさは一馬の目を見てほほ笑んだ。「いただきます!」二人は合掌しホークを持ってメイン料理の魚から手をつけた。二人は最後にでて来た、デザートを食べ終えて「ごちそうさまでした。」合掌しホークを置いた。二人でワインのボトルを1本飲み干し、ありさは酔っぱらっていた。二人の席を立ち部屋に入った。部屋からはディズニーシーの夜景が眼下に広がっていた。二人はソファに座り、窓の外のプロメテウス火山から上がる火を眺めていた。一晩中このプロメテウス火山の音でなかなか、眠れなかった。興奮していたせいかも知れないが?「一真さん、お風呂一緒に入りましょう?」ありさが一馬の目を見つめた。「うん、わかった。先に入るね。」一馬はありさの顔を見つめた。一真は小さなバックを手に持ち脱衣所へ向かった。ありさも荷物を持ち脱衣所へ向かった。ありさは裸になり、風呂場のドアを開けると一真がシャワーを浴びていた。「一真さん、失礼します。」ありさは、堂々と風呂場へ入った。ありさが驚いたのは一真の鍛えられた身体だった。筋肉がすごかった。ありさはスレンダーで出る所はちゃんと出ていた。男性と一夜を共にするなんて人生初体験であった為、一真かずまの筋肉に見とれて発した言葉が「一馬さん。筋肉凄いですね?ジムとか通っているんですか?」ありさが一馬の顔を見た。「うん。毎日のように通っている。うちの病院の敷地内にジムがあるの知っているか?正面玄関の真正面の建物の中にあるんだよ。ありさもやってみないか?」一真はそう言ってシャワーを止めお風呂に入った。ありさがシャワーを浴び終わり身体を洗って、シャンプーをし終わりと一真が風呂から出た。「一真さん。背中流しましょう。しんよか?」ありさが一真の顔を見ると「お願いします。」一真は椅子に座ると背中をありさはに向けた。ありさはアカスリに沢山のはボディソープをつけて一真の背中を洗った。一真は頭を洗いながらありさに身体を洗ってもらった。それが終わったら一真はありさの身体を優しくあらった。ありさはシャンプーをして、湯船に入り今日の疲れをとった。先に一真が風呂場を出て行った。ありさもその後を追いかけた。一真はシャツとパンツ姿でソファに座り、事前に頼んだドリンクサービスでビールとコーラがあったので一真はビール、ありさはコーラを飲んだ。二人は飲み終わると洗面台に行き二人並んで歯ブラシをした。鏡の中で目が合うとお互いにほほ笑んだ。この時、ありさは旧車以外に幸せを感じていた。一真は先に歯ブラシを終えてベッドに入った。ありさも一真のベッドに入り、二人は初めて結ばれた。ありさは26歳にして初体験であり一真の胸に身体を委ねた。プロメテウス火山の爆発音がひと晩中鳴り響いていた。ありさの心の音もひと晩中鳴り響いていた。朝まで二人は抱き合って眠った。ありさは寝られず徹夜していた。昨晩の快楽に酔ってしまっていた。昨日から続くプロメテウス火山の噴火の音が朝も続いていた。7時になると頼んでいた朝食が運ばれて来た。「いただきます。」二人は合掌し、トーストとスクランブルエッグとソーセージを食べて温かいコーヒーを飲んだ。「ごちそうさまでした。」二人は合掌し、朝食を終えると部屋を出た。ミラコスタを後にして、ディズニーランドへ向かうモノレールに乗り込んだ。二人はディズニーランド駅で下車して、ディズニーランドに入った。「あら!この世の者じゃないのが見えるようになったわ!そこら中にウヨウヨいる!私、昨晩処女を喪失したせいかしら?一真さん。嫌な話してごめん。」ありさは一真の顔を見た。「嫌!驚かないさ!君は元々見える人だろう?多分、こういう場所には集まりやすいだろう?」一真はありさの顔を見て微笑んだ。「あそこの地球儀の前には、男や女や子供の姿も見られるわよ。」ありさは指を指した、その先には小学生くらいの女の子供の霊と幼稚園生くらいの男の子が居た。二人はありさに気づくとありさの前に立った。「お姉ちゃん。私立ちが見えるのね?」女の子供の霊がありさに話かけた。「勿論見えるし話も出来るよ。」ありさは、こういうの目線に合わせしゃがみ込んだ。一真も女の子供の霊を挟んでありさと対面するようにしゃがみ込んだ。おかしな人だと思われない為に気を使った。それが出来る一真と言う男は一味違う。「お姉ちゃん。私達家族はここの帰りに高速道路で事故に遭って死んじゃったんだ。パパもママも居るのよ。弟も一家全員死んじゃった。トラックに後ろから突っ込まれ、前のトラックと間に挟まれ全員ぺしゃんこだった。痛くも痒くもなかった。それで思い出のこのディズニーランドに居座っているの。」女の子供の霊を淡々と話をした。「そうか?もっと生きていたかったね?」ありさは女の子供の霊の顔を見て優しく微笑んだ。「うん。生きていたかった。もっと楽しい事したかった。ここに来る人達幸せそうなんだもん。話は変わるけど、お姉ちゃん。病気している?そんなニオイがするから?」女の子供の霊がズバリ言い当てた。「うん。そうなんだ!余命2年って宣告受けてね。お姉ちゃんの彼氏、病院の先生なんだよ。」ありさは女の子供の霊の顔を見て微笑んだ。「大丈夫だよ。お姉ちゃんは死なない。だってお姉ちゃんには大明神様がついてるから!守り神ね。安心してね。」女の子供の霊がありさの目をじっと見つめた。「大丈夫か!信じるね。安心したわ?お嬢ちゃん、お名前は?私は、明神ありさって言うんだ。名字の通りだね。助かったね。」ありさが女の子供の霊を笑顔で見た。「私ですか?佐久間冴子です。弟は佐久間翔平です。お姉さん達はデートですか?楽しんでください。」女の子供の霊がニコリと笑った。「私のオススメは美女と野獣の魔法のものがたりだよ。」女の子供の霊はありさの目を見て微笑んだ。「わかった。後で行ってみる。」ありさが女の子供の霊の顔を見て優しく微笑んだ。すると冴子の霊はスッーと音もなく消えた。翔平も一緒に消えた。ありさは一真に冴子の話をしながら美女と野獣の魔法のものがたりに向かった。アトラクションに着くと60分待ちの行列が出来ていた。ありさはディズニープレミアアクセスを購入していた為、15分で入場出来た。しばらくすると冴子と翔平の霊がスッーと二人の前に現れた。二人の霊はニコニコと笑っていた。「私達も一緒に並んで良い?」冴子の霊がありさに聞いた。「勿論!」ありさは冴子の霊の手を繋いだ翔平の霊も左手に繋いだ。「一真さん。二人の霊が来たよ。」ありさは一真の顔を見て微笑んだ。60分が経ってようやく先頭に立った。入口のキャストが「あなた達、今日も来たの?」冴子と翔平の霊を見て笑顔で二人を見た。「キャストさん。霊が見えるんですか?」ありさはキャストの一条の名札を見た。「はい。見えますよ。この二人はここの常連ですよ。冴子ちゃんと翔平君。後、ディズニーランドには、沢山の霊が居ます。あなたも見えるはずですよ、」一条は、ありさの顔を見て微笑んだ。「意外と霊が見える人多いんだな?」一真はありさと一条の顔を交互に見ながら呆れた顔をした。「私なんか、父親が亡くなってから見え始めました。霊に対して恐怖感はありません。生きている人の方が怖いでよ。」一条は一真の顔を見た。「どうぞ四名様ご入場ください。」一条が四人の顔を笑顔見て入場を促した。他のキャストに四人は案内されコースを歩きコーヒーカップに他のカップルと一緒に乗り込んだ。すると同じコーヒーカップに乗るカップルの男性が彼女に「前のカップルに女の子供と男の子の霊が乗っている。見えないよな?」男は、ありさたちに聞こえるよう。彼女に話かけた。「もしかして、見えるんですか?この子達、昨年末にここの帰りに事故で亡くなっているらしいんです。」ありさが男性に話かけた。「可哀想に?ご愁傷さまです。あなたに懐いています。あなたを信頼しているんだと思います。あなた、必ず良い事が起こりますよ。羨ましいです。」男性は気軽にありさに話かけた。「そうなら、良いなあ?私の病気治ると良いなぁ?」ありさは天井を見上げた。その時、コーヒーカップが動き出した。約8分間のアトラクションは終わり、冴子と翔平の霊の案内でありさと一真は続いてプーさんのハニーハントへと向かった。こちらの待ち時間は60分であった。ありさはプライオリティパスを持っていた為、15分で乗れた。四人はハニーポットに乗りプーさんの世界を存分に楽しんだ。約5分でアトラクションが終わり、冴子と翔平の案内でモンスターインクライド&ゴーやバズライトイヤーのアストログラスターと続きウエスタン鉄道やトムソーヤ島のイカダやスペースマウンテンやイッツスモールワールドやピノキオ冒険旅行やベイマックススーパーライドからスプラッシュマウンテンで一日を終了した。そして、お土産の時間だ。四人は時計店に入り、記念のお揃いのディズニーランド開園40周年記念時計を買った。冴子と翔平にも子供用の時計を買った。そして、お土産店に入り、一真は病院にチョコレートの詰め合わせ、ありさは自宅にチョコレートの詰め合わせを買った。冴子と翔平にはミッキーのぬいぐるみをかった。一真とありさもミッキーのぬいぐるみを買った。冴子と翔平に買ったぬいぐるみを二人に渡したら空中に浮いていた。店員が「例の者が居るんですか?」とありさに聞いて来た。「うん。居ますよ。兄弟の霊が!」ありさは店員の顔を見てニヤリと微笑んだ。「時々あるんですよ。女の子と男の子ですか?」店員がありさの顔を見てニコリと笑った。「はい。そうです。」ありさが店員の顔を見て優しく微笑んだ。「いつもの子供達だな?優しそうなカップルを見つけては園内を案内して廻ってるんですよ。必ず、帰りにぬいぐるみを買ってもらってますよ。悪気は無いのよ。一緒に園内を楽しみたいだけなんだわ。」店員がありさの顔を見て静かに微笑んだ。「そうなんですか?この子達はディズニーランドの帰りに一家全員交通事故で亡くなったみたいです。最期の思い出の地なんですよ。家族揃って楽しんだのに残念だったでしょう?」ありさは店員に話した。「そんな理由があったんですね。初めて聞きました。」店員は涙ぐんだ。「ありがとうございました。」店員は二人に挨拶をした。ありさは商品を受け取り店を後にした。子供達がぬいぐるみを持っていた為、宙に浮いているのを見た、一真がぬいぐるみを二人から取り上げ、持ってあげた。出口まで来ると父親と母親らしき霊が子供達を待っていた。「冴子と翔平の母親です。今日一日、すいませんでした。お土産まで買っていただいてありがとう御座います。」母親と父親はありさと一真に頭を下げた。「ありささん。一真さん。今日一日ありがとう御座ました。楽しかったよ。また来てね!さようなら。」冴子がありさと一真の目を見て優しく微笑んだ。「それじゃあ!またね。さようなら。」ありさと一真が笑顔で言って手を振った。冴子と翔平も手を振って二人が見えなくなるまで手を振っていた。二人はゲートを出てモノレールに乗りディズニーシー駅で降りてフェアレディ240zで帰路についた。




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