第21章 待ちに待った日曜日のデート
嶋田一真先生と初デートの日曜日が来た。朝6時に起床して、シャワーを浴びて万全な態勢で時間が来るのを自宅で待った。お化粧を何時もの倍の時間をかけた。服はGUの空色のサーキュラーミディアムスカートと白のブラウスに伽羅色のジャケットを着た。約束は10時にイーアスつくばの映画館の前、今日は嶋田一真先生のリクエストで(ゴールデンカムイ網走監獄襲撃編)を観る事にした。嶋田一真先生は最初のシリーズから観ているらしい。ありさが映画館へ行くと嶋田一真先生はもう来ていた。足を組んで椅子に座っていた。「嶋田先生。こんにちは。遅れて申し訳ありません。」ありさが嶋田の顔を見て微笑んだ。「こんにちは。嫌、まだ時間前だ。遅れてなんかないよ。なんか今日は何時もと違う感じだな?可愛いよ。なにか食べる?売店に行こう!」嶋田がありさの目を見て微笑んだ。「はい。私、コーラとポップコーンが良いな!」ありさが嶋田の顔を見て優しく微笑んだ。「わかった。僕が奢るから。コーラ2つとポップコーンを1つ。お願いします。」嶋田は注文した。開場し、映画館の中に入り二人は指定席に座った。ありさは男性と映画館なんて初めてだったから緊張していた。ネットで映画館デートでのノウハウを調べて来た。手を握って来たら拒まず軽く握り返すとか。色々と。すぐに映画が始まった。ありさは嶋田が持っているポップコーンに手を伸ばしパク付きながら映画を観ていた。2時間チョイの映画が終わりエンドロールの流れてる中、二人は立ち上がり映画館を後にした。嶋田は手を握って来なかった。ありさはずっとドキドキしながらその瞬間を待っていたがそれはなかった、少しガッカリした。コーラの空きコップをゴミ箱に捨て映画館を後にした。丁度ランチタイムだったのでイーアスで食事をとることにした。ありさが「夜はお肉のレストランを予約しています。」と嶋田に伝えると「昼間は肉じゃない方が良いな。」とつぶやきてんぷら一代に入って、二人でてんぷらを食べた。「嶋田先生、夜はしゃぶしゃぶを予約してありますから。土浦桜町です。私が家族と良く行くレストランです。」ありさは嶋田の目を見て優しく微笑んだ。「悪いな!しゃぶしゃぶのレストランはレストラン中台って言うんだろう?僕も何回か行った事あるよ。」嶋田はありさの顔を見てニコリ笑った。「前の彼女さんとですか?」ありさは嶋田の顔を覗きこんだ。「嫌、違う。ラジエーションハウスの仲間と行った。」嶋田はありさの顔を見て優しく微笑んだ。「あら!良かった。女と二人で行くの初めてなんですね。うちの父と母の初デートの場所なんですよ。」ありさは嶋田の顔を見て静かに微笑んだ。「そうですか?僕達のデートにピッタリの場所ですね。」嶋田はありさの顔を見た。「ところで今日の映画はどうだった?」嶋田はありさの顔を見て尋ねた。「この映画はフィクションですか?それともノンフィクションですか?」ありさは嶋田の顔を見て尋ねると「この映画は歴史上実在する人物が出て来るからノンフィクションだと思われがちだがフィクションなんだよ。」嶋田がありさの顔を見た。「分かりました。フィクションだと思うと面白かったと思います。やっぱ主演の山崎賢人は良かったですね。アイヌ役の女優さんも良かった。館ひろしも存在感あったね。」ありさは嶋田の顔を見て優しく微笑んだ。「良かった。面白くないと言われたらどうしようと思っていたんですよ。」嶋田は安心した顔をありさに見せた。そこへ料理が運ばれて来た。「わああ!美味しそう。いただきます。」ありさは合掌し箸を持って海老のてんぷら天つゆにつけて食べ始めた。「いただきます。」嶋田が合掌し箸を持って海老のてんぷらを天つゆにつけて食べた。二人はてんぷらを堪能して「ごちそうさまでした。」二人は合掌し箸を置いた。「ああ!美味しかった。」ありさはそう言ってお水を飲んだ。「ごちそうさまでした。」嶋田も合掌し箸を置いた。伝票を嶋田が取った。「会計は自分が払います。」嶋田がありありさの顔を見て優しく微笑んだ。「ごちそうさまでした。」ありさは嶋田の顔を見て頭を下げた。二人は席を立った。「嶋田さん。途中、私のコレクションを見ていきませんか?」ありさは嶋田に言うと「是非見せてください。」その前に初デートを記念して、何かプレゼントします。買い物しませんか?」嶋田が歩きながはありさに提案した。二人はイーアスの仲を歩いた。「ありささん、何が良いですか?」嶋田が尋ねた。「そいだな?指輪とかネックレスが良いなあ?安いやつで良いので。」ありさは答えると「別に値段は気にするな。気に入った物買ってください。」嶋田はありさの顔を見て優しく微笑んだ。二人は貴金属を売っているお店を探した。(カナル4℃)という店舗があった。二人はネックレスを探した。ありさは、シルバーのネックレスにハートのオーナメントのネックレスを選んだ。10890 円だった。箱に入れて包んでもらった。嶋田が受け取って。「はい。記念品。どうぞ。」嶋田はありさの顔を見てネックレスを渡した。「ありがとう御座います。大切にします。」ありさは笑顔で嶋田の顔を見た。「私も嶋田さんにサプライズプレゼントを用意してます。後のお楽しみ。」ありさは嶋田の顔を見てニヤリと笑った。二人はイーアスを後にしてありさの倉庫に向かった。倉庫に着いてありさが腰の鍵から倉庫の鍵を選んでシャッターをガラガラと開けた。中の光景を見た嶋田は「こりゃあ!凄いわ!びっくりした。何台あるの?」嶋田はありさの顔を見た。「この中には97台です。すいません。僕、車にはあまり詳しくなくて?35GTRだけは知っています。」嶋田がありさの顔を見た。「何か乗って見たい車ありますか?ただ、公道を走れるのは35GTRとフェアレディRZ34の2台だけですけど?どちらが良いですか?高速道路ドライブしましょう?」ありさが嶋田の顔を覗いた。「そうだな?35GTRかな!なかなか乗れない車だから!35GTRでお願いします。」嶋田がありさの顔を見てニヤリと微笑んだ。「それつは35GTRを倉庫から出しますね。」ありさは腰の鍵の中から35GTRの鍵をとるとドアをあけて運転席に乗り込んだ。35GTRは倉庫の入り口付近に置いてあったから出しやすかった。すぐに倉庫外に出た。ありさは運転席を降りて「嶋田さん。運転席に座って下さい。」ありさは嶋田の顔を見て優しく微笑んだ。「僕が運転して良いですか?」嶋田は驚いた表情でありさを見て運転席に乗った。ありさは助手席に乗った。「嶋田さん。常磐道飛ばしましょう?水戸方面へ向かって下さい。土浦北インターから乗りましょう?」ありさはそう言うと「わかった。」嶋田は返事をして高速道路入り口に向かって一般道を走った。6号国道をゆっくりと走り土浦北インターへ入った。料金所をETCで済ませ本線に入るとアクセルを踏み込んだ。「くうー!この加速最高だな?たまんない。」嶋田は声を出した。「でしょう?最高ですよ。」ありさが言葉を返した。千代田サービスエリアでお茶をしトイレに行った。車に乗る前にありさは嶋田に抱きついてキスをした。「私からのプレゼントです。初体験ですよ。嶋田さん。」ありさは顔を真っ赤にして下を向いた。そして二人は水戸インターでUターンして帰って来た。その間嶋田はありさのキスに驚いてしまって、どう車を運転したか覚えてなかった、二人は、倉庫でゆっくりしてからレストラン中台へ向かった。嶋田はありさのベンベターボの助手席に乗った。嶋田のプリウスは倉庫の駐車場に置いた。レストラン中台はディナーは5時からだった。「嶋田さん。牛豚合盛りのしゃぶしゃぶで良いですか?頼んであります。」ありさは嶋田に聞いた。「構わない。しゃぶしゃぶか?久しぶりだな。」嶋田はそう答え喜んだ。しばらく走るとレストラン中台へ着いた。駐車場に車を停めて店まで歩いた。ドアを開けると「いらっしゃいませ。」店の中の従業員が出迎えてくれた。「こんばんは。」ありさが挨拶をすると従業員が「こんばんは。明神様お待ちしておりました。お料理すぐに出します。変更はありませんか?コーヒーは食前ですね。デザートは食後に。」従業員はありさの顔と嶋田の顔を見て奥へ下がった。すぐにコーヒーが出て来た。そして、飯村牛と弓豚が出て来た。ありさが先に飯村牛を湯通し嶋田さんのタレの器に入れた。「どうぞ!お召し上がりくださいませ。」ありさが言うと「いただきます。」合掌し箸を持って嶋田さんは肉を食べ始めた。次の肉を鍋に入れてからありさも自分のタレの器に肉を入れて「いただきます。」合掌し箸を持って食べ始めた。「美味しい。」ありさは声が出た。嶋田さんは親指を立て「美味しい」のポーズをありさに見せた。そして、野菜ときしめんが来た。二人は飯村牛を食べて弓豚も味わった。ありさは野菜ときしめんを入れ煮込んだ。良い時期を見計らって器にきしめんと野菜をよそい、嶋田さんに渡した。「美味そうだ!」嶋田は声を出した。「ありさちゃん。膠芽腫はうちの病院で完治した人、結構いるから君も治ると信じて頑張れよ。」嶋田はありさの目をじっと見つめて微笑んだ。「わかりました。よろしくお願いします。」ありさは嶋田の目を笑顔でじっと見つめた。「嶋田さん。内科病棟の看護師で早川さちよって知ってますか?私の看護学校時代からの友達でフェアレディ240zに乗ってやっぱり旧車仲間なんですけど。さちよが嶋田先生は女性から人気のある人だと聞いてました。モテモテなんですか?何で私と付き合ってくれたんですか?病気持ちで先が長くないのに?同情でしょうか?」ありさは嶋田の目をじっと見つめた。「嫌、同情なんかじゃないよ。僕のタイプだったからオッケーしたんだ!それだけ。だから、僕も一緒に病気を克服してあげたい。だから、頑張れ!」嶋田はありさの顔を見て優しく微笑んだ。「嶋田先生がそばに居てくれれば百人力だよ。嬉しいです。」ありさは嶋田の顔を笑顔で見た。きしめんが食べ終わる頃を見計らってデザートが来た。すべて食べ終えて「ごちそうさまでした。」二人は合掌しスプーンを置いた。「会計は僕がするから。」嶋田は伝票を取って席を立った。ありさは払おうとしていたがお言葉に甘えて御馳走になった。「嶋田さん。御馳走様でした。」ありさは嶋田に頭を下げた。




