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13 黒猫さんとのパーティー

きちんと確認をしていない可能性があります、すいません。

「・・・リクト。こんにちは。」


と、木立エリアに向かう僕に挨拶してきたのは、黒猫フードを被ったキャット君だった。


「お、キャット君だ。やっほー。」

「・・・これから何処へ行くの?」

「レベルが11になったから、木立のエリアでにもレベリングに行こうと思ってさ。」


そう言うと、キャット君のネコミミがピョコッと動いた。・・・それってフードに付いてるネコミミだよね?その下には何があるの?何もないよね?


「・・・なら僕も行く。パーティーを組めば、獲得経験値にボーナスが付くから。」

「えっ、いいの?僕あんまり戦闘強くないよ?」

「・・・生産職なんてみんなそんなもの。」


キャット君からの誘いか。しかも初めてのパーティーだ。

僕は嬉しくなってキャット君の誘いに乗り、パーティーを組んだ訳なんだけど・・・。


「キャット君、レベル15なんだね・・・。」

「・・・神秘の森で頑張ってたからね。」


パーティーメニューで見たキャット君のレベルは15だった。

確か、少し前に会った時はレベル11だった筈だよね。こんなにみんなレベル上がる速度って早いんだなぁ。


「・・・スタートダッシュアイテムも併用したから、これ以上は上がらないけど。」

「え?何それ?」

「・・・まさか知らないなんてないよね?」


すいません、知りませんでした。って素直に言ったら、ゴミを見るような目でじっと見られた。

うぅ、だって知らなかったんだもん。


キャット君に言われる通り、メッセージボックスのタブの『運営からのお知らせ』って書いてあるウィンドウをクリックすると・・・おお、出た。

メールが7件入っていて、アイテムが送付されてるのは内3件。

内容は、FWOをプレイして頂きありがとうございます~みたいな内容で、送付されたアイテムはレベリングにはうってつけのアイテムだった。



EXPクリスタル 最高品質:100

使用すると、12時間の間獲得経験値が2倍になる。

(他の経験値上昇アイテムと併用可能。/効果時間12時間)


ドーピングポーション 最高品質:100

使用すると、1時間の間攻撃力、防御力が1.5倍になる。

(他のステータス上昇アイテムと併用可能。/効果時間1時間)



「・・・こんな便利アイテムあるなら教えてよ姉さん・・・。」


とガックリ頭を下げて呟いた。

これさえあれば、今頃僕もレベル20・・・は無理でも、15、6はいけたと思う。


「・・・?でもおかしい。経験値上昇アイテムを使ってないのに、何でリクトはもうレベル11になってる?」

「あれ?そう言われてみればおかしいな。」


そう言われてみればそうだ。

姉さんが確かレベル20って言ってた。そしてキャット君がレベル15。

僕は取って付けたようなレベリングであっという間にレベル11になった。一番多めに狩ってたのってアケロンだし。


「・・・もしかしたら、道具師はレベルアップに必要な経験値が少ないのかもしれない。」

「え?そんな事ってあるの?」

「・・・βテスターじゃないから分からないけど、例えば戦闘職の騎士や魔法職の魔導士はレベルアップに必要な経験値が他の人の2倍近く必要だったらしいから、逆に少ないジョブがいてもおかしくはない。」


それって、僕が今からでも戦闘を頑張ってこなせば、レベルがキャット君や姉さんを超える可能性もあるって事だよね?おお、それは頑張らないと!


「・・・でも、ステータスがワースト1位を誇る道具師だから、レベルが上がれば上がるほど不利になるかも知れないけど。」

「え、でもレベルが上がれば単純に強くなるんだしいいんじゃないの?」

「・・・敵が低レベル帯のうちは、レベル差なんて大したことないから力押しでなんとかなる。だけど、高レベル帯になると低いステータスは戦いにおいてもちろん不利になるし、プレイヤーレベルが高いせいで経験値もろくに入らなくなるから。」

「あっ、そういう事か・・・」


単純な話だ。低いレベルのうちは、装備品による補正やスキルのごり押し(僕は無いけどね!)で何とかなるけど、高いレベルになればなるほどレベルは上がりにくくなる。強い敵と戦うにはステータスが不足してる道具師においては、それがかなりの足枷となるだろうという事だ。


「・・・まあ、それは先の話だし。もしかしたら、レベルが上がるにつれて道具師が化けるかも知れないし。」

「うん・・・頑張ってみるよ。」


ええい、こうなったら木立エリアで頑張ってレベル上げして、姉さんに追いついてやる!




「はあ・・・て、敵が強い・・・」

「・・・慣れればいいよ、ここら辺の敵は攻撃力だけが高いから、うまく回避して攻撃を当てればいいだけだから。」


僕が1匹のミニトレント(切り株のモンスター)に苦戦してる間に、2匹目のバトルゴブリン(木の剣で武装したゴブリン)を短剣で倒すキャット君。


「・・・今までアケロンでレベルを上げてたんなら、このエリアの方が経験値の入りがいいはず。」

「分かってるよ!こうなりゃ、男の意地をみせてやる!」


少しくらいの痛みは気にしない!まとめてかかって来い!



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