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12 もっとレベリングしよう。

「あー陸人、ちょっといい?」


FWOをログアウトしてVRヘッドギアを外した僕の目の前に居たのは、楓姉さんだった。おかしいな、鍵かけてた筈なんだけど。


「僕の部屋には鍵がかかってた筈なんだけど・・・。」

「合鍵無かったから、ピッキングで開けたわ。」

「えっ!?」


ちょっと待って、姉さんってリアルジョブがシーフか何かなの?


「まあそんな事はどうでもいいとして。メール見た?」

「どうでもいい・・・?あ、うん見たよ。レベル20って早くない?」

「全然。むしろ遅いくらいよ?予定じゃもう30くらいになってた筈なんだけどね。レベルが上がるにつれて必要経験値が倍増するから遅くなっちゃうのよ。」


レベル30かぁ。僕なら徹夜し続けてもひと月はかかりそうだね。

さらっと聞き流したけど、必要経験値が倍増するのに普通に20レベルまで上げてる姉さんも凄いと思う。


「神秘の森のボスのフォレストレントって敵が強いのよね。防御力高すぎてこっちの攻撃が効かないし、魔法職の人のMPは持たないし。」

「それで、僕に補給係をやらせようって訳?」

「そうよ。ちなみに、今レベルはいくつなの?」

「うーん。レベル11だね。」


あれから頑張った結果、レベルは11まで成長していた。

レベルが10になった事で、新たなスキルを習得した。その名は――『採取効率Lv2』だった。・・・うん、つまりはそう言う事だよ?

レベル15になった時に、もし習得したスキルが『採取効率Lv3』とかだったら泣くかもしれない。


「レベル11ねぇ・・・。手前のエリアなら何とかなるけど、神秘の森はかなり厳しいわね。」

「そんなに強いの?神秘の森の敵って。」

「敵のレベルは少し上程度なんだけど、敵の数が多くて対処しきれないのよね。」


つまりは質より量という訳ね。もう少しレベルを上げる必要性があるみたいだね。


「あー、ちなみに攻略予定日は2日後だからね。それまでに準備とかは終わらせといてね。」

「分かったよ姉さん。」


それまでにやる事は大きく3つ。

食料と回復アイテムの合成、レベリング、装備の新調だ。






「よし、これであらかたアイテムの方は揃えたな。」


素材を採取して、作り上げたのは大量のノーマルポーションだ。

無理に効果の高いポーションを作ろうとしてもクールタイムが長くなって使いにくくなるので、ノーマルポーションにしておいた。数もそこそこ作れたから良しとしよう。

食料の方は、NPC商店で安く売られてた低品質のパンと野菜にアケロンの焼肉を挟んで簡単なサンドイッチにした。これも結構な数作ったから、足りなくなる事は無いだろう。



アケロンサンドイッチ 中品質:33

アケロンの焼肉と野菜を挟み込んだサンドイッチ。

空腹ゲージ-22%(再使用時間20分)



これでアイテムの方は解決したね。

後はレベリングだけど、これは後で頑張るしかないか。となると、次の問題は装備品だ。


「今の所持金は・・・げっ、全然ないや。」


予定変更。まずはお金を稼がないと。

という事で、レベリング優先になりました。ドロップする素材関連を売れば多少のお金になるしね。


「と言ってもなぁ・・・。」


また北部エリアでアケロンを狩りまくってたリクトだったが、手ごたえがほぼ無くなっていた。

まあそりゃ、数狩っても所詮は草原エリアでも最弱の部類に入るモンスターだし。経験値も少ないのは分かるけど、さっきから狩り続けてレベルが1も上がらないってどういう事なの・・・。


骨と肉は大量に手に入っているのだが、両方ともそのままじゃ売れない。

肉を焼いて焼肉か串焼きにすれば、NPC商店で安いが売れるんだけどね。骨はどうしようもない。使い道が分からない以上は、死蔵しておくしかないのが現状だ。


たまに採取をして足しにしようとも考えるが、こちらの方も殆どマトモな素材が採れない。

薬草や砥石などは有用で売る事も出来るんだけど、殆どが役に立たないアイテム(ゴミとも言う)しか採取できないのだ。


「と言っても、草原エリアは人口密集地帯だしなぁ。・・・いっその事、木立エリアの方まで行ってみるかな?」


と考えた。今の僕ならいけない事はないと思う。でもその前に、最低限やる事はあるけど。

思い立ったら即実行。リクトは準備をする為にとある店に向かった。





「所持金ギリギリかぁ。でも、何とか買えたぞ。」


リクトが向かったのは、NPC武器屋だった。そこで、新しい剣を買ったのだ。

その名は冒険者の剣。初心者用の武器としては中々優秀な能力を持ってたので買ったのだ。



冒険者の剣 中品質:52

見習い冒険者が持つ剣。これを持つ事が、初心者脱出の第一歩。

攻撃力+15(剣:物理属性攻撃/全ジョブが使用可能)


ちなみに、今まで使ってたルーキーソードはこんな感じだ。


ルーキーソード 中品質:47

冒険を始めたばかりの初心者が持つ剣。簡素な造り。

攻撃力+2(剣:物理属性攻撃/全ジョブが使用可能)


こうしてみると、凄い差があるなぁ。

よし、これで心置きなく新しいエリアに行けるね。・・・まだ防具の新調が終わってないけど、木立のエリアは敵の数が少なかったはずだから、囲まれないように戦えば大丈夫・・・だよね?




Lv11:リクト(CLASS:道具師)

HP 322/322

MP 85/85

攻撃:38

防御:22

素早さ:37

器用:55

魔力:18

運:10

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