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眼鏡の下は、美少女でした。  作者: みみまる.com
【第3章】同棲編

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4.お花見。


──────チュンチュン……


「うぅ……あれ……朝?」

とぼんやりと起き上がると横では颯斗がまだスヤスヤ眠っている。


ズキンッ

「……いたた……。」

腰の痛みに、まだ寝ぼけてたあたしは、だんだん昨日のことを思い出し1人赤面する。


「お風呂入らなきゃっ」


朝ごはんの準備をする前にシャワーを浴びる。お風呂の中であたしの体中にある赤い跡を見てまた赤くなるあたし……。

つけすぎだよ……もう…。なんて思いながらもあんなに愛が伝わってくる昨日の出来事を思い出して幸せな気分になる。


そしてお風呂から上がりいつも通りササッと朝ごはんとお弁当の準備を済ませ、颯斗を起こして一緒に朝ごはんを食べる。


「今日帰り早いから迎えいく、終わったら連絡して」

と眠そうに朝ごはんを食べながら言う颯斗。

あたしは嬉しくてやったぁと返事をして、その後ササッと準備をした颯斗は

「じゃ俺行くから気をつけてな?いってくる」

と言って今日もしっかりキスをして見送った。


あたしは今日もゆっくり朝ごはんを食べて制服に着替えると…………な、なにこれ。

スカートを短くすると見える赤い跡。首にも赤い跡……。

ううぅぅぅう……颯斗だ……。と思いながらスカートをいつもより少し長めに整え首は髪の毛を前に持ってきて隠した。



そしてあたしはソワソワしながら学校に到着した。



「はぁ……」

とソワソワしながら学校まで歩いてたらいつもより疲れて溜息をつきながら席に着いた。

「あれ〜?元気ないじゃんおはよ」

と前の席の一輝くんがニコニコしながら話しかけてきた。

「そんなことないよ!おはよ!」

とあたしもニコリと挨拶をする。するとあたしの席に頬杖をつきあたしの顔をジーと見ると

「唯って本当顔整ってんのな〜お人形みてぇ」

とニコニコ笑う。なんて言ったらいいかわからなくてえへへっと笑うあたし。


すると愛ちゃんが来た。

「唯おはよ〜、男の子と話してるの珍しい〜」

と近寄ってきた。

「あ、愛ちゃん!おはよ〜、この人は一輝くん。新学期の日に仲良くなったの〜」

と一輝くんを紹介する。

「唯の友達はみんな美形なのな、俺一輝よろしく〜」

と愛ちゃんにもニコニコしている一輝くん

「あたしは愛、好きに呼んで〜」

「じゃあ愛って呼ばせて〜」

と愛ちゃんとフレンドリーな一輝くんは、すぐ仲良くなったようだ。




そして、今年もまた遠足がやってくる。男女混合でグループを作ることになった。


隣の美鈴ちゃんがニコニコ話しかけてきた。

「唯は組む人いるの〜?」

「うん。あたしは愛ちゃんと組む予定かな?」

「あー、藤崎さんかぁ美人だよね〜!了解。じゃああたしは違う子と組んでくる〜」

と明るい美鈴ちゃんは友達が多いようだ。


すると一輝くんが前の席から振り向くと

「美鈴〜、組む男は決まってんの?俺と組もうよ〜」

「や〜だよ。やっぱクラスのまだ話したことないイケメンと組まなきゃ〜!誰と組もうか楽しみなんだからぁ!出会い大事!」

と美鈴ちゃんは相変わらずイケメン好きなようだ。


「じゃ!イケメンが埋まる前にいってきまぁ〜す!」

と美鈴ちゃんは元気に去っていった。



すると愛ちゃんがやって来て

「唯、今年も一緒に組もう」

「そのつもりだったよ」

と、あたしもニッコリ返事した。


「今年男の子どーしよっか?」

「今年はこのクラス知り合いいないのよね〜」

と愛ちゃんが悩ましい顔をしている。


「あ、そうだ。一輝くんと一緒組む?」

「いいわねぇ」

あたしが前にいる一輝くんに話しかけると

「まぢ?ありがてぇ〜。今年このクラス美鈴ぐらいしか知り合いいなかったんだよね〜しかもあいつひでぇしさ〜」

と項垂れる一輝くん。


「まぁまぁ、美鈴ちゃんらしいじゃん。とりあえずよろしくね〜あと1人は適当に余った人いれちゃう?」

あたしが言うと、愛ちゃんと一輝くんも賛成してくれて解散した。


そして担任がメンバーを確認していって

「渡辺が余ってるんだけど、足りてない望月たちの班いいかー?」

と言われて渡辺くんもあたしたちの班に入ることになった。


チラッと渡辺くんを見るけど相変わらず興味無さそうに頬杖をついて窓の外を見ている。


あたしはそんな渡辺くんの肩をツンツンとするとチラリと目線だけこちらに向ける。

「遠足同じ班だって。よろしくね?」

とあたしがふわりと微笑むと

「……ん」

そう言って視線を逸らされたけど、返事してくれたからよろしくってことかな?と自分で解釈した。




そして、放課後になる。

あたしは颯斗にメッセージを打つ。

『おわったよ』

『すぐ行く』

そしてスマホをバックに直して席を立つ。


「唯、帰ろう」

と愛ちゃんがあたしの席に来る。

「今日ね〜、颯斗が迎えに来てくれるの」

とニコニコするあたしに

「うらやましいわね〜!」

「一緒に乗っけてもらおうか?」

「悪いから遠慮しとくわ。」

「気にしなくていいのに〜」

と言うあたしにいいのいいの気にしないで〜と愛ちゃんは遠慮した。


愛ちゃんと校門まで歩いて愛ちゃんにまた明日ね〜とばいばいして、あたしは颯斗の車が来るのを久しぶりに桜の下で待つ。入学式の時みたいだな〜なんて思いながら桜を見上げる。


「唯!」

後ろを振り向くと颯斗と颯斗の車が停まっていた。

「颯斗!ただいま!お迎えありがとう〜!」

と颯斗に駆け寄る。すると助手席をあけてくれた颯斗にまたお礼をいって車に乗り込む。


「ふふふ、迎えきてくれるってすごく嬉しいね〜」

と上機嫌のあたしに学校早い日は毎回行くからと、とってもあたしの事を甘やかす颯斗。


「学校どうだった?」

「遠足のメンバー決まったよー、すっごい楽しみ!愛ちゃんとね〜、あと新学期に仲良くなった一輝くんて男の子と渡辺くん」

とあたしがニコニコ話する。

「またそいつ?」

と運転しながらチラッとあたしを見てくる颯斗。

「余ってて先生があたしのグループにいれたの。でも本当に悪い子じゃないと思うよ?たぶん」

「ふーん」

とあまり納得のいってない颯斗。



「あれ?家に帰らないの?」

家とは違う方向に行く車にあたしが颯斗に尋ねると

「ん」

と短く答えて、暫く走ると窓の外は、桜が綺麗に咲き乱れてる。そして颯斗が車を停めて

「少し歩くか」

とあたしの手を取り満開の桜の下を二人で歩く。

「綺麗〜!!」

とあたしが手を桜に向けて伸ばすと

「ふはっ…1年前からそれだな?俺の一目惚れした姿」

と思い出すように笑う颯斗。


「あの日から…桜が好きになったな」

と桜を見上げてポツリと言う颯斗。

「あたしは元々好きだよ〜!毎年何度見てもうっとりするぐらい綺麗なんだもん」

とあたしは目をキラキラして桜を見上げる。


「俺は、桜を見る度に唯を思い出す」

そう言うと颯斗が優しく抱きしめるとキスをしてきた。

「ひ、人がきちゃうよ」

と照れるあたしに

「見せてやればよくね?」

と全然周りには興味ない颯斗。

「もーう!しょうがないなぁ…」

とあたしも颯斗に背伸びしてキスをする。


その後も二人でブラブラしながら桜をいっぱい楽しんで帰宅した。懐かしい気持ちで胸がいっぱいになった。



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