第13話 邪神会議
その頃、邪神協会にて。
邪神協会とは、その名の通り、邪神をこの世に顕現させるための活動を行っている組織だ。
邪神を崇め奉り、邪神を信仰する、俗にいう宗教組織だ。
「邪神様に祈りを捧げましょう」
そう。ボスが言った。
「「「「邪神様に祈りを捧げましょう」」」」
幹部たちが次々にそう口にする。
そして皆で手を合わせながら祈りを口にする。
そして、祈りを終えた後。
「ウィレムがやられた」
そう、ボスが言う。
ボスを含めて皆怪しげなフードに身を包んでいる。
「あいつがやられるなんて相当ですね」
そう、幹部の一人ラミゲイが言う。
「奴は、弱くはないはず」
「いやいやいや」また幹部の一人、グリスが叫ぶ。
「あいつはオレたちの中じゃ一番弱ええ、そこに違いはねえだろ」
「確かに」ボスが言う。「あの人は本来裏方の人間。戦闘は得意ではないでしょう」
「なら」
「しかし、彼にはあなたには出来ないこともありました。そんな彼に対して、弱いと一言で言うのも少々問題かと」
「ああ、いいだろうが」
「グリス、落ち着きなさい」セレンディアがグリスをなだめる。
「すべては邪神様の計画通りに言っているんでしょう」
「ええ、これも計画の内です」
「本当かよ」グリスが叫ぶ。
「本当です」ボスが答えた。
「これは全て、邪神様の導きの元です」
それに対して首肯する人物が一人。
ラクダ―ド・イェルガだ。
「我々の計画は邪神様が見ている。我々が神から見捨てられることなどないのです」
そう言って祈里を捧げる。
それに対し、ボスがふっ、と笑う。
「彼の言う通り、万事上手く行きます。私たちに祝福あれ、邪神様に祝福あれ」
「「「「邪神様に祝福あれ」」」」




