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僕の罰は神様のお手伝い  作者: Gel
外の世界との接触

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20 白鳥城と大精霊達

20 白鳥城と大精霊達


転移して建設予定地に移動する。この街のど真ん中のエリア1600メートル四方(256ヘクタール)を特別区として切り取り、直径1500メートルの円を描く。その内側に、50メートル幅の道路を整備する。


『ソイルお願い』

土の大精霊ソイルを呼び出す。


「蒼様、初めまして。土の大精霊ソイルです。」


「初めましての挨拶をしてすぐにお願いをして申し訳ないんだけど、ガイヤの計画書通り、屋敷の直下に特別駅の設置、MESH TOWER駅までのトンネル、地盤強化、緑地帯の土の手入れをお願いできますか?」


「はい。もちろんです。あと、それに加えまして、緊急時のストーンウォールの設置も追加の計画書に書かれてあるかと。こちらです。」


「うわっ、本当だ。ありがとう。よろしくお願いします。」


「造作もないことでございます。」


ソイルが杖を振るとあっという間に生き物のように地面が動いていき全てのオーダーが完成。大精霊半端ない。


「すごいね。ジルベール見て。あっという間に完成しちゃったよ。」


「大精霊凄まじいな」


「じゃあ、次は僕の出番。建築資材を出してっと。『アーキテクト』『クラフト』」


大量の素材が必要な資材へと姿を変えていき、建物の建築とその内部の家具、内装の設置も一緒に行われていく。素材の足りないものは魔力が補っているんで、できるだけ素材を出した方が魔力を節約できる。


水の通り道の工事が完成したので、水の大精霊を呼ぶ。


『ミュラ、お願い』

水の大精霊ミュラを呼ぶ。


「はーい、蒼ちゃん久しぶり。」

にこやかなお姉さんミュラさんは、イリディングルの泉を気に入って引っ越してきてくれた大精霊で一番近くにいてくれる大精霊だ。


「お久しぶりです。この街の暮らしはどうですか?」


「最高よ。とても楽しいわ。これからもっといろんな生き物がこの地に集うのは楽しみね。ガイヤから聞いてるわ。池と水堀と結界を兼ねた水路の設置と精霊達の派遣よね。建物の中にも水路を引くと聞いて図面見るまではわからなかったけど、素晴らしいデザインだったわ。それから、ジルベールが協力してくれて水の浄化もできるって聞いてるわ。」


「そうなんだ。俺の眷属達は、浄化の権能を持ってるんで、生活用水の浄化はこちらで受け持つことにしたんだ。そうしたら、ミュラは防衛と浄水の供給に集中できるだろう。」


「そうなんだ。二人ともありがとう。」


「じゃあやってしまうわね。」


そう言って、空を見上げたミュラが魔法を放つ。すると、敷地内の水路に綺麗な住んだ水が満ちていく。光を反射してキラキラ輝く様は美しい。


「建物のどこの蛇口からも綺麗な水が出てくるわ。」


「ありがとう、ミュラ姉」


『フローラお願い』

植物の大精霊フローラを呼ぶ。


「蒼様、やっと呼んでくださいましたわね。ガイヤから書類が届いてから楽しみに待っていたんですのよ。」


「ありがとう。いつもありがとね。聞いてると思うけど、環状道路の外側を緑地帯にするので、そこの整備をお願い。遊歩道や東屋も作る予定だから、背の低い植物、特に花や果樹を中心にお願いね。それから、建物の外壁には蔦をお願い。」


「ええ、わかっています。蒼様好みに仕上げて見せますよ。みんなお願い」


フローラが声をかけると、いろんな種類の精霊達が飛んできてさまざまな表情を見せる美しい庭を形作っていく。ミュラ姉が作ってくれた小川や水路の周りにも水の精霊と中の良い植物の精霊が繋がっていって、美しい景観を作っていく。


「うわーすごい。あんな大きな木の精霊も喜んでるところを見るとソイルが掘り起こしてくれた土がホコホコなんだろうね。」


「私たちは植物の精霊達とは持ちつ持たれつの関係ですから。」


「それは私たちも同じ。」


「そうだね。あとは優秀なガードマンを配置しましょう。」


『動物の精霊トビシクお願い。』


「蒼様、お呼びいただき光栄です。ガイヤから聞いております。この城の警護を任せられる者を探されているとのこと。私の眷属のフェンリルのレイです。なんでもお任せください。」


「初めまして、レイ。これからよろしくね。いろいろ探ってもらったり、探し出してもらったり、守ってもらったり、きっとすごく迷惑をかけると思うけどいいかな?」


「誉にございます。精霊王様のおそばに侍る機会を得られるものなどそうはおりません。私の全てを賭けてお守りいたします。」


「精霊王?」


「え?お前気が付いてなかったの?結構前に精霊王の称号がついてるぞ。だからアヌアだって目覚めさせられたわけだし。」


「えーー?そうだったんだ。ここんとこ自分のステイタス見るの忘れてたよ。」


『ステイタスオープン』

名前:アオイ・アズール・セイント・ソーマ

年齢:10歳

髪色:黒

瞳色:黒

レベル632

称号:神の眷属・御使・ツインエンジェル・精霊王

性別:男

種別:スピリットヒューマン

HP:8000

MP:30000

筋力:8721

耐久力:5672

敏捷性:10021

知力:10231

幸運:20000

魔法属性:全属性


スキル:LV10

アーキテクト

クラフト

アイテムボックス

自動MP回復

並行思考

索敵

転移

テイム

浄化

浄霊

鍛治


なんか見てないうちに随分伸びてる。ハイヒューマンからスピリットヒューマンになってるし。肉体無くなっちゃうのかな?確かに精霊王の称号ついてる。どのタイミングなんだろう。まあいっか。


「あのね、蒼ちゃん、今までも異世界転生してきて、強い力を得た異世界人はたくさんいたの。でもね、最初は良くてもだんだん変わっていっちゃって。いつの間にか私たちも無条件に信用することがなくなっていったのよ。あなたの場合、イリディングルを作って、聖域を設定して、自由に精霊達が暮らせる場所を作りたいって言ってくれたじゃない。それも世界樹のそばに。今まではエルフ達のせいで一部の精霊達しか世界樹のそばに近づけなかったから。その上、神様が地上に顕現できる場所を作ってくれたおかげで、アロンのせいで数を減らされた私たちが数を増やせるようになった。要は私たちがあなたを気に入ったから精霊王にしちゃったのよ。」


「信用してくれるのは嬉しいけど、僕って精霊に助けられるばっかりで何もしてあげられてない気がするんだけど。まあそれでいいなら頑張るよ。」


「そのままでも十分よ。でも私たちのことをもっと頼ってくれていいのよ。」


「そうですよ、蒼様。我々もこの世界の改変のために力添えさせてください。」


「ミュラ姉、ソイルありがとう。僕は弱いから頼りにしてるよ」


建築も最後の塔の屋根のところまで来ていた。キランと光輝いて、建築は終了。


「じゃあみんな塔の上に移動して、防御体制の仕上げをしよう。」


みんなで塔の上に転移して、呼び出す。

『エオリカ・ポルカ・シャリル・ドーンお願い』


すると4柱の大精霊が現れた。


「みんな忙しいのにありがとう。お願いはガイヤから聞いてくれてる?」


「「「「はい」」」」


「じゃあ、エオリカは風の精霊が拾ってきた重要な話をこの箱にためて僕に知らせて。それから緊急時にはこのしろを嵐のカーテンで包んで守ってね。」


「ええ、わかったわ。」


「ポルカはこの街の4つの大門と、この城に攻撃するものを焼き尽くして。」


「はい、承知しました。また、不用物を燃やして土に返すお手伝いもさせていただきます。」


「そうだったね。ありがとう」


「シャリルは、夏の暑い時は街に冷風のカーテンを敷いてもらいたいのと、攻撃者を氷の魔法で凍り付かせてほしい。」


「はい、もちろんでございます。」


「ドーンは、この塔の先に精霊を配置し、天から落ちてくる雷を大地に落ちる前に受け止めること、それから空からの侵入者に雷の攻撃を与えて撃墜すること。これをお願いしていいかな?」


「はい、承知しました。」

「それから、これはもう少し研究が必要になるんだけど、新しい動力源の研究の際、ドーンの助けが必要になると思うんだ。その時はよろしくお願いします。」


「新しい動力ですか?」


「うん、前世で使っていた電気という力というか現象なんだけどこれを動力源に使っていたんだ。電気と雷は本質的に同じものなんだ。これが使えるようになると魔力を使わなくてもいろんなものが動かせるようになって、魔素の過剰消費を減らせるようになると思う。それをなんとしても成し遂げたいんだ」


「なんと、私たちの力が世界の動力源になると。蒼様私たちは協力を惜しません。忌み嫌われるばかりだった私の力が役に立つのならこんなに嬉しいことはありません。」


「うん。一緒に頑張ろうね」

感激しているドーンの手を取って落ち着かせる。


「それじゃあお願いします」


大精霊達の精霊魔法がこの城や街の中に溶けていく。


「神様から、12柱の大精霊と聞かされていたけど、10柱しか思い浮かばなかったのに、ジルベールのことがあって時の大精霊アリオンの事を知ったでしょ。それでもあと一柱がわからなかったんだけど、もしかして家精霊のこと?」


「最後の12柱目はその人にとっていろいろな答えがあります。でも蒼様にとっては家の精霊のアヌアが12柱目の大精霊のようです。あなたに目覚めさせてもらい、短い間に大きく力を増やしました。時の精霊はラビリンスの中にいて現在は出てこれないようですが、時がくれば現れるでしょう。」


「みんなの顔は今日はっきり見てわかったから、大教会のみんなの像とステンドグラスは今から作り替えるよ。一緒に行こう」

教会についた僕は『クラフト』を発動し、今代の大精霊の姿に最も近いように、地下神殿からピクトとレイラも呼んで時の精霊以外全ての像を作り変えた。みんなすごく喜んでくれて、自分の棲家へと帰っていった。


アヌアを教会に召喚して、家の大精霊に任命する。教会に召喚されてことに大きく驚いていたアヌアだったが、僕の12柱目の大精霊に選んだというと

泣き出してしまった。大精霊になることで、家精霊の断りから解放されより強い力を得ることになる。


「僕の生活の一番近いところにいる大精霊だから、一番大変な思いをさせるかもしれないけど、よろしく頼むよ。それに、眠りについたり消滅してしまった、家精霊を掘り起こさないと。これから一層よろしくね。」


「はい、我が主人。全てをかけてお仕えいたします。」


「じゃあ、みんなを呼んだげて。ガイヤをこの城の担当にして、みんなで中身を見て回ろう。」


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