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僕の罰は神様のお手伝い  作者: Gel
僕らの国を作ろう

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初めての銭湯・初めての社員寮

20 初めての銭湯・初めての社員寮


ジョセフィン様を離宮にお送りして、閉まりかけていた布団屋に駆け込んで、布団20組買ってきた。すべての部屋のベッドにセットして、レストランの扉を開けた。

美味しそうなカレーの匂いが漂っている。


「みんなお疲れ様。美味しそうな匂いがしてるけど、出来はどんな感じ?」


「坊ちゃん、いや、かなり上手くできて。みんなでうまいなって味見をしてたとこだよ。」

アンドレさんが自信満々でいう。視線をエレンの方に向けると苦笑しながら頷いているので一応合格なんだろう。


「じゃあさ、うちの家族も連れてくるから、一緒に食べない?」


「ぜひ、そうしましょう」


「じゃあ、よんでくるよ。」


聖域の城で後片付けをしていてくれた、ベロニカと、グレンとキリルにお礼を言って。一緒にレストランに戻ってきた。


「キリル、これから食べるのはカレーっていう料理で僕たちの国の名物料理なんだ。食べてみて。」


「うん。なんかいい匂いがする。」


「アンドレさん、キリルのはそのままだと辛いから、僕の方で調整するよ。一人分のルーをもらえる?」


そう言って小鍋に分けてもらう。そのカレーに、リンゴをするおろしたものと、蜂蜜を加える。味見をすると、マイルドに変わっていた。


これでよし。今日はパンでカレーを食べるつもりらしい。だから、炊いてアイテムボックスに入れてあった米を出す。


「これも、カレーに合うから試してみて」


みんなも自由に取れるように置いておく。キリルのお皿には、ご飯を少しと、味を調整したカレーをかけて、パンを添える。


僕らの分はアンドレさんたちがよそってくれていた。


「皆さん、改めまして蒼です。研修頑張ってね。それで美味しいものをたくさんの人に届けましょう。別々のところで働くことになっても、ずっと仲間だから、新しい仲間をどんどん増やしていってね。それじゃいただきます。」


わいわい言いながらみんなで食べる食事はすごく楽しい。

アンドレさんが隣に来てキリルのために作ったカレーの鍋についてるソースをぺろっと舐めて


「坊ちゃん、これも辛味をおさえてあるけどうまいですね。林檎と蜂蜜を入れるんですね。」


「そうだね。今回はあるものでやってみたけど、はちみつがなければあるもので試してみればいいと思う。辛さを控えるだけなら、スパイスの量を減らすのが一番能率がいいしね。色々研究してみて。完璧とかはないから、明日のカレーはもっと美味しいってそんな気持ちでやってみてよ」


「そうですね。本当に坊ちゃんはいいこと言いますね」


「食中毒の危険性があるから、鍋をそのまま出しっぱなしにして、次の日食べないように。必ず粗熱取って冷蔵庫で保管してね。これは絶対守るように。」


分かりました(`・ω・´)ゞ敬礼っと言ってアンドレさんはみんなな所に向かう。


「キリル辛くない?美味しい?」


「うん、美味しい。蒼ありがとう」


口の周りにいっぱいつけてがっつくキリルを見て、弟がいたらこんな感じなのかなって思いながら、口の周りを拭ってやる。


「グレンもベロニカも本当にお疲れ様。連日身分の高い方の相手で疲れたでしょう?」


二人は視線を交わして少し笑いながら返事してくれた


「最初はそれは緊張しましたが、皆さんあっという間に眠ってしまうので、怖いと思う暇なんかなかったですよ」


「そうそう。安心した」


「それはよかった。そうそう、さっき隣に銭湯ができたから大きなお風呂にみんなで入りたかったら入ってもいいよ。ちょと豪華なお風呂にしたからさ」


「え?豪華なお風呂ってなによ?」


「いやさ、内側に銅を貼ったんだよ。抗菌・殺菌効果がすごく高いからさ。」


「すごい。絶対入る。」


「でもボイラーはできたの?」


「もちろんできてるよ。取り付けはやってくれる?」


「いいよ。今行こうか。食べ終わったからさ。」


「じゃあ取りに来て。」


二人で、隣のエレンの家兼工房に向かう。意外に綺麗に片付けられていてスッキリしている。


子供の体の大きさぐらいのボイラーが置いてあった。


「OK,収納に入れたから早速行こう」


銭湯の裏側の扉を開けたところにボイラーの設置場所があった。そこにおくと、浄水管とボイラーを繋ぎ、浴槽につながっている管をボイラーのもう片方の管に繋ぐ。埋められている魔石に魔力を充填して、起動ボタンを押す。すると10秒ほどでお湯を浴槽に吐き出し始めた。


僕らは表から浴槽に回ってお湯の温度を確認する。


「一応お風呂の温度を想定して、ボイラーの湯の温度は60度に設定してる。それで、浴槽に奪われる温度を確認して、水を混ぜて温度を調整してっと。41度ぐらいにしておくよ。」

そう言いながら、浴槽脇の蛇口から同時に水も出す。


「内側に銅貼るんだったら、それほど熱が奪われるって考えなくてもよかったわね。」


「確かに。」

返事を返すと、エレンがおもむろに話し始めた。


「ねえ、日本にいる時お風呂に入ることは、ボタンを押して自動でお湯が溜まって、たいしてやることなかったよね。浴槽作ったり、ボイラー作ったり、なんか途方もないよね。」


「そうだね。この世界を快適で便利な世界にするって決めてるから頑張れるけど、そうじゃなかったら心折れてるよね。」


「蒼もそうなんだ。」


「そうだよ、でもさ、こうも思うんだ。途方もないことができるってことも素敵なことだなって。めんどくさくても大変でもやり遂げるって尊いよね。」


「ふふ。せっかく作ってもらったお風呂楽しまないと。あっちを女湯にするからのぞいちゃダメよ。」


「覗かないけど、後から来る人のために入り口にちゃんと書いといてね。」


僕がみんなを呼びに行って寮の使い方を説明して、お風呂・トイレ・キッチン・館内の掃除当番を決めさせた。それから銭湯へ。みんな絶叫してる。

もう、うるさい。僕とジルベールも男湯でゆっくりしたよ。湯船に入る前に体を洗ってって何回も言いながら。張り紙貼ったほうがいいかも。キリルは女湯にグレンと入っていったよ。いや、特にコメントはないよ。


僕たちは豆の木の家に戻ってきた。お腹いっぱいで、お風呂に長く入って、もう体は寝る体制に入ってる。


「おやすみ」























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