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僕の罰は神様のお手伝い  作者: Gel
アンダルシア王国連邦成立

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ミノラ王国にて

4ミノラ王国にて


セリーヌたちがアンダルシア城に入場して1日後、蒼によって傀儡の魔法をかけられた、騎士のダンデル卿は、ミノラ王国の王城に戻ってきていた。王太子であるカイデルの部屋を訪れたダンデル卿は、カイデルの前で跪き王太子の言葉を待つ。


「それでどうだ。当然うまくいったのだろうな」


ワクワクした顔でそうダンデルに尋ねるカイデル王太子に対して、無表情なダンデルはこう答えた。


「ミラノ王国王太子による、アレジ王国セリーヌ王太子妃暗殺及び、アレジ王国への陰謀はすでに露見した。今までの行動を反省し心を入れ替えるなら、穏便な対応を取るが、また性懲りも無く、悪事を図ればその時はお前の命運尽きる時だと知れ。情けをかけるのは一度きりだ。とアズール様がおっしゃっております。」


カイデル王太子はダンデルの言っている意味がわからず、聞き返す。


「ダンデル、まさか失敗したのではあるまいな。それにアズールとはだれだ。」

カイデルは取り乱し声を荒げる。


「アズール様は御使様です。セリーヌ様はすでにアンダルシア城にお入りになられたはず」

とさも当然のことのように落ち着いて話すタンデル。


「お、お、お前は何を言っているのかわかっているのか?誰かこの男を捕まえ地下牢に繋げ。そして近衛の隊長を呼べ。」


動揺を隠しきれず大声で叫び出すカイデル。驚き近衛隊長を呼びに走る従者。その様子を見て、笑顔を深くするダンデル。


「ああ、やはり。アズール様はこうもおっしゃりました。

『もし、カイデルが自らの過ちを認めず、私を牢に繋いだり、作戦の続行を指示されたら王太子の手首にこれをはめろと』」


そういうとカイデルが振り向く前に背中から腕を掴んで腕輪をはめる。すると一瞬で消えてしまう。


「送還完了」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「カシース様、王大后ラシーヌ様から首飾りが届きました。」


「どれ、見せてみなさい。あらまあ素敵。ラシーヌ様も次期国王の母である私には敵わないと思ったのかしら。いい心がけだわ。鏡を持ってきてちょうだい。ちょっと後ろの留め金をつけて頂戴。」


「はい。もちろんでございます。」


侍女がカシース側妃の首にネックレスをつけると、突然姿を消した。


「カシース様、誰か、カシース様がいなくなってしまいました。王様と宰相にお知らせして。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「王様、大変でございます。カシース様と、カイデル様が城から忽然と姿を消したとのことでございます。」


「はあ、何を馬鹿なことを。どこかにおるであろう。みんなで探せば良い。」

何を馬鹿なことをと、呆れた顔で侍従を下がらせようとするが、


「それが、みんなの見ている前で一瞬で消えたとのことでございます。」

と侍従が諦めずに進言するので


「転移の魔道具でも使ったということか?宝物庫を見にいくぞ」

護衛を連れて宝物庫へと国王が歩いていく。

城の階段を下っていき、いくつかの秘密扉を抜けたところで、宝物庫の入り口に到達する。そのまま護衛を扉の前に立たせたまま国王はは中に入っていくと、お目当ての転移の魔道具はそこに置いてあった。


「あるではないか。ではこれではない別の転移の魔道具があるのか?」

と独言ると後ろから声が聞こえた。


「はい、左様でございます。様々な形のものがございます。陛下。」


そういうとダンデルは国王ガストンの右腕に腕輪を嵌めた。


その瞬間に国王は姿を消した。


この章は短いので複数投稿しますね。

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