表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2242/2348

68「マニオンの試練ですか?」①





 スカイ王国の防衛は信頼する仲間たちに任せることにした。

 ウォーカー伯爵家は準魔王ジェーンと魔王ロボが守ってくれている。子竜三姉妹もシャルロッテたちを守ると鼻息荒くしてくれている。

 王宮には準魔王ゾーイたちが、クライドと連携するために向かった。宮廷魔法使い、魔法軍と連携し、王都を守ることになっている。

 女神エヴァンジェリンの神殿では、エヴァンジェリンとモンド、聖女霧島薫子が先頭にたち王都の守護を王宮と共に、何よりも王都に住まう人々のために戦うことを決めている。

 準魔王カルミナ・イーラと魔王遠藤友也の弟子であるアマリア・ショーンは、最悪の事態に備え、いざという時には民を転移によって逃すことになっている。

 友也もその場合は合流し、多くの人を各領地に逃がすのだ。


 戦いの準備は完全ではないが、整った。

 正直、行き当たりばったりの面も多々あるが、これは相手が神である以上仕方がない。

 

 できることならサムたちが使徒を倒す。

 それさえできればいいのだ。






「――ついに戦いが始まるんですね」


 マニオン・ラインバッハは、スカイ王国の城下町を歩いていた。


「神は四人。元勇者、元聖女といった傑物たち。いくら兄さんが強くても、弱体かしているとはいえ神は神。荷が重いかな」


 神々に対しての詳細は知らないが、マニオンはこの世界に降り立った神々の力を感じ取り、サムよりも上だと理解した。

 ただ、サムの力は常に抑えられていることを知っている。

 意識しているのか、無意識にやっているのか不明だが、必要のないときはこれでもかと力を抑え、必要な時に爆発するような力を露わにする。

 それがサミュエル・シャイトだ。

 実際、戦ってみて、彼の癖はわかった。

 あくまでもマニオンが感じ取った限りではあるが、サムと神々の差はそこまでない。

 何をしても覆すことのできぬ実力差がある――わけではない。

 マニオンは、その実力差に勝機があると考えていた。


 ――同時に疑問もある。


「……なぜたった四人なんだろうか?」


 神々がこの世界の楔を確実に破壊しようというのなら、倍の数で来るべきだった。

 サム、ウル、レプシー、カリアン、綾音、友也、他にも何名か規格外な存在がいる。

 彼らを絶対的に潰すのであれば、それ以上の数を、せめて同等の数を用意すべきだったと思わずにはいられない。


「……神々も一枚岩ではないと聞きますが、戦神のリアクションに対し他の神が動くこともある。ヴァルレイン様でも知らない神は多く、今後の展開が読めない。ゆえに、ヴァルレイン様はこの世界を自らが支配し、守ろうとしている」


 もちろん、愛される神になりたいという欲望があるが、民を傷つける気はない。

 世界の意思がヴァルレインを受け入れるのであれば、この世界を命をかけて守ろうとさえするだろう。


 マニオンは、愛情と戦いの女神ヴァルレインのように強く、厳しく、優しい神は他に知らない。

 彼女のためなら、再び得た命さえ惜しくない。


「考え事をしてしまうのは僕の悪い癖、か。兄さんたちのように目の前のことに集中しないといけないな」


 気づけば、王宮が目と鼻の先にあった。

 敵対するつもりはなくとも、ここにいる資格はないマニオンは引き返そうとして、背後から声をかけられた。





「――そなたから良きビンビンを感じるのである」

「――――ひっ」





 マニオンの背後にクライド・アイル・スカイがいた。






 シリアス先輩「なんでだぁあああああああああああああああ!?」


 ブシロードコミックス様より「異世界から帰還したら地球もかなりファンタジーでした。あと、負けヒロインどもこっち見んな。」最新2巻が発売いたしました!!


 コミックグロウル様にてコミカライズ最新話12―2が公開となりました!

 それに伴い、11―2が無料公開となりました!


 応援いただけますと幸いです!

 ぜひお読みください、何卒よろしくお願いいたします!!

挿絵(By みてみん)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
正直ギュンターよりも怖いよね…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ