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13/19

#13~丸木戸紗土香の正体

今回、超重要回!

最初の方にやるにはあまりに核心に触れた話だからこの辺りで・・・。

って言っても全部後付けながら、何となく辻褄は合っていたりするから面白い。

紗土香の元に再び四拝が訪れに来た日、

二人はそれぞれにファンタジー世界の存在であるはずの

サキュバスとダークエルフを仲間にしていた。


四拝

「全く、超常的な存在にことごとく縁があるのだな、私達は。」


紗土香

「あら、どういった意味かしら?

 この子達以外に超常的な存在なんていたかしら?」


四拝

「またお前はそうやって、しらばっくれ・・・」


そこへ、紗土香を慕うドSギャルの板目 つけるがやって来た。


板目

「紗土香様~、遊びに来たよんv

 って、あ、四拝、また来たんだ?」


四拝

「もう私の国は支配管理が完了しているからな。

 まだ経過途中のこちらに来た方が、色々と楽しめる。」


板目

「ふ~ん、アタシはあんまりアンタに会いたくないけど。

 って言うか、その二人、何!?

 映画とかで見るような、あく・・・ま?

 それと・・・エルフ的な、何か?」


紗土香

「サキュバスとダークエルフですわ。

 板目さんもこういった存在を知らないわけではないでしょう?」


板目

「あ~、まぁ、確かに超常的な存在、って意味では・・・。

 いやそれにしても、ファンタジーRPGとかの住人が、

 自分の目の前に居ると思うと何だか興奮するね~!」


四拝

「それにしてもこの部屋、メス臭いな。

 こうも攻撃型の女ばかりが集うと蒸すものか。」


板目

「え、アンタが臭いだけじゃないの~?

 その無駄にデカい乳の間に溜まった水、腐ってるんじゃない?」


リリス

「フフ。そういうのも、男を惑わす素敵な香料よ。」


ディアドロ

「ところで、さっきから超常世界の存在に慣れているだとか、

 他にそういった存在が居たのか?

 オークやスライム、魔法使い等か?」


四拝

「あー、どうするかな。

 丸木戸、お前自分で自己紹介したらどうだ?」


紗土香

「まぁ、ここに居るのは仲間だけですものね。

 四拝さんをどう扱うかは置いておいて(笑)

 では、まず私の正体を明かしましょうか。

 私は、地球外知的生命体、簡単に言えば宇宙人ですわ。」


ディアドロ

「なるほど、通りでアンタからは人間の匂いがしなかったのか。

 でも、そこの金髪はちょっと人間臭いんだよなぁ。」


板目

「あー、それ言っちゃう?

 アタシはね・・・強化人間だよ。

 遺伝子操作やらハイブリッド、優生学に基づくデザイナーズベイビー?

 ってやつとかを重ねて出来た、簡単に言えば超人、みたいな。」


紗土香

「ですから、板目さんはあまりに強過ぎる力を制御する為に、

 時に非常に暴力的に振る舞う必要があるのですよね。」


板目

「やー、でもさ。ここにいる中で人間ベースってアタシだけじゃん。

 ヤだなぁ~、だって人間って弱いじゃん。

 四拝なんて中身AIだしさ。」


リリス

「そうなの?感情の起伏が無いと思っていたら・・・

 そういう事だったのね。」


ディアドロ

「そうか、だから私の人間センサーが働かなかったのか。

 それならば納得だ。金髪は半分人間だから、アウトだな。」


板目

「何がアウトよ!

 コッチだって好きで人間半分入ってるんじゃないっつーの!」


四拝

「まぁ、それにしてもだ。

 やはり人間を管理するのは人間では無いと言う事だ。

 我々人外の存在でなければ、人間の適正管理は務まらん。」


紗土香

「まぁ、私は人類愛ゆえの管理ですけれどね。

 四拝さんとは哲学からして違いますわ。」


リリス

「アタシはまぁ、安定してエサが貰えたらそれで良いけどね。

 あとは美味しい食料を作る為に、

 その遺伝子操作?とやらも何だか楽しそうに思えるわ。」


ディアドロ

「私はひとえに復讐の為だ。

 こんな野蛮な種族、放置していてはダメだ。」


四拝

「まぁ私はただ、計算の結果に従うだけだ。

 そこに熱意や理想、感情は必要無い。」


板目

「まーアタシは?一番中途半端な存在だけど、

 とりあえずたまに暴力振るって、スカッと出来たらそれで良いや。」


四拝

「それにしても丸木戸。何故ここまで計画の進捗が遅れている?

 お前なら本気を出さないまでも、もうかなりの所まで

 行っていてもおかしくないと思ったのだが。」


紗土香

「あら、こういった事はエレガントに優美に、

 ゆっくりジックリ進めるのが美学、と先日申しましたが、

 ・・・正直、邪魔が入っているのですわ。」


四拝

「邪魔・・・まさか、『革命者』か?」


紗土香は暫く黙る。

そして、静かに口を開く。


紗土香

「・・・そうとしか考えられませんわ。

 四拝さんが仰るように、通常であれば

 もうかなり計画が進んでいてもおかしくないはず。

 それがこのような進捗率のままで止まるという事は、

 既に革命者が目覚めていると考えるのが妥当・・。」


四拝

「だから言ったのだぞ、本当にもし革命者が目覚めていれば、

 お前だけでは手に負えん。

 仕方ない、私も手を貸そう。もちろん、ディアドロもだ。」


ディアドロ

「え、人間にいっぱい復讐出来るの?わぁい、嬉しい!」


板目

「そう言えば紗土香様、前から言ってるその『革命者』って、

 一体どんなヤツなんですか?何でドMにならないの?」


紗土香

「革命者。それは必然的に生まれる存在。

 どんな物事も、必ず一方向にばかりは進まない。

 必ず反力というものが存在し、そのバランスの中で

 少しずつ目的のベクトルへと物事を進める。

 そうした自然の摂理の中で、今回のような大きな計画に対し

 決して屈しない反対抗勢力のリーダーが現れる。

 彼らには一切のドM化も効かないどころか、

 一度ドM化した人々の目も覚まさせてしまい、

 再び世界を元の世界へと戻そうとする、

 そういった存在ですわ。」


板目

「ウウェエェ~、厄介過ぎ~。

 そんなのが必ず生まれるなら、計画が上手く行かないじゃん。」


紗土香

「だからこそ、慎重に進めるのです。

 四拝さんの国は四拝さんの計算が上手く行ったようですが、

 普通はこうした革命者が生まれるタイミングが手遅れな時期になるよう、

 意識的にゆっくりジックリと計画を進めるのです。

 だけど今回はあまりに早期に革命者が現れてしまった、

 ような気がするのです。このような進捗状況では。」


板目

「じゃあさ、もっと仲間増やして、その革命者見つけて、

 アタシら皆で拷問しなくちゃだよね?」


四拝

「仲間なんて、闇雲にただ増やせば言いわけでは無いぞ。

 大事なのは質と適正数だ。

 私達の場合、支配者側に人数はいらぬ。

 せいぜい10人がMAX、それでも多いくらいだ。」


板目

「それでも今の倍かぁ~、部屋がもっとメス臭くなるね?」


ディアドロ

「何で女前提なんだ。まぁ・・・男は碌でも無いからな。

 女が良いかもな。」


紗土香

「勘違いして欲しくないのは、この計画はあくまで『全人類』

 ドM化計画です。ですから、対象は全人類です、当然女も。

 ただ、管理に反抗するのは圧倒的に男が多い。

 ですから、お仕置きや矯正、時に不安因子の排除は、

 オスが多い、という事ですわ。」


ディアドロ

「あぁ、そうだな。私の家族や友人を殺したヤツも男だった。

 アイツは私の大切な人達を、玩具のように殺した。

 やはり、男は特に許せない。」


四拝

「まぁ、統計データ的にも凶悪犯は男に多いし、

 管理の手間を考えても優先すべきだな。

 ただし丸木戸の言う通り、計画は全人類が対象だ。

 その事だけ覚えておけばよい。」


こうして、5人の支配者グループは互いの目標や正体についてを明かした。

今後も5人の仲間になる支配者は現れるのだろうか。

そして革命者の存在とは一体、どこに居て何をして、

そしてこの計画の結末はどうなってしまうのか。


多くの謎を残したまま、時代は少しずつ進む。

その先にあるのは、理想郷か、それとも破滅か━━。


その頃とある町では、革命者が人々をドM化から解いていた。

一度ドM化を解かれた人々は、更に周囲のドM化を疑問視し始める。

こうして社会は、必ずしもドM化一辺倒とは言えない状況だった。

果たして紗土香達の計画は革命者の世直しよりも早く、

人々を管理の道へと歩ませる事が出来るのだろうか。

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