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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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762:全員集合

ハルの独占期間終了。

「あの、なんですか、この家……」

「? 何って普通の家だけど?」

「私たちが住んでいいんですか?」

「住んでくれないと色々揃えた意味が無くなっちゃうからねー」


 どうやら今日香ちゃんの想像以上のモノだったらしい。まあ二階建ての戸建て庭付きだとそうも思うか。タダであげると言われたら四畳半でも文句は言えないんだし。


「でも、私たち、何も返せなくて……」

「うーん、私はひとみんとの時間が過ごせたからおっけーだよー」

「私は……そうねこれから二人が頑張って勉強して困ってる人を助けてくれると嬉しいわ。あ、悟さんもね」

「僕もですか!?」

「そりゃあ、こんな家に女の人だけで住まわせるのは物騒でしょう?」

「あの、僕、これでも学生なんで色々と忙しくなるって言うか、バイトでやってた事だし……」


 バイトでやってたってきっかけはあんたがコンビニ弁当廃棄分をこの子たちにあげたからでしょ。だから信用して任せたんだからね。あと、今日香ちゃんの為かな?


「お兄ちゃんも一緒に住むの? わぁい!」


 明日香ちゃんが素直に飛び跳ねて喜んでいる。真那さんも喜んでいる……のかどうかはわからんが笑ってるし、何より今日香ちゃんが今日一番のハニカミを見せたからごちそうさまでした。


「じゃあ荷物を中に運び入れましょう」


 と言っても大した荷物も無いのですぐだ。悟さんは「自分の荷物を持ってくる」とアパートに帰って行った。退去は一ヶ月前に言わないといけない契約なのだが、ハルが余分に三ヶ月分の家賃を相手に払って順次荷物を運び出すという事にした。相手もまあその間にクリーニングやらなんやらを済ませれば良いわけで損はしていない。次の人入ると良いね。


 悟さんの部屋は……二階で今日香ちゃんの隣である。明日香ちゃんは「お姉ちゃんと同じ部屋が良い」と言ってたんだけど、「そろそろ個室欲しいでしょ、ね?」という肩の肉に指がめり込んでんじゃないかと思われんばかりの迫力で今日香ちゃんが迫ったので赤べこの様に首を縦に振っていた。まあ場所は今日香ちゃんの部屋の前だけど。


 真那さんは一階に。階段登るのが嫌だからって言ってたけど実際は家を抜け出して「主」を探しに行くのだろう。


 その夜はみんなで鍋を囲んだ。夏も近いのに鍋かよって思うかもしれませんが、鍋は色々と勝手が良いからね。余ったら別の日に使ってもらおう。


 次の日、私はアパートの持ち主に全員退去完了した事を告げて、アパートを返済金のかたにいただく事になった。持って帰ったら支店長が大喜びしてて「他のも頼む」ってまたお墨付きを貰った。うーん、これ、ずっと私だけで処理すんの? 結構あるんだけど。それはそうと回収してきたアパートは競売に。上物あると売れないので解体は引渡し時にやるって特約つけたら売れた。買ったのは丸角不動産だね。


「霜月さんが責任もってやってくださるなら問題ないと」


 三井さんがそう言ってたんだが確かにハルの友人なら安心なんだろう。じゃあアパートに解体に行きますかね!


 現場にはハルと葵さん、楓ちゃん、澪ちゃんが居た。


「お姉様! お会いしたかったですわ!」

「一週間も離れてなかったでしょ」

「一週間、ストー……お姉様の姿を見れなかったのですわ」


 ああ、ストーキングされてないと思ったらそういう事か。ハルと何やら契約でも結んだらしい。いや、協定か?

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― 新着の感想 ―
[一言] >じゃあアパートに解体に行きますかね! >現場にはハルと葵さん、楓ちゃん、澪ちゃんが居た。  このメンツだけで、重機要らずの即日解体が可能な件について……(遠い目)  なお、ひとみん単体で…
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