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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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726:お兄ちゃん、大好き

お兄ちゃん登場。血は繋がってません。

 債権回収って名目があるとインフルエンザとかに無理にならなくて済むから便利だよね! いや、他意は無いよ?


「こんにちは」

「はい、どなたで……あ、ひとみさん?」

「お邪魔しますね」

「えっ、ちょっと!」


 今日香ちゃんに構わずズカズカ家に入る。うん、あまり物が無いせいか片付いてはいる。


「よっこいせ」


 持ってきた手提げ袋から食材を取り出す。


「あの、ひとみさん、一体……」

「うん。美味しいご飯を食べさせてあげるから待っててね」

「えっ?」


 明日香ちゃんはびっくりしていた。そこに今起きて来たのか明日香ちゃんが出て来た。


「お姉ちゃん、誰か……あっ、昨日のご飯食べさせてくれたお姉ちゃんだ!」

「そうだよ。ひとみお姉さんだよ。今からご飯作ったげるからね」

「え? ほんと? わーい、今日もごはんがあるんだ!」


 今日もって事は一日一回も食べれてなかった事もあったって事だよね? これは相当に根深い。


「昨日は胃が受け付けないと思って優しめのご飯を作ってもらったけど、今日はお肉買ってきたからね」

「お肉!? ホント!?」

「こ、こら、明日香。あの、ひとみさん、良いんですか?」

「何が?」

「私たち、家賃を滞納してるのに、こんな事して貰って」


 話してて今日香ちゃんの顔が沈んでいく。


「今日香ちゃん!」

「は、はい!」

「あのね、今家賃が払えてないのは今日香ちゃんが悪い訳じゃない。子どもはまだまだ甘えなきゃいけない時期だもん。家賃はお姉ちゃんが何とかしてあげるから!」

「ひとみさん……」


 うるうると目に涙をためている。そうだよ。これくらいの歳の子に生活の心配とかさせちゃいけないんだよ!


「ほら、出来たよ。ご飯と肉じゃが、あとサラダだよ」


 バランスよく栄養を摂るのが大事。なのでサラダは欠かせない。好き嫌いとかは言わせない。


「いただきます!」


 って思ったけど好き嫌いとかなさそう。それどころじゃなかったんだね。たーんとお食べ。


「おいしー!」

「本当……昨日のご飯よりも美味しい」


 お二人からおほめに与った。さて、ご飯を食べさせるのは良いけどその他の諸々だよね。特に家賃。どうするかな? 一番は稼げるバイトを紹介してあげる事……そうだ。源造さんのところに放り込むかな。


 ドンドンドンドン!


 ん? ドアが乱暴に叩かれてる?


「今日香ちゃん、明日香ちゃん! 大丈夫!?」


 男の人の声。うえっ、苦手なんだけど……


「あ、お兄ちゃんだ!」

「えっ、お兄ちゃんってコンビニの?」

「はい、もうコンビニのお弁当はないはずなんですけど……ちょっと出て来ますね」


 今日香ちゃんがドアを開けるとメガネを掛けたヒョロい男性?が今日香ちゃんを抱き締めていた。


「あああ、無事で良かった……」

「あ、あ、あの、お兄さん?!」

「どこも悪くなってないかい? ん? なんかいい匂いがするね?」

「あ、はい、食事中だったもので……」

「食事中? あ、お母さんが帰って来たとか?」

「いえ、そうではないんですが……」


 これは埒が明かないな。私自らが出る!


「あの、そこの人もちょうどご飯なんで食べて行かれますか?」

「えっ、美人!? 誰、この人!?」


 私の事を美人と称してくれるのは嬉しいんだけど……今日香ちゃんの目が怖かった。


「えー、話すと長くなりますので中でゆっくりお話ししませんか?」

「そうだよ、肉じゃが美味しいんだよ!」


 明日香ちゃんも出て来た。

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