表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
492/1275

487:輝けキャメロットの星

ラモラックさん、キャメロットを去ってますけど細けえ事はいいんだよ!

 馬上での激突。えーと馬なんか使っていいのかと思ったら双方が納得してるから良いそうだ。ガバガバだねえ。


「そりゃ馬上の方が強いって奴も居るからなあ。昔居たテムジンだったか。奴は強かったな。相撲も強かったが馬に乗せたら誰も勝てんかった」


 そのテムジンさんは馬に乗ったのは初戦だけで後は馬を禁止されてそれでも優勝したんだそうな。とんでもねえ。


「では、参る!」

「ふんっ、くたばれ!」


 お互いの雄叫びを上げて距離を詰めていく。交差。ラモラックの肩当てが壊れた。


「どうだ、見たか!」

「あれー、手応えはあったんだけどねえ」


 バキン、と翼鳥単于の背中にさしてあった弓が破壊された。


「なんだと!?」

「さて、次は本体でも狙おうか」


 どうやらラモラックは狙ってやったらしい。肩当てを壊させといて相手の遠距離武器を封じる。したたかだね。


「なら一思いにその首はねてやろう!」


 腰から手に持ってるのとは別の剣を抜いて両手を掲げて突進してくる。その様子、さながら翼を広げた鳥の如く。ここから名前が来たのかも。


「いいねえ。それじゃちょいと痛いけどガマンしろよ」


 そう言うとラモラックは馬上槍を取り出してそのまま突っ込んでいく。


「うおおおおおぉ!」

「てりゃぁぁぁぁ!」


 再びの交差。次の瞬間、ラモラックの身体がぐらりと揺れた。あ、これは決まったかな?


「っと危ねぇ。威力殺し損ねたのが来たか」


 そしてドサッと音がして馬上から落ちたのは翼鳥単于だった。ランスチャージが突きの分なのか早く到達したのだろう。


「勝者、ラモラック!」


 こりゃまた大歓声。そしてドヤ顔するなドライアド。


「へへーん、見たか。これが円卓の騎士の力だ!」

「円卓の騎士ってアーサー王の?」

「そだよ。あの子は不憫な子だったから私が妖精郷で匿ってたのさ」

「あのさあ、まあ殺されかけてるのを助けるのはいいんだけど妖精郷とかそんなのホイホイ使っていいの?」

「そう? じゃあひとみの実家の妖精郷は残念だけど」

「たいっへん、申し訳ありませんでしたー!」


 土下座。


「あの、ハイエルフを土下座させるとは.......ニア恐るべし」

「ゼウスもオーディンもなんでそんなに遠巻きなの?」


 まあ私としては近寄ってこない方がいいけど。さて、次の試合は.......


「四戦目、吉備津彦対ルノー・ド・モントーバン」


 ルノー。自動車会社かな?


「日本ではリナルドと呼ばれてるな。シャルルマーニュ十二勇士だ」

「ああ、フランスが円卓の騎士真似て作ったやつ」


 それは言わぬが花だよドライアド。


「円卓の騎士たるラモラックが活躍したのなら十二勇士たる僕も活躍しなきゃいけない。必ずこの手でラモラックを打ち倒してみせる!」

「ラモラックとやらは良いが今の相手はこの俺だ。俺を倒してから言ってもらおうか」


 吉備津彦さん、完全に前座扱い。でも素戔嗚尊様が強いって言ったんだから強いんだよね?

 ゴングがなって双方がゆっくり歩み寄っていく。ルノーさんは細身の剣、吉備津彦さんは刀だ。切っ先が触れるか触れないかの辺りで火花が散った。目には見づらいが無数の火花が辺りを埋め尽くしている。


「やるではないか」

「そっちこそ。僕の剣が受け止められたのはロラン以来だよ」


 刃の影すら見えない、なかなか白熱した戦いだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ