483:告げる夜
幼なじみが最強だと私は思います
お風呂でもみくちゃにされてヘロヘロになりました。ブランちゃんの頭はちゃんと葵さんが洗ったんだそうな。まあ葵さん水操作得意だもんね。ハルが真祖の力!とか言って私の胸を揉んだのはなんだったのか。真祖が揉んだら大きくなるってのか? せめて澪ちゃんや楓ちゃんが居てくれたらいたたまれない気持ちにはならないかもと思ってたけど、実際にはいたたまれないとか思う暇もなかったよ!
「ひーとみん」
ハル、ちょっとこっちに来なさい。
「えっ? なになに、愛の告白? それともプロポーズ?」
「どっちも違うし、意味が被ってる。それで真祖の力ってなんなのよ」
「えーと、ひとみん、身体が火照ったりしてない?」
「そりゃ風呂上がりだから火照ってるわよ」
「じゃあ、こう、さ、内側からムラムラと沸き立つような感じしない?」
「ムラムラ?」
なんのこっちゃ。そりゃお風呂上がりだし気持ちよかったからポカポカしてるけど。ムラムラってそんな発情期のメスじゃあるまい.......し?
「ハル、もしかして催淫能力とか使ってないよね?」
「べべべべべべつにぃ? ななななななんでそんなことことことことを?」
思いっきり怪しいがな。
「素直に言うなら許す。言わないなら絶交」
「すいません、使いました」
ハルは素直に土下座した。ハル曰く、催淫能力があるとわかったから試してみたくなったらしい。
「ロニさんにからかわれたんじゃないの?」
「いやロニも使えるし、別に嘘じゃなかったよ」
嘘じゃな「かった」? 誰かで試したの?
「あ、うん、葵さんに協力してもらってさー。いやー、普段大人しいとああいう時は乱れる.......ぐぼぁ!」
小さな氷の塊がハルの鳩尾にめりこんだ。
「今のは葵さんが?」
「蚊がおりましたから」
蚊っていうか落ちろカトンボが!って感じだったけど ハルじゃなければ死んでた。本人のためにもこれ以上の追及は
「あ、ひとみさんと二人きりならいつでもお待ちしておりますから」
何を待ってるのか主語ははっきりしようね。いや、言わなくても察することは出来るんだけどさ!
「それでなんで二人共ここに居るの?」
「「一緒に寝ようと思って」」
二人とも息ピッタリにハモった。そりゃまあ一緒に寝るくらいならまあ。という事で私を挟む形でハルと葵さんがベッドに入って来た。このベッド何故かキングサイズだから余裕はあるんだけどさ。
「ううーん、ひとみーん」
寝ぼけながらハルが抱きついてくる。私の腕に身体を擦り付けてくるんだよなあ。確かにぷにぷにで柔らかいけれども。反対側の葵さんは姿勢がとても綺麗だというのに。
「ひとみさん」
「ひゃい!」
葵さんに抱きすくめられた。押し付けられたおっぱいが、おっぱいが、息苦しい。あれだね。大きいおっぱいは人を幸せにもするが不幸にもする。現に私は窒息しそうだよ、ひー!
「おっ?」
後ろのハルが私を引っ張ってくれた。
「ありがとね、ハル」
「ひとみーん」
寝てるのか。寝てたまんまで助けてくれるとかどんなヒーローだよ。まあハルは昔から私のヒーローみたいなものだったけど?
なんとまあ無邪気な顔で寝てるもんだ。これがさっき私に催淫能力使おうとしたやつなんだよなぁ。正直少し残念ではあるなあ。
誰も見てないよね? というか起きてないよね?
「おやすみ、ハル」
ちゅっ




