477:ファイターの正体! 衝撃の超変形
ロボットの描写は次回(笑)
その後も武器を持った男たちが矢継ぎ早に楓ちゃんに向かっていくが全て避けて殴るで終わってる。なんとか無双みたいなゲームっぽい。
「さあ、ドンドン行くよ!」
もうなんていうかここで予選終わっていいんじゃない?ってぐらいに楓ちゃんが一方的に暴れ回ってる。パンチとキックでなぎ倒していく。やがて楓ちゃん以外の奴らが地に伏した。
「あ、今ので最後?」
「しょ、勝者、カエデ・ミナヅキ!」
「あ、どーもどーも」
観客は素直に楓ちゃんに称賛を浴びせている。そのままこっちに帰ってくる訳では無いのでこっちから控え室を訪ねないといけないらしい。ただし、私は行ってはダメなんだそうだ。というかここに居る主神クラスの奴らは公正を期すために動くなと言われた。一緒にされても困るんですけど。まあ向こうは澪ちゃんが行ってるだろうからいいか。
「それでは本戦第一試合、ギリシャの英雄!謎の男A対カエデ・ミナヅキ!」
はあ? 今終わったばかりでしょうが! 休ませなさいよ!
「組み合わせは完全ランダムだからな。これも運だ」
「くじ引きの担当は公平の為にノルンに任せている」
ノルンって北欧の人達だよね。ならイカサマはする必要.......あれ?
「あのさ、オーディンさんって前に楓ちゃんに蹴飛ばされなかった?」
「きききききききのせいじゃないかのう?」
「うっそだー、あんた楓に大技くらって吹っ飛んでたじゃん」
「ニア、貴様!」
あー、そういやフライングニールキックくらって吹っ飛んでたジジイ居たなあ。
「ふっ、バレてしまっては仕方ない。組み合わせを少しだけ操作しただけじゃ」
「少し?」
「だいぶ」
「ほんとに?」
「.......いっぱい」
殺ス!
「で、あの訳の分からんAとかいう奴は誰なの?」
「ふふふ、あれは知らんぞ」
なんだったんだその含み笑いは。
「とぼけないで」
「いや、マジで。ワシの戦士は一人しか連れて来て居らん」
一人は居るのね。でもギリシャって言ってたしなあ。じゃあゼウスに聞くか。
「ゼウスさん、なんか知ってますね」
「わ、私は知らんよ。私の息子の戦神アレスだなんて事はないからな!」
この人、これでよく主神とかやってんな。信者が見たら泣くぞ。いや、こんなもんかって受け入れてくれるかもだけど。
「久しぶりだなぁ、小娘」
「えーと、あんた誰?」
「オレの事を忘れただと? いい度胸してやがる。後で吠え面かくんじゃねえぞ!」
「いや、私、知り合いにそんなタキシー〇仮面様みたいな仮面の人に知り合いは居ないんで」
楓ちゃん辛辣だねえ。相手はむっちゃムカついているみたいだ。
「開始の合図だ。早くしろ!」
「は、はい!」
カーンとゴングが鳴った。
「見せてやろう! これがオレの最終奥義、機動衛星フォボスとダイモスだ!」
Aの背後に二つの浮遊する真球があった。えっ、ファン〇ル?
「シロ、クロ.......じゃないフォボス、ダイモス! 敵を穿て!」
空中を自由自在に動き回る二つの玉、フォボスとダイモスが楓ちゃんに襲いかかった。
「ほいっ」
楓ちゃんは余裕でそれを避ける。どうやら楓ちゃんにはなんてことの無いスピードのようだ。
「かわしたか。スピードはなかなかのものだな。だが、これならどうかな?」
二つの玉がそれぞれ膨らみだして大きく弾けた。後に現れたのは二体の巨大ロボットだった。




