表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無能と追放されたお針子令嬢、神の裁縫チートで無双する〜呪われ公爵様にハグ専用服を作ったら限界突破で溺愛されました〜  作者: 月神世一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
11/15

最強の女子会無双と深夜のゲリラ配信! そして、ついに神々しい光が……!

最強の女子会無双と深夜のゲリラ配信! そして、ついに神々しい光が……!

ダダダダダダダダッ!!

ドガァァァァンッ!!

闇ギルドの暗殺者たちが放つ無数の魔導弾と炎の魔法が、ポポロ村の入り口を照らし出した。

アルベルトの号令により、百人規模のならず者たちが、立ち塞がる少女たちとギデオン公爵に一斉射撃を浴びせたのだ。

「はははっ! 死ね! 死に絶えろ! 数が違うんだよ!」

アルベルトが狂ったように笑い声を上げる。

凄まじい爆炎と土煙が上がり、彼らの姿を完全に飲み込んだ。

だが、煙が晴れた直後。

アルベルトの笑い声は、カエルが潰れたような悲鳴へと変わった。

「な、なんだと……!? 無傷、だと……!?」

煙の中から現れたのは、ピンピンしている少女たちと公爵の姿だった。

キュララちゃんの『ホーリー・タクティカル・フリルドレス』も、リーザちゃんの『マリンスノーフリルワンピース』も、焦げ跡ひとつ、煤ひとつ付いていない。弾丸も魔法も、ドレスのフリルから展開された淡い光のバリアによって、全て弾き返されていたのだ。

「ふふんっ。言ったでしょ? アタシたちのプロデューサーが作った服の防御力を舐めるなって!」

キュララちゃんは浮遊カメラに向かってピースサインを決めると、肩に担いだドワーフ製の対戦車魔導ロケットランチャー(RPG-17)のトリガーを引いた。

「深夜の害虫駆除配信、スタートよ! リスナーのみんな、拡散よろしくねー!」

ドシュゥゥゥゥッ!! ボガァァァァァァァァンッ!!!

強烈なロケット弾がならず者たちの足元に着弾し、凄まじい爆発が巻き起こる。

同時に、キュララちゃんの配信画面(空中の仮想ウィンドウ)には、ものすごい勢いでコメントとスパチャが滝のように流れ始めた。

【キターー! 深夜の殲滅配信!!】

【相変わらず服の防御力バグってて草】

【ロケランぶっ放す天使最高ww】

【金貨50枚のスーパーチャット!】

「やったー! スパチャありがとう! どんどん行くわよー!」

キュララちゃんが空を飛び回りながらロケットランチャーを連射し、敵の陣形を次々と崩していく。

「アタシも負けていられませんの!」

リーザちゃんはワンピースの裾を翻し、大きく息を吸い込んだ。

「愛!アイ!愛!アイ!ラ〜ブラブ! マネー!マネ!ローン!ダーリン!グ!」

(Fu Fu! Yeah!!)※なぜかどこからともなく合いの手が聞こえる。

リーザちゃんが熱唱する『Love & Money』の歌声に合わせて、彼女が背負っている『お賽銭箱型掃除機ルナ・サイクロン』が、ギュォォォォォォォッ!!とすさまじい吸引音を立て始めた。

「さぁ、全財産置いていきなさいですのー!」

掃除機のノズルが敵の集団に向けられた瞬間。

「ひぃぃっ!? お、俺の財布が!?」

「待て、俺の魔力まで吸い取られてる!? 体が……力が抜けるぅぅっ!」

リーザちゃんの掃除機は、物理的なお金(硬貨や紙幣)だけでなく、敵の闘気、魔力、さらには運気や電子マネーの残高まで、すべてを強引に吸い上げていく。

吸い取られたならず者たちは、みるみるうちにミイラのように干からび、戦意を喪失してバタバタと倒れ伏していった。

「月影流・乱れ鐘打ち!!」

そして、空中で牽制するキュララちゃんと、敵を弱体化させるリーザちゃんの隙間を縫うように、キャルルちゃんがマッハ1の速度で戦場を駆け抜けた。

トンファーと蹴りの連続攻撃。その動きは速すぎて、もはや残像しか見えない。ならず者たちは次々と空高く打ち上げられ、夜空の星となっていった。

「ば、化け物どもめ……っ!」

自陣が一瞬にして壊滅していく様を見て、アルベルトは腰を抜かし、地面を這いずりながら逃げようとした。

だが、彼の目の前に、漆黒のコートを翻したギデオン様がふわりと降り立った。

「ひぃっ!?」

「……どうした。俺の愛する人の服を奪うのではなかったのか?」

ギデオン様のルビーの瞳が、冷酷にアルベルトを見下ろす。

ギデオン様は右手を軽く掲げると、指先からドス黒い呪いの瘴気を圧縮した漆黒の矢を何本も生成し、アルベルトを護衛していた残党たちに向けて放った。

シュババババッ!!

「うわぁぁぁぁっ!?」

漆黒の矢は彼らの肉体には一切当たらず、彼らの持っている武器や防具だけにピンポイントで命中した。

直後、鋼鉄の剣も、強固な鎧も、一瞬にしてドロドロに腐敗し、灰となって崩れ落ちる。

自分の漏れ出す呪いを『コートの内側』に留め、完全にコントロールできるようになったギデオン様は、もはや無差別に死を撒き散らす化け物ではない。

敵の戦力だけを的確に削ぎ落とす、最強にして最悪の騎士だった。

「ひ、ひぃぃ……っ、た、助けてくれ……!」

「貴様の命に価値などない。だが……」

ギデオン様は、恐怖に顔を歪めるアルベルトを見下ろし、ふっと冷笑を漏らした。

「貴様が、彼女の真の価値に気づかなかった愚か者であったことだけには、感謝してやる。貴様が彼女を追放してくれたおかげで、俺は彼女に出会い、救われたのだからな」

その言葉は、アルベルトにとって死以上の絶望だった。

自分がゴミのように捨てた女が、実は国家の軍備すら凌駕する神業の持ち主であり、あまつさえ最強の公爵の心を完全に射止めていたのだ。

自分がどれほどの宝を手放したのかを、彼は今、嫌というほどに理解させられていた。

「貴様は一生、すべてを失った底辺で、己の愚かさを呪いながら生きるがいい」

ギデオン様の宣告と同時に、上空からキュララちゃんが浮遊カメラをアルベルトの顔面に近づけた。

「はーい、リスナーのみんなー! こいつが、リゼットちゃんを追放して逆恨みで村を襲ってきた迷惑な元婚約者だよー! しっかり顔を覚えておいてねー! 特定班、よろしく!」

【了解!】

【デジタルタトゥー刻んでやるわ】

【実家の借金状況まで調べ上げたぞww】

「や、やめろぉぉぉぉっ!!」

アルベルトの顔と名前、そしてその惨めな姿は、ゴッドチューブを通じて瞬く間に全世界へと拡散された。

これにより、彼は社会的に完全に抹殺され、多額の借金を背負ったまま、マグローザ漁船(過酷な蟹工船)へと送られる運命が確定したのだった。

「ふぅ。こんなものかしら」

「スパチャもたんまり稼げましたの! これでまた、リゼットさんの素材代に回せますの!」

戦いを終えた少女たちとギデオン様は、散り散りになって逃げていくならず者たちを追うことはせず、満足げに息をついた。

彼らはリゼットの服のおかげで、一滴の血を流すこともなく、また誰の服も汚すことなく、完璧な防衛戦を完遂したのだ。

 ◇ ◇ ◇

「よし……これで、村の安全は守られたな」

ギデオン様が、漆黒のコートの襟を正しながら振り返った。

彼らの視線の先にあるのは、ポポロ・コーポ。リゼットの住むアパートだ。

「あとは、彼女の仕事が終わるのを待つだけだ」

ギデオン様が優しく微笑み、キャルルちゃんたちもコクリと頷いた、その時だった。

カッ…………!!!

ポポロ・コーポの2階――リゼットの部屋の窓から、突如として信じられないほどの神々しい光が漏れ出した。

それは、まるで清らかな月光と、暖かな太陽の光が混ざり合ったような、圧倒的で優しい光の奔流。

その光は窓を突き抜け、ポポロ村全体をふわりと包み込むように広がっていった。

「な、なんだこの光は……!?」

「すっごく……温かくて、優しい光ですの……」

光を浴びたキャルルたちも、ギデオン様も、先ほどの戦闘の微かな疲労すら一瞬で吹き飛ぶのを感じた。

「……できたんだ」

ギデオン様は、光の漏れる部屋を見上げながら、震える声で呟いた。

「彼女が……俺のための、最強の服を……!」

彼の言葉に、皆がハッと息を呑む。

【神の裁縫箱】の極致。

最強の素材と、最強の祈りが織りなした、奇跡の一着。

ついに、ギデオン様の呪いを完全に解き放つ『白銀のタキシード』が、この世界に誕生したのだ。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

「親友たちの無双っぷり最高! 敵が可哀想になるレベルww」

「元婚約者、デジタルタトゥーからの蟹工船行き(完全なるざまぁ)!」

「ついに、最強の服が完成した……!!」

と少しでも胸を熱くしていただけましたら、

ぜひページ下部にある【★★★★★】の評価と、【ブックマークに追加】を押して応援をお願いいたします!!

皆様の評価ポイントが、完成したタキシードの輝きをさらに増す光になります!✨

次回、ついに完成した『白銀のタキシード』に公爵様が袖を通す!

果たして、彼の呪いはどうなってしまうのか!?

明日も更新予定ですので、ぜひブックマークをしてお待ちくださいませ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ