↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『白髪の天使は折り紙を折る 〜HP無限の転生令嬢、最強の家族にノンストップで溺愛される〜』  作者: CASCADE


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
60/198

第58話:言い逃れと、賢者の確信




「ギルバート……お前、使えはしないと言ったな……? この小鳥、一体……!?」



冷や汗を垂らすアルフレッド学院長の声に、応接室の空気が一瞬で凍りついた。

お父様(ギルバート)は一瞬だけ苦々しい顔をしたが、すぐに鉄壁のポーカーフェイスを取り戻してフッと鼻で笑った。



「……ふん、何を大袈裟な。それはオリカが手元でこねくり回していたただの紙の玩具ですよ。我が公爵家の特別な魔導具が近くにあったため、魔力が少し移っただけでしょう」


「そうです学院長! 妹がたまたま手にした紙に、屋敷の魔導結界が干渉したに過ぎません!」



お父様とお兄様(ルファス)が完璧なコンビネーションで白々しく言い放つ。



(ふ二人とも、目が全然笑ってないよ……!)



私は二人の必死なガードぶりに心の中でツッコミを入れつつ、ノワールの背中をなでなでした。

学院長は手の中の折り紙の小鳥を慈しむように見つめ、ため息を漏らした。



「……なるほど、そういうことにしておいてやろう。だがな、ギルバート。ワシの目は誤魔化せんぞ」



学院長は視線を下げ、私の足元に静かに佇むノワールへと目を向けた。



「その傍らに寄り添う黒い犬……まさか、先日遠方から感知したあの神獣の気配を纏っておるのか……!? そしてこの折り紙に宿る、淀みのない純粋で膨大な魔力……すべてはこの愛らしいオリカちゃんから発せられているものだな」



「…………」



お父様とお兄様は言葉を失い、グッと口を一文字に結んだ。

賢者としての深い知恵と眼力を持つ学院長には、誤魔化しなど通用しなかったのだ。



「あぅ~?(おじいちゃん、難しい顔してどうしたの?)」



私が首をかしげて可愛らしく見つめ返すと、学院長は一転して目尻を下げ、破顔したのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。