↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『白髪の天使は折り紙を折る 〜HP無限の転生令嬢、最強の家族にノンストップで溺愛される〜』  作者: CASCADE


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
46/198

第44話:駆けつける絆と、未知の味方




一方その頃、公爵家のお屋敷――。



庭の奥にある秘密の森で、静かにオリカの帰りを待っていたノワール。

しかし次の瞬間、ぴくっとツヤツヤの黒い耳を立たせた。



『くん……? ……きゃんっ!?』



オリカから貰った首輪が、かすかに温かく光った。

大好きなオリカの気配が、どんどん遠くへ離れていく――!

ただ事ではない胸騒ぎを感じたノワールは、風のように森を駆け抜け、屋敷の門を跳び越えて王都の街へと飛び出した。



◇



「くそっ……! どこだ、オリカ……っ!」



王都の街中では、お兄様(ルファス)がお父様や騎士たちと共に、血眼になって裏通りや地下道を捜索していた。

目撃情報を頼りに必死で駆け回るが、奴隷商人の手がかりは未だ掴めない。



(僕が目を離した隙に……僕がもっと注意していれば……!!)



己の不甲斐なさに拳を強く握り締め、歯を食いしばるお兄様。

その時――。



ガルルルッ……!



「!? なんだ!?」



街の路地裏から、猛烈なスピードで風を切り裂き、一匹の黒い獣が飛び出してきた。

その神聖で圧倒的な気配に、周りの騎士たちが一斉に剣を抜く。



「ひっ……魔物か!? いや、なんだあの気配は……!?」


「閣下、危険です! お下がりを!」



お父様(ギルバート)が冷徹な眼光で立ちふさがり、手に凄まじい火の魔力を宿らせた。



「ちっ、こんな時に邪魔立てするか……消し飛べ――」



「待ってください、父上!!」



お兄様が叫び、お父様の前に飛び出した。

お兄様は目の前に立ち止まった黒い獣――ノワールを凝視する。



「ルファス、退け! あれは只の魔物ではない……フェンリル級の神獣だぞ!」



「違います、父上! この子はノワールです!

オリカの力によって覚醒した、オリカの守護神獣なんです!」



「何……!?」



お父様とお母様が目を見開く。

ノワールはお兄様の顔をまっすぐ見つめると、『わんっ!』と短く吠え、王都の外へと続く街道を鼻先で指し示した。



「……ノワール。もしかして、オリカの場所が分かるのか!?」



お兄様が問うと、ノワールは頼もしく『こくり』と頷いたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。