↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『白髪の天使は折り紙を折る 〜HP無限の転生令嬢、最強の家族にノンストップで溺愛される〜』  作者: CASCADE


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
27/198

第25話:動けるばぶ、行動範囲の拡大!

第25話:動けるばぶ、行動範囲の拡大!



あの怒涛の生活魔法実験の日々から数ヶ月。

私はすくすくと、かつ超スピードで成長を遂げていた。



ハイハイを爆速マスターした私だが、

なんと今では、家具につかまっての「つかまり立ち」や、

「よちよち歩き」で自立歩行ができるまでに進化していたのだ!



(ふふん、どうよ!

ハイハイの時期をすっ飛ばすような勢いだけど、

やっぱり自分の足で立って歩く視界は最高ね!)



行動範囲が劇的に広がった私は、

さっそく公爵邸の探検に乗り出していた。

もちろん、よちよち歩きの私を心配して、

パパやママ、そして専属のメイドさんが付き添ってくれている。



そして何より――。



「オリカ! そっちは段差があるから危ないよ。

ほら、お兄ちゃんが抱っこしてあげようか?」



私の斜め後ろからは、

あの深夜の秘密を共有して以来、

完全に「過保護な騎士」と化したお兄様(ルファス)が、

金色の瞳をキラキラさせながらぴったりとマークしていた。



(お兄様、気持ちは嬉しいけれど、

私は自分の足で、この世界の知識を広げたいのよ!)



私がよちよちと歩いて目指したのは、

公爵邸が誇る広大な「図書室」だった。

床に敷かれたふかふかの高級絨毯をゆっくり踏みしめ、

ずらりと並ぶ巨大な本棚を見上げる。



(おお……! さすが公爵家。

歴史書から魔導書、地理の本まで山のようにあるわ。

早く文字を読めるようになって、

この世界の魔法体系をちゃんと勉強したいなぁ)



本棚の低い位置にある、

絵本や簡単な図鑑が置いてあるコーナーにたどり着き、

私は一冊の本に手を伸ばした。

それは、この世界の「精霊や魔法」について書かれた

子供向けの綺麗な絵本だった。



ペラリ、と小さな手で不器用にページをめくってみる。



「おや、オリカはもう本に興味があるのかい?

やっぱり、精霊たちに愛される子は賢いなぁ。

よし、お兄ちゃんが読んであげるね」



お兄様は嬉しそうに私の隣に座り込み、

絵本を一緒に覗き込んできた。



その絵本には、

『火の精霊・サラマンダー』

『水の精霊・ウンディーネ』

といった可愛い精霊のイラストが描かれていた。



(……あ、これ、お風呂場でお兄様が言ってたウンディーネだ。

やっぱり本物はもっと精霊精霊してるわよね。

まさかベビーバスにいるわけが――)



そんなことを思いながら、

私が絵本に描かれたウンディーネの絵を、

むにっと指先で触った、その時だった。



ツン。



(……あ、やば。今、無意識に指先から魔力が――)



日常的に魔力を指先から出し入れする訓練をしていたせいで、

本に触れた拍子に、ほんの、本当にほんのちょっぴり、

魔力が漏れ出してしまったのだ。



一瞬、絵本のウンディーネのイラストが、

ふわりと青く発光したような気がした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。