↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『白髪の天使は折り紙を折る 〜HP無限の転生令嬢、最強の家族にノンストップで溺愛される〜』  作者: CASCADE


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
165/198

第164話:賑やかな昼食と、新しい友人




実技試験の熱気も冷めやらぬまま、

午前の授業を終えた私たちは学園の大食堂へと向かった。


吹き抜けの天井と美しいステンドグラスが印象的な食堂には、

すでに多くの生徒が集まり、楽しげな歓声を響かせている。


「オリカ様! よろしければ、ご一緒にいかがですか?」


「あ、はい! 喜んで!」


声をかけてくれたのは、実技測定で美しい火炎魔法を放っていた

伯爵家の令嬢、エレナさんだった。

彼女に導かれて席に着くと、あっという間に

周囲をSクラスのクラスメイトたちに囲まれる。


「さっきの折り紙魔法、本当にすごかったわ!」

「あんな完璧なデコイ、今まで見たことないよ」

「よかったら、今度魔法の仕組みを教えてくれないか?」


口々に賞賛の言葉をかけてくれるみんなの温かさに、

私の胸はぽかぽかと温かくなった。


(みんな、私の魔法をこんな風に受け入れてくれるなんて……)


「ええ、私でよければ喜んで!

折り紙の折り方から、ゆっくりお教えしますね」


私が笑みを浮かべて答えると、クラスメイトたちも

パッと表情を輝かせ、和やかな会話が弾み始めた。


――と、その時。


「オリカーッ! 兄が昼食の特製弁当を持って駆けつけたぞ!」


食堂の扉を豪快に開けて現れたのは、

両手に豪華な二段重を持ったお兄様だった。


「お、お兄様!? ここはSクラスの席ですよ……!?」


「フッ、妹の栄養管理は兄の務め!

さあオリカ、極上の肉料理と採れたて野菜のサラダだ!」


周囲の生徒たちが「あのアレクシス様が……」と

温かい(?)苦笑いを浮かべながら見守る中、

お兄様は堂々と私の隣の席をキープした。


「もう……お兄様ったら、目立ちすぎです」


「ハハハ! 妹に呆れられるのもまた兄の悦び!」


呆れつつも、お兄様の持ってきてくれたお重を

クラスメイトのみんなと分け合いながらいただく。


社交界での経験、家族からの愛、そして努力で磨いた魔法。

全てを背負って飛び込んだこの学園で、

私は今、かけがえのない第一歩を踏み出している。


(お父様、お母様、ノワール……

私、学園で楽しくやっていけそうです!)


にぎやかな歓声と美味しいお料理に包まれながら、

私の新しい毎日は、輝かしい光とともに続いていくのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。