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『白髪の天使は折り紙を折る 〜HP無限の転生令嬢、最強の家族にノンストップで溺愛される〜』  作者: CASCADE


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152/198

第151話:先生の気遣いと、秘密の計画




「ふう……今日の検証はこのくらいにしておきましょうか」


羊皮紙に実験データを書き留めながら、エリアス先生がペンを置いた。

机の上には、幾度もの試作を経て精度が増した折り鶴とカエルの魔道具が、綺麗に整列している。


「お疲れ様でした、エリアス先生。先生のおかげで、かなり納得のいく形になってきました!」


「オリカ様が熱心に取り組んでくださった成果ですよ。……ですが、ここ最近は社交の準備から魔道具の研究まで、少し根を詰めすぎているように見受けられます」


エリアス先生はメガネの縁を押し上げながら、ふっと柔らかい笑みを浮かべた。


「ですのでオリカ様、明日は講義も研究もお休みにいたしましょう。羽を休める日にしてください」


「えっ、お休みに……?」


思いがけない提案に目を丸くする私に、足元のノワールも「くぅ?」と首をかしげて見上げる。


「ええ。根を詰めすぎては良い発想も生まれにくくなりますからね。明日はご自身の好きなように時間をお使いください」


「ふふ、ありがとうございます……! 先生がそう言ってくださるなら、お言葉に甘えようかしら」


手元の魔導紙を片付けながら、私はふと良いアイディアを思いついて手を止めた。


(そういえば……お父様もお母様も、最近私の社交や勉強のことをすごく心配してくれていたっけ。明日お休みなら……)


「ねえ、エリアス先生。明日、家族には内緒で……サプライズで手作りのお菓子を作ってみるのはどうかしら? いつも私を優しく見守ってくれるお父様とお母様を、驚かせて喜ばせたいんです!」


私が目を輝かせて提案すると、エリアス先生は一瞬驚いたように目を見張り、それから嬉しそうに頷いてくれた。


「それは……とても素敵な計画ですね。料理長にも内緒で厨房を借りられるよう、私から手配しておきましょうか?」


「本当ですか!? ありがとうございます、エリアス先生!」


こうして、明日のお休みは「家族に贈る秘密のお菓子作り」という、最高にワクワクする計画に取りかかることになったのだった。

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