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『白髪の天使は折り紙を折る 〜HP無限の転生令嬢、最強の家族にノンストップで溺愛される〜』  作者: CASCADE


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133/198

第132話:誓いと、次への一歩




「クロエ様、今日はお招きいただき本当にありがとうございました。とても楽しくて、素敵な時間でした」


「私の方こそ、オリカ様とお話しできて幸せでした。……あの、またお茶会にお誘いしてもよろしいでしょうか?」


「もちろんです! 今度はぜひ、エヴェレット家のお屋敷へ遊びにいらしてくださいね」


私が微笑みながら告げると、クロエ様は花が咲いたような笑顔を見せ、丁寧なカテシーで見送ってくれた。


ローゼンベルグ伯爵邸を後にし、帰りの馬車に揺られる中、私は窓の外を眺めながら小さく息を吐いた。


「グランベル家のこと……お父様にも報告した方がいいですよね?」


「ええ。屋敷に戻り次第、公爵閣下へご報告いたします。ですがオリカ様、過度に心配される必要はありませんよ」


対面に座るエリアス先生が、落ち着いたトーンで言葉を継ぐ。


「公爵家を相手に正面切って挑む度量は、今のグランベル家にはありません。コソコソと周囲に圧力をかける程度が関の山です。オリカ様はただ、ご自身の立ち振る舞いに誇りを持って、社交を楽しまれればよろしいのです」


「……はい! エリアス先生がいてくださると、本当に心強いです」


「それが私の役目ですから」


先生は小さく微笑むと、手元に残った招待状の束に視線を落とした。


「さて、オリカ様。クロエ様との最初のお茶会は大成功でした。次にお会いする令嬢方の吟味も、すでに進めておりますよ」


「ふふ、頼りにしていますね、先生」


膝の上に飛び乗ってきたノワールの柔らかい毛並みを撫でながら、私は次なる社交への決意を新たにするのだった。

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