第8話 《初仕事は難しい》
今回は少し書き方を変えてみました。ミヤビ君が語り手としてあるので、良ければ、前のやり方と今のやり方どっちが好みか教えていただけると!
次の話から多かった方で続けますので。
今のうちに決めておきたいのでよろしくお願いしますm(_ _)m
少し冷えた朝ごはんを口に運ぶ。自業自得とはいえ、生ぬるめのご飯より温かいものを食べたかった。だからといってまずい訳ではなく、温かいほうが美味しいのだろうな。という軽い後悔である。料理はやはりヨーロッパ系のものっぽいものが多いが完全に同じ、という訳では無いのだが。にしても辺りを見渡しても誰もいない。少し外に出ていたため皆ご飯を食べ、仕事に回っているようだ。黙って食べているが、アリスさんの視線が少々痛い。僕をジト目で見ておかないで欲しいと思う。
「アリスさん…テラスくんは何処に?」
「テラス様はエレナ様の護衛に。そんなことより、早く食べて貰ってもいいですか、?」
「あ、すみません…」
少し遅めのご飯で早く食べない僕が悪いのだが、そのジト目が中々に辛い。
十数分で食べ切るが、案外お腹に溜まって結構おなかいっぱいである。少し味の余韻に浸っていると、アリスさんが声をかけてくる。
「ミヤビ様、まずは皿洗いからしてくださいね。他の皆様はで昼食の準備をしているので」
「分かりました」
確かにそろそろ昼ごはんを作っていてもいい時間帯なのかもしれない。だからこそ俺は少し急ぎめに皿を運んでキッチンへ向かい、パッパっと皿洗いを終わらせる。案外、皿洗いの仕方は現世と変わんなかった。いや、かわるほうがおかしちのか…。
「ミヤビ様、次は庭の草木を狩りますよ」
「庭か」
庭師の仕事なのだが…、生憎そんなことはしたことないので少し緊張してしまう。アリスさんに連れられて向かった先は色々な木や花などがある。現世のものと似たものもあれば全く違う、見たことの無い花まである。
「ミヤビ様これを使ってください。やり方はこうです」
専用の器具を貰ってはアリスさんは丁寧に説明をし始める。流石主人様のお墨付きのメイドである。とても分かりやすく、所作が綺麗である。自分も真似してみるものの、なれないお陰で難しい。
「ミヤビ様、そこはもう少し斜めに、」
「こ、こうですか?」
悪戦苦闘して、少しづつ慣れるものの、やはりアリスさんを超えるには数年かかりそうである。いや、別に超えたいわけではないのだけれども。
「そういえば、ミヤビ様は元の世界に帰りたいと、思わないんですか?」
「え…?」
黙々と作業をしていると、アリスさんはそんなことを不意に問いかけてきた。そんなこと聞かれるとは思わず固まってしまう。
「いえ、まるで受け入れてるような感じで。テラス様は初めは元の世界に帰る方法を、だなんて言ってらっしゃったもので…」
「ぁあ…、帰れるとは限りませんし、そんなこと考えてたらすぐ野垂れ死そうでしたから。まずは1日を。それからどうするか考えるつもりでしたので」
そう俺が述べると、アリスさんは納得したように頷くが、どこか不完全燃焼そうである。その後話すことはなく、そのまま、庭を綺麗にしてしまえばいつの間にか昼になっており、そのまま昼食の準備へと向かう。
これからどうするか。俺はこれを決めなければいけないのかもしれない。




