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ドリームシップ侵入後、優達は呆気なく捕まってしまった。
この船が合法的な、一定水準の倫理観を持っている者達によって組織されていれば、彼女達は船を追い出されてアーモニカの警察組織に叩き出されるだけで済んでいただろう。
しかし優達は船内の下部に連行されていた。
「ど、どうなるんだ俺達…」
「黙って歩け!」
不安を漏らした信参が後頭部を殴られる。素手ではなく、警備員が持っている剣の柄でだ。子どもに剣を抜くなど、一体何を考えているのだろう。
「ご!ごめんなさい!」
そうして4人は同じ牢屋の中に押し込まれた。生き物なら誰しも嗅いだことある血の匂いに、これから恐ろしい目に遭わされるのは確かだと確信する。
恐怖のあまり、信参は涙を流した。
「どうしてこんな事に…お前のせいだぞ!危険と分かっておきながらこんな事に巻き込みやがって!」
「扉のない湾曲開閉式の格子か…登録された魔力でなければ開きそうにないな」
「お得意の魔法道具でなんとかしてくれ!こんなところで死にたくねえよ!」
「古土君、無茶な質問をするがこの格子、折り曲げられそうか?」
「無理ですね。私、身軽に動けるってだけで怪力とかじゃないんで」
無理は承知で格子を握る喜美子。逃げる隙間くらい作れないかと力いっぱいに引っ張ってみるが、格子は揺らぐこともなかった。
「はぁ…どうなっちまうんだ、俺…」
脱出不可能な牢屋の中、信参は無理にでも同行を断れば良かったと後悔する事しかできなかった。




