表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
裏切られた俺だけが覚醒した 《契約支配(ドミネーション・コントラクト)》 ――奪われたすべてを、奪い返す 〜今さら謝ってももう遅い〜  作者: 竜太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
348/444

第348話「翌朝の地図」

 リリアは机の上に地図を広げている。


 王都の全図だ。


 印がついている場所がある。


 赤——民が集まった場所。

 青——兵が減った場所。

 黒——貴族が去った場所。


 最初に印をつけたのは、一ヶ月前だった。

 その頃は、赤が二つ、青が一つだった。


 今日数えると、赤が十一、青が九、黒が六。


 リリアは一枚紙を取り出して、数字を書いた。

 変化の速さを計算する。


 このペースでいくと、あと何日で南区が変わるか。

 東区は。中央区は。


 計算しながら、少し手が止まる。


 これは自分が作っている変化ではない。

 ゼルが何か指示したわけでもない。


 ただ、世界が動いている。


 勝手に動いて、勝手に変わっていく。


 リリアは数字を見つめた。

 計算の答えが出た。


 南区——あと七日。


 リリアは地図に、新しい印をつけた。

 まだ変わっていない場所に。

 変わる前から、印をつけた。


 七日後、その印は何色になるのか。

 まだ、色は決めていなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ