表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
裏切られた俺だけが覚醒した 《契約支配(ドミネーション・コントラクト)》 ――奪われたすべてを、奪い返す 〜今さら謝ってももう遅い〜  作者: 竜太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
344/444

第344話「空の会議室」

 王城の東棟に、大きな会議室がある。


 今朝、十時に会議の予定があった。


 出席者リストには、貴族の名前が十二並んでいる。


 書記官のルーンは、十分前から室内で待っていた。


 十時になった。


 誰も来ない。


 十時十分。


 一人来た。隅に座った。


 十時二十分。


 もう一人来た。窓際に立った。


 十時半。


 それだけだった。


 十二人のうち、二人。


「……始めますか」


 ルーンは一応、聞いた。


 来た二人は顔を見合わせた。


「……議題は」


「南部の税率改定について、です」


 また沈黙があった。


「……次回にしよう」


「次回の日程は」


「……決まったら、知らせる」


 二人は出ていった。


 ルーンは一人、大きな机の前に立っていた。


 十二脚の椅子が、全部空いている。


 議事録に書いた。


「出席:二名。審議:未実施。次回日程:未定」


 それだけ書いて、部屋の灯を消した。

 廊下に出ると、誰もいなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ