表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
裏切られた俺だけが覚醒した 《契約支配(ドミネーション・コントラクト)》 ――奪われたすべてを、奪い返す 〜今さら謝ってももう遅い〜  作者: 竜太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
324/444

第324話「ゼルが見ているもの」

 ゼルは広場の石畳を見ていない。


 王城を見ているわけでもない。


 目は開いている。


 だが視線は遠い。


 百十八日目。


 数えている。


 近衛の数。


 商会の動向。


 貴族街の灯り。


 地方から来る視線の増え方。


 全部、頭の中にある。


 リリアが朝の報告を終えた。


 城門東、一人減。


 ゼルは頷く。


 予測より三日早い。


 それだけのことだ。


「……次は西門です」


 リリアが言う。


「分かっている」


 短く答える。


 広場に子供が走り込んでくる。


 笑い声。


 石畳を蹴る音。


 ゼルはそちらを見ない。


 だが耳には届いている。


 この街の民は関係ない。


 最初からそう決めている。


 罪は罪を犯した者だけが払う。


 それだけだ。


 風が吹く。


 ゼルは動かない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ