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裏切られた俺だけが覚醒した 《契約支配(ドミネーション・コントラクト)》 ――奪われたすべてを、奪い返す 〜今さら謝ってももう遅い〜  作者: 竜太郎


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295/444

第295話「遠くの判断」

 夕方。


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 王国西部。


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 地方領主の館。


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 一通の報告書が届く。


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 王都。


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 退役者増加。


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 警備隊欠員。


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 行政遅延。


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 問い合わせ未処理。


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 領主は黙って読む。


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 そして。


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 机へ置いた。


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「……備蓄を増やせ」


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 短い命令。


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 家臣が顔を上げる。


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「王都が動けない時」


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「困るのは地方だ」


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 静かな声。


---


 王都の問題は。


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 もう地方の問題でもあった。


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 誰も口にはしない。


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 だが。


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 備え始める者が増えていた。


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(次話へ)

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