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第286話「止まる案件」
昼。
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王城内部。
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執務棟。
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書類の山。
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さらに高くなっていた。
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処理待ち。
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保留。
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未確認。
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同じ印が並ぶ。
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一人の文官が。
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机へ突っ伏した。
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眠ったわけではない。
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少しだけ。
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目を閉じただけ。
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それでも。
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仕事は進まない。
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「……支援要請は」
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「……まだですか」
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地方からの問い合わせ。
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返事は返せない。
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人がいない。
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時間もない。
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王国は。
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ゆっくりと。
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機能不全へ近づいていた。
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