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第226話「静かな食堂」

 昼。


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 王城内部。


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 食堂。


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 音だけがあった。


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 皿。


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 椅子。


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 食器。


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 短い咀嚼音。


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 それだけ。


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 会話は少ない。


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 笑い声もない。


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「……眠れたか」


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 小さな問い。


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 向かいの男は。


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 少しだけ考え。


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 首を振る。


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「……夢に出る」


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 短い返答。


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 それ以上。


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 誰も聞かない。


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 何が出るか。


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 分かっている。


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 外。


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 王城前。


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 ゼル。


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 動かない男。


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 もう。


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 名前すらいらない。


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 食堂の空気は。


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 少しずつ。


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 閉じていた。


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 一方。


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 窓際の席だけ。


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 今日も空いていた。


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(次話へ)

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