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Blackstorm Ship's log  作者: ノアール
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第11話:決別

 様々な困難を乗り越えて島の最奥部に有る祭壇でヴィンセントと再会したシン。

仲間を皆殺しにしたと言われて憤るシンの前でヴィンセントは島に封じられていると言われる「竜王の心臓」を貪り、「不死身になった」と告げた上に骸骨たちを召喚して使役する能力も見せてくるが、シンはヴィンセントを撃ち倒すのだった。

 シンは立ち上がると倒れたヴィンセントを見る。その身体は再生を行っていた。

シンの魔弾に貫かれたその身体は本人の意思とはもう無関係に回復を続けていた。

「やっぱり、頭撃たなきゃダメか?」

シンが呟くとヴィンセントもゆっくりと起き上がる。

「も、もう嫌だ…。痛いのは嫌だ…。殺してくれ…殺してくれ…」

ヴィンセントがうわ言の様に呟くとシンの目の前でヴィンセントの姿が変わっていく。

そしてヴィンセントの願いの言葉に答えるかの様な言葉を放つ。

「死にたい?お前たち人間は死にたくないと願い、その果て無き欲望の末に我らを裏切った。そんなに不老不死が欲しければくれてやるわ!!!」

ヴィンセントが叫ぶと衣服や装備品が吹き飛び、上半身が露わになる。

その身体には鱗がびっしりと並び、その瞳は蛇の様に細く鋭い物に変わっていく。

掌にも鱗が並んだかと思うと、どんな名剣よりも美しい鋭い爪が現れる。

「さて、貴様の願いも叶えてやろう」

おぞましい姿になったヴィンセントの肉体を使って何者かがシンに告げるとシンは笑いながら首を横に振る。

「俺の願いは叶わない。お前じゃ叶えられない。俺の仲間はお前じゃ蘇らせられないし、あいにく不死は間に合ってる」

シンの言葉を聞いたヴィンセントはシンを睨むと指の骨を鳴らす。

「ならば、我らが恨みを思い知らせる為に永遠なる苦しみを与えよう」

「どういう思考回路でそうなるんだよ?」

シンはそう言うと構えを取り、拳の先から魔力を撃ち出してヴィンセントを吹き飛ばす。

シンはジャンプするとヴィンセントの身体に飛び蹴りを打ち込んで蹴り飛ばす。

だが、ヴィンセントの身体が紅く光ると傷が癒えてしまう。

シンは背中の剣を抜こうとするが、祭壇の壁を蹴って戻って来たヴィンセントに両手の爪で斬り伏せられてしまう。

シンは拳に魔力を込めるとヴィンセントを殴りつけてから魔力を撃ち出して距離を取る。

ヴィンセントは着地すると地面を蹴ってシンに近づくが、シンは拳でヴィンセントの爪を弾く。

ヴィンセントは地面を強く蹴って飛び上がり、そのまま落下してきたかと思うとシンを踏みつけるかの様に飛び蹴りを叩き込む。

ヴィンセントは倒れているシンに向けて口から炎を吐き出すが、シンはジャンプで炎を避けるとヴィンセントにされた様に飛び蹴りを浴びせる。

シンは倒れているヴィンセントに殴りかかるが、ヴィンセントは近づいて来るシンに向かって手を勢いよく出して爪を突き刺す。

爪が刺さったシンを嘲笑うとヴィンセントは炎を吐こうとするが、シンは右腕をガトリングガンに変えるとヴィンセントの顔面に魔弾を放つ。

ヴィンセントの顔面がグチャグチャになるとシンは身体を引き、爪を身体から抜く。

シンは背中の剣を抜いてヴィンセントに斬りかかるが、爪で打ち払われてしまう。

「顔の再生が終わってないのにどうやって見るんだよ!?」

シンが叫ぶとヴィンセントの顔の修復が終わる。だが、その顔は竜そのものだった。

「前の方がイケメンじゃねーか。ヴィンセントも可哀想に」

シンはそう言うと剣を背中に収めてからヴィンセントの頭部に蹴りを叩き込もうとするが、爪で弾かれてしまう。

シンは殴りかかるが、ヴィンセントに蹴り上げられたかと思うと落ちてきた所に回し蹴りを打ち込まれて吹き飛んでしまう。

ヴィンセントはシンを追いかけると回し蹴りを叩き込もうとするが、シンは右腕をライフルに変えると近づいて来るヴィンセントに魔弾を撃って地面に落下する。

シンが立ち上がるとヴィンセントも立ち上がっていた。シンは独楽の様に回ってヴィンセントに何度も蹴りを叩き込んでから蹴り飛ばす。

吹き飛んだヴィンセントは祭壇の壁を蹴って戻ってくるとシンを蹴り飛ばしてから追いかけて来たかと思うとシンを蹴って地面に叩きつける。

ヴィンセントが竜の様な咆哮を上げると祭壇の周りに有る竜の彫像が一斉に火を吹き、周囲一帯は火の海と化す。

倒れているシンも炎に呑まれるとヴィンセントはニヤリと笑うと炎の中に手を突っ込んで火だるまになったシンに爪を突き刺す。

ヴィンセントは顔の前にシンを持って来ると火を吐こうとするが、シンは右腕をショットガンに変えてヴィンセントの顔の目の前で魔弾を撃ち放つ。

ヴィンセントが獣の様な苦悶の声をあげる中シンは放り投げられる様に爪から解放される。

シンは起き上がろうとするが、怒り狂ったヴィンセントに何度も爪を振り下ろされて斬り裂かれてしまう。

ヴィンセントが荒れ狂って爪を振り下ろす中シンは両手を拳銃に変えるとヴィンセントに魔弾を連射する。

ヴィンセントが魔弾に怯むとシンは立ち上がって両手を元に戻してから背中の剣を抜いて斬りかかるが、爪を突き刺されてしまう。

ヴィンセントは爪を勢いよく引き抜くとシンを蹴り上げるが、シンは宙で剣に魔力を込めて刀身を伸ばして漆黒の刃を己の落下の勢いに乗せてヴィンセントを斬り伏せる。

シンは剣を背中に収めると右手を拳銃に変えて魔弾を撃つが、ヴィンセントは素早く避けたかと思うと咆哮をあげる。

その瞬間にまたしても彫像の竜たちが火を噴き出して周囲は火の海となってしまう。

シンは手を元に戻すとヴィンセントを待ち構えるが、炎の中から飛び出して来たヴィンセントに爪で突き刺されてしまう。

シンは右腕をショットガンに変えようとするがヴィンセントはそのまま回し蹴りを叩き込んでシンを蹴り飛ばす。

ヴィンセントはシンを追いかけて爪を突き刺そうとするが、シンは空中で腕をロケットランチャーに変えると近づいて来るヴィンセントに向かってロケット弾を撃ち放つ。

爆発が起きるとシンは更に吹き飛ぶがヴィンセントの身体は爆炎に包まれる。

ヴィンセントの獣の様な雄叫びが響く中、シンは起き上がるともう一度ロケット弾を撃ち放つが、ヴィンセントは爪でロケット弾を弾いてしまう。別の場所で激しい爆発が起きるとシンは腕を元に戻して背中の剣を抜くとヴィンセントに斬りかかるが、避けられてしまう。

ヴィンセントはシンと距離を取ると火の海の中に身を隠してしまう。

シンは剣を背中に収めてからヴィンセントを待ち構えるが死角から現れたヴィンセントに蹴り上げられてしまう。

シンは空中で体勢を立て直すと落下の勢いでそのままヴィンセントに蹴りを打ち込む。

ヴィンセントが吹き飛ぶとシンは着地してから背中の剣を抜き、突きを打ち込んで更に吹き飛ばす。

シンは追撃を打ち込もうと斬りかかるが、爪で斬り上げられた直後にもう片方の手で斬り伏せられてしまう。

シンが起き上がろうとするとヴィンセントは再び、シンを爪で斬り上げる。

ヴィンセントは落ちてくるシンに両手の爪で何度も突きを打ち込むとシンを鷲掴みにして投げ飛ばす。

ヴィンセントはシンを走って追いかけると追撃を打ち込もうと地面に倒れているシンに爪を振り下ろすが、シンは転がって爪撃を避ける。

ヴィンセントはシンに爪を振り下ろすと裏拳を打ち込んでシンを殴り倒す。

シンは立ち上がると地面に突き刺さってる自分の剣を抜くとヴィンセントを袈裟斬りにしてから剣を真横に振り抜いて斬り払う。

シンは背中に剣を収めてからヴィンセントが祭壇の壁を蹴って戻って来るのを確認して右腕をロケットランチャーに変えると近づいて来るヴィンセントに向かって撃つ。

激しい爆発が起きると爆炎の中から黒い何かが飛び出るとそのままヴィンセントの身体は炎に包まれて見えなくなる。

シンはヴィンセントが起き上がって襲って来る事を考えて待ち構えたが、ヴィンセントの襲撃は無かった。だが、その代わりとでも言う様に島が激しく震え出す。

「シン、撤退しない?このままじゃ島ごと沈んじゃうわよ?」

ブラックが訊ねるとシンは首を横に振る。

「悪い。身体、動かねぇ」

シンはそう言うと倒れてしまう。

「ダメよ。私、クラリスさんと約束したもの。シンを守るって」

ブラックはそう言うと人の姿になってシンを引きずって来た道を戻るのだった。

 11話目読了感謝です。

とうとうヴィンセントとの決着がつきましたね。

シンとブラックは無事に島を脱出出来るのか。

次回以降でそこは書いていこうと思います。

そして、次回からは1章スタートです。

え?これが1章じゃないのか?

これは序章です。

では、次回のお話でお会いしましょう

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