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Blackstorm Ship's log  作者: ノアール
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第10話:決戦

 洞窟を見つけたシンは中に入るが、そこは骸骨たちのアジトだった。

洞窟内の骸骨や洞窟に棲む大蛇の猛攻を潜り抜けたシンは洞窟の奥深くへと進む。

 シンがレールに沿って洞窟の奥に向かうとレールの終点が見えてくる。

「あれ?船着き場に続いてると思ったんだけどな」

シンはそう言うとレールから外れて奥へと進んで行く。

ブラックの光で周りが照らされると石で作られた広間の様な空間が現れる。

「骸骨たちのアジトとも違うみたいだな」

シンはそう呟くと奥へと進む。

「どちらかと言えば祭壇みたいね。何かの儀式を行う場所に見えるわ」

ブラックの声が広間に響くと賞賛する様に拍手が鳴り出す。シンが音のする方を見るとそこには、ヴィンセントの姿が有った。

「正解だよ。随分と頭の良い仲間が出来たんだな。シン」

そう言ってキャプテンコートを翻したヴィンセントが向かってくるとシンは怒りを露わにする。

「おい。仲間はどうした。他のクルーはどこに居る?」

シンの質問に間の抜けた様な表情をしたヴィンセントは溜息をつく。

「折角、再会したのに他のクルーの心配かよ。もう少し再会の喜びを分かち合おうぜ?シン」

「俺は嬉しくない。さっさと教えろ」

シンがイラついたように言うとヴィンセントは肩を竦める。

「居ないよ。島の生物やトラップで死んでった。ここに着いたのは俺だけだ」

ヴィンセントの言葉を聞いたシンの瞳が黒から赤に変わるとヴィンセントはニヤリと笑う。

「怒ってるのか?この結果を招いたのはあいつらだ。金欲しさにお前を裏切って船内投票でお前を追放したんだからな。でも、大丈夫だ。これがあれば死んでった奴らも生き返るぞ?」

ヴィンセントはそう言うとコートから片手では持て余すほど大きな赤い宝石を取り出してシンに見せる。

シンがその宝石を見つめると宝石がまるで生物の様に脈動していた。それはまるで心臓の鼓動の様な動きだった。

「お前…」

シンが呟くとヴィンセントは宝石にむしゃぶりつく。

光り輝く宝石から深紅の魔力があふれ出たかと思うと生肉を食うかの様に宝石を貪るヴィンセントの咀嚼音が祭壇に響く。

呆気に取られるシンを見たヴィンセントは狂喜に満ちた笑みを浮かべながら一欠片も残さずに宝石を喰らい尽くす。

宝石を喰いきったヴィンセントはまるで返り血を浴びたかの様に深紅の魔力に染まっていた。

「これで、俺は全ての命を支配出来る様になった!死は永遠の別れじゃ無くなったぞ!!ハハハハハハハハハハハ!!!」

「狂ってる」

ブラックが呟くとヴィンセントの笑い声が止み、鋭い眼光でシンを睨みつけてくる。

「狂ってる?随分な言い様だな。非力なただの人間だった俺がこんな凄い力を手に入れたんだ。少しは、はしゃいでも良いだろ?」

ヴィンセントはそう言うとニコリと笑い

「さてと。シン。再会出来たのは凄く嬉しいが、お前を見てるとイラつくから今度は逃げ出せない様にここで殺す事にしよう。お前も俺と戦いたいだろ?仲間も船もボロボロにしたもんな。それとも、尻尾巻いて逃げるか?選ばせてやるよ。前から殺されるか、後ろから殺されるか」

ヴィンセントの言葉を聞いたシンは首を横に振る。

「ベラベラうるせぇな。さっさと来いよ。裏切り者」

シンがそう言うとヴィンセントは消えたかと思うとシンに飛び蹴りを食らわせる。

「こんなに早く動いたらお別れの言葉も言えないだろうからわざと隙だらけにしてたのに。人の厚意を無下にしやがって」

ヴィンセントはそう言うと吹き飛ぶシンを追いかけたかと思うと腰に差した二本の刀を抜いて独楽の様に回ったかと思うとシンを斬り伏せる。

ヴィンセントは刀を鞘に収めるとシンの顔を踏み砕こうと足を振り下ろすが、シンはヴィンセントの足を転がって避けると起き上がると同時に背中の剣を抜いて突きを打ち込む。

シンは剣を背中に収めると吹き飛んだヴィンセントを追いかけて殴りかかるが、ヴィンセントはシンの拳を受け止めるとそれを支えにして着地する。

ヴィンセントはシンの拳を捻ったかと思うとシンの腕に激痛が走る。

「うぁぁぁぁぁぁ!!」

シンが腕を引き千切られるような痛みに叫ぶとヴィンセントの身体が素早く回り、シンの頭部に衝撃が走ったかと思うとシンは吹き飛んでしまう。

ヴィンセントは懐からピストルを取り出すと吹き飛ぶシンに3発の銃弾を撃つ。

銃撃を受けたシンが地面に落ちるとヴィンセントは勝鬨(かちどき)の様な雄叫びをあげる。

すると、祭壇の天井が割れたかと思うと割れ目の向こうに広がる暗黒から骸骨たちが現れる。

シンは起き上がると近づいて来る骸骨たちに蹴りを打ち込もうとするが、ジャンプで避けられた上に斬り伏せられてしまう。

シンは起き上がると右腕をロケットランチャーに変えて骸骨たちに向けて撃ち放つ。爆発が起きると骸骨たちは砕け散るが、宙の割れ目からはまだ続々と骸骨たちが出て来ていた。

シンは右腕をガトリングガンに変えて骸骨たちを撃とうとするが、シンの頭上でガラスが割れたかの様な音がしたかと思うと骸骨が飛び降りてきてシンは斬り伏せられてしまう。

骸骨たちが倒れたシンを蹴ろうと駆け寄る中、シンは腕を素早く元に戻すと転がって骸骨たちの蹴りを避ける。

シンは起き上がると背中の剣を抜いて骸骨たちに突きを打ち込もうとするが、斬り上げられてしまう。

骸骨たちは剣を高く掲げると落ちてくるシンを串刺しにしようとするが、シンは右腕をライフルに変えると骸骨たちを撃ち砕いて着地する。

シンは右腕をロケットランチャーに変えると宙の割れ目から現れる骸骨たちに向かってロケット弾を撃ち放つ。

爆発が起きると骸骨たちが砕け散り、割れ目が消えていく。

それを見たヴィンセントは滑る様にシンに近づくとシンを何度も殴ってからトドメに蹴り飛ばす。

ヴィンセントは飛び上がると吹き飛ぶシンを蹴りつけて地面に叩きつける。

ヴィンセントはシンを踏みつけてピストルを懐から取り出そうとするが、シンは右手をマシンガンに変えるとヴィンセントの胸に魔弾を連射する。

血が飛び散り、ヴィンセントは怯むがその傷はすぐに癒えてしまう。

「俺を殺せると思ったか?残念だったな。俺は竜王の心臓で不死身になったんだよ」

シンはヴィンセントの言葉を聞いてからゆっくりと起き上がると手を元に戻してから殴りかかるが、ヴィンセントが懐から取り出した二丁のピストルの弾を全弾浴びて撃ち倒されてしまう。

シンは素早く起き上がると落ちている自分の剣を拾い上げて刀を抜いて斬りかかろうと近づいて来るヴィンセントを斬り上げてからもう一度剣を振り下ろして斬り伏せる。

ヴィンセントが悔しがる様に叫ぶとまたしても祭壇の天井が割れると骸骨たちが現れる。

シンは近づいて来る骸骨たちを剣で突き砕くと剣を背中に収めてから独楽の様に回ってヴィンセントに回し蹴りを何度も打ち込んで蹴り飛ばす。

シンは近づいて来る骸骨たちに回し蹴りを打ち込もうとするが、ジャンプで避けられると斬り伏せられてしまう。

骸骨たちは倒れたシンに剣を突き刺そうと駆け寄るが、シンは右腕をロケットランチャーに変えると骸骨たちに向かって撃ち放つ。

爆発でシン自身も吹き飛ぶが爆風を浴びた割れ目も消え去る。

だが、ヴィンセントはその瞬間に滑る様に移動するとシンの首を鷲掴みにして地面に叩きつける。

ヴィンセントは空いている左手で懐からピストルを取り出そうとするが、シンは右手をマシンガンに変えるとヴィンセントの胸に魔弾を連射する。

ヴィンセントはシンの首を離して距離を取ると雄叫びを上げる。

すると、また祭壇の天井が砕けてそこから骸骨たちが飛び出してくる。

シンは起き上がると背中の剣を抜いて押し寄せる骸骨たちを柄で殴り砕こうとするが、避けられて斬り伏せられてしまう。

シンは立ち上がると剣で何度も突きを打ち込んで骸骨たちを砕く。

シンは近くの骸骨たちを砕き終えると剣を構えて駆け寄って来る骸骨たちに向かって突進していく。

シンの剣に突き刺された骸骨たちは次々に砕け散る中シンはヴィンセントの前まで行くと魔力を込めて刀身を伸ばしてから振り下ろし、刀を抜こうとしているヴィンセントを斬り伏せる。

ヴィンセントの身体から大量の血が吹き出ると宙の割れ目が消え去る。

シンは剣を背中に収めると殴りかかるが、ヴィンセントの傷が目の前で癒えると回し蹴りを打ち込まれて吹き飛んでしまう。

ヴィンセントは吹き飛んだシンを追いかけると腰の刀を抜き、シンを斬り上げる。

シンが抵抗出来ずに落ちてくるとヴィンセントは刀を掲げて落ちてくるシンを突き刺す。

自重で刀の刀身を全てその身に受け入れたシンが血反吐を吐くとヴィンセントはニヤリと笑い、刀を振って勢いよく刀を抜くとシンを吹き飛ばす。

シンは受け身を取って起き上がると右手をマシンガンに変えてヴィンセントに魔弾を連射する。

ヴィンセントが魔弾で怯むとシンは手を元に戻して回し蹴りを打ち込もうとするが、避けられると何度も殴られてから蹴り飛ばされてしまう。

ヴィンセントは懐から二兆のピストルを取り出すと吹き飛ぶシンに向かって撃ち、全弾命中させる。

シンがよろめきながらも起き上がるとヴィンセントは飛び上がる。

それを見たシンもジャンプするとお互いに飛び蹴りを打ち込む。

双方、攻撃が当たってよろめく中ヴィンセントが口を開く。

「おい。シン。お前も俺も不死身だろ?こんな事いつまで続けんだ?最後の審判までか?」

ヴィンセントがバカにした様に訊ねるとシンは笑い

「嫌なら降参して死んじまえ」

シンの言葉を聞いたヴィンセントは立ち上がり

「死ぬのはお前だ」

そう言うと殴りかかって来る。

シンは背中の剣を抜くと刀身でヴィンセントの拳を受ける。

ヴィンセントはその瞬間に刀を抜こうとするが、シンはそのまま剣に魔力を込めて刀身を伸ばすと剣を振り下ろして斬り伏せる。

シンは剣を背中に収めるとヴィンセントに殴りかかるが、ヴィンセントに避けられてしまう。

ヴィンセントはシンに殴りかかるが、背中の剣を抜いたシンに斬り伏せられてしまう。

ヴィンセントは懐からピストルを取り出そうとするが、それを見たシンに再度剣を振り下ろされて刀身を叩きつける様に斬られてしまう。

シンは剣を背中に収めるとヴィンセントの胸ぐらを掴んで起き上がらせようとするが、蹴られて倒れてしまう。

ヴィンセントは立ち上がったシンの攻撃をジャンプして避けるとそのまま飛び蹴りを打ち込んでくる。

シンが倒れるとヴィンセントは腰の刀を二本抜いて倒れているシンに何度も突き刺す。

シンが抵抗しようとすると、ヴィンセントは刀を突き刺したまま懐のピストルを取り出してシンを撃つ。

シンの動きが止まるとヴィンセントはピストルをしまい、刀でシンの傷口を抉りながら傷口と傷口を繋ぐ様にシンの身体を裂いていく。

シンが腕を銃火器に変えようとしたのを見つけたヴィンセントはシンの腕を刀で突き刺すと肩を踏み砕く。

シンが悶える中、ヴィンセントは足を振り下ろしてシンの鼻を砕く。

「ふっ。息出来ねぇよな?これで顎を踏み砕いて足で口を塞ぐと人間は息が出来なくなって自分の血で窒息死出来るんだ。でも、お前は不死身だからな。どうなるのか楽しみだ」

ヴィンセントの言葉を聞いたシンは背中から翼を出して勢い良く飛び起きるとヴィンセントに頭突きを打ち込む。

ヴィンセントが悔しがる様に叫ぶと祭壇の天井が割れて骸骨たちが飛び出してくる。

シンは魔力で治った右腕が動く事を確認すると背中の剣を抜いて斬りかかるが骸骨たちにジャンプで避けられたかと思うと着地と同時に斬り伏せられてしまう。

シンは起き上がると骸骨たちを剣の柄で殴り砕こうとするが、剣で突き倒されてしまう。

シンは起き上がると右腕をショットガンに変えて魔弾を放つが、骸骨たちは飛び上がって避けると着地と同時にシンを斬り伏せる。

骸骨たちはシンを蹴ろうと押し寄せるが、シンは骸骨たちの足を避けると起き上がってジャンプすると飛び蹴りを食らわせて骸骨たちを蹴り砕くと目の前に見えるヴィンセントに殴りかかるが、ヴィンセントは腰の刀を抜くとシンを斬り上げてしまう。

ヴィンセントは落ちてきたシンに回し蹴りを打ち込もうとするが、シンも蹴りを繰り出してお互いの攻撃を弾き合う。

シンは着地した所に有った自分の剣を拾い上げると魔力を込めて刀身を伸ばす。

それを見たヴィンセントは盾にする為に雄叫びを上げて骸骨たちを呼び寄せるが、シンが剣を振り下ろすと骸骨たちが現れる空間の裂け目ごとヴィンセントを斬り伏せてから剣を真横に振り抜いてヴィンセントを吹き飛ばす。

シンは剣を背中に収めるとヴィンセントを追いかけるが、二丁のピストルから放たれる銃弾を浴びて膝をついてしまう。

ヴィンセントはシンに斬られた傷が癒えたのを確認すると飛び上がり、立ち上がろうとするシンを蹴り倒す。

だが、シンは笑みを浮かべていた。

ヴィンセントが不審に思うとシンの両腕はショットガンに変わっていた。

「零距離(ゼロポイント)・射撃(ショット)!ダブルショットガン!!」

シンは叫びながらヴィンセントの鍛え抜かれた腹筋に銃口を当てて魔弾を放つと魔弾がヴィンセントの身体を貫き、祭壇の天井すらも抉る。

ヴィンセントが倒れるとシンは両腕を元に戻して起き上がるのだった。

 10話目読了感謝です。

因縁を晴らすべくとうとう激突した二人の男。

そして、この後シンがどうなるのか。

次回のお話で書きたいと思ってるのでお付き合い頂けると幸いです。

それでは、次のお話でお会いしましょう。

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