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万葉恋歌  作者: 舞夢
1179/1385

十六年四月五日、独り平城の故宅に居りて作りし歌六首(2)

ほととぎす 夜声なつかし 網ささば 花は過ぐとも 離れず鳴かむ

                         (巻17-3917)

※網ささば:網を張って囲っておけば


ホトトギスの夜の鳴き声は実に素晴らしいと思うのです。

いっそのこと、網を張って囲っておけば、橘の花の盛りの時期が過ぎたとしても、飛び去ることはなく、鳴いてくれるでしょうか。


大伴家持は、よほど、ホトトギスが好きなのか、網を張って飛び去らないようにしてまで、その鳴き声を(夜でも)聞きたいと詠む。


ホトトギスにとっては迷惑な話ではある。

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