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霍公鳥今し来鳴かば万代に
霍公鳥を思ふ歌一首
田口朝臣馬長作る
※田口朝臣馬長:伝未詳。万葉集中に一首のみ。
霍公鳥 今し来鳴かば 万代に 語り継ぐべく 思ほゆるかも
右は、伝へていわく 「ある時に交遊集宴す。この日此処に霍公鳴かず。よりて件の歌を作り、もちて思慕の意を陳ぶ」といふ。ただし、その宴せる所併せて年月いまだ詳審らかにすることを得ず。
ホトトギスが今飛んで来て鳴いたとしたら、万代を通じて語られることになると思うのですが。(実に残念です)
ホトトギスの鳴き声を楽しむ宴でも開いていたのかもしれない。
しかし、飛んで来て鳴くのは。ホトトギスの勝手なので、人間はどうにもならない。




