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大宰の時の梅花に追和せし新歌六首(6)
み園生の 百木の梅の 散る花し 天に飛び上がり 雪と降りけむ
(巻17-3906)
右は、12年12月9日に、大伴宿祢書持の作りしものなり。
※大伴宿祢書持:大伴旅人の子、大伴家持の弟。
お庭に多く植えられた梅の木から散った花が、(春風に吹かれ)遥かな空に舞い飛びあがり、まるで雪のように降っております。
大宰府梅花の宴の主人である大伴旅人の
わが園に 梅の花散る ひさかたの 天より雪の 流れ来るかも
を意識、追和した歌。
どちらも、夢のように美しい世界である。
日本人として、忘れてはならない世界と思う。




