オークとの決着
アテネの声が聞こえた気がする...アテネなのか..?
『カナ..メ..』 アテネ..
『カナメ!』 「..テネ.」
『カナメ!起きなさいカナメ!これを飲むのよ』
「アテネ..」
アテネは死にそうな俺にピンク色の液体を飲ませた
「アテネ!本当にアテネなのか!?..っ痛」
『まだ動かないで...ギルドの人達を呼んできたから安心して寝てなさい』
どうやら間に合ったようだ。数十人の屈強な男たちがオークに立ち向かっていく。
「生きてるのか...俺は..」
自分でも今生きながらえていることに心底驚いていた。
『ええ、あなたは生きてるのよ。本当に本当によかった!』
アテネの頬から一筋の涙が流れ落ちる。
「ありがとうアテネ。」
【攻撃強化Lv.3】
そう野太い声でエンハンスをかけたのは傭兵たちではなくオークだった。
「お前たち早く逃げっ...」
目の前で戦っていた傭兵たちがオークの大剣の一振りでほとんどが一度に真っ二つに切り裂かれた。
「嘘だろ...」
「いいかよく聞け!我々に撤退の二文字はない!傭兵の誇りにかけて」
無理だ、残った5人の傭兵たちが果敢に攻めていくがどれも大きな大剣ではじき返され周りが血で染まってゆく。
『こんなの見てられないわ!カナメはここに隠れてなさい。私は奴を倒しに行くわ』
「だめだアテネ...いくらお前でもかなう相手じゃない行くな!」
いくら止めてもアテネは聞くことはなくオークの下に向かっていく。
『食らいなさい!フレイム!!』
すごい。ストレイボアの時に比べて炎の勢いが段違いだ、それに魔法を使いつつ見事な剣さばきで少し押されてはいるもののオークの攻撃を上手くかわしているだがもし一度でも食らったなら...
『きゃっ!』
「アテネ!!!」
アテネがオークの一撃を食らってしまった。剣でガードしていたため切られはしなかったもののその衝撃で気絶しているようだった。
「アテネ!目を覚ませ!くそっ!」
オークはアテネの方へと歩いていき大きく大剣を振りかぶった。
「やめろぉぉぉぉ!!!!」
(スキル:覚醒を発動しました。)
力が湧いてくる!これなら!
「フェルト!!!」 ドドドドドドドドドドドドッ
どういうことだ、一度に何百本もの矢が放たれた。
しかも威力も段違いだ、すべての矢がオークの体を貫通している。
オークは声を上げることもなく倒れ紫色の綺麗な珠を落した。
「アテネ!大丈夫か!?アテネ!」
いくら呼び掛けても目を覚まさない。カナメはオークを倒した際に一気にレベルが上がったため
ステータス欄からヒールを習得しアテネにかけ続けた。
「ヒール!ヒール!ヒール!」
「ヒール!ヒール!ヒール!ヒール!」
『カナ...メ?』 「アテネ!」
やっとアテネが目を覚ました。
「よかった...本当によかった...」
俺は思わずアテネに抱き着いた。
「痛いわよ...離れなさい...」
「ははは、生きててくれて本当によかった。近くの村にもっどて数日休もう」
『そうね..そうしましょう』
俺はアテネをおぶって近くの村に戻った。オークが落した不気味な紫色の珠をもって...
第11話ご覧いただきありがとうございます。
二人共生きて変えることができてよかったですね!
オークが落した不気味な珠の正体とは!?
ではまた第12話で




