その十
6983
時と場合によって優先順位が変わる。食べ物の好みや何を着たいかなどといったものだったらそれで構いませんが、自分が人生の指針とするものがそんな風に変わったら自分で自分の事が信じられなくなりませんか。
「私は、一体何がしたいのだろう」
私だったらそう思うに決まっています。そして答えが見付からないものだから憂さ晴らし的に散財して、その後更に荒れた心になるでしょう。もう目に見える様です。
自分自身への信頼はこの『変遷しないもの』によって確立されている様に思えます。能力的に何が出来るとかいった事などではなく。自分が納得出来る根拠を見出して下さい。そういうものを見付ける事が人の日々の暮らしの課題ではありませんか。
6984
自分自身を表現して下さい。喋る時も書く時も、そして話さず書かない時もです。立ち居振る舞いに至るまで。
此処に生きているのは私だと、私とは斯かる人間なのだと、誰に問われるまでもなく自分から表出して下さい。それが長い時間の間に、伝わる人にだけ、伝わっても可い人にだけ伝わるからです。人が生きていて虚しくないのは、この、自分を表現する事をしているからではないでしょうか。その時に人は、
「私は一体何をやっているのだろう」
と思わないのではないでしょうか。私はそんな気がするのです。自分を外に表す事は意味に満ちています。それに第一、卑怯ではありません。却って勇気を必要とします。それが虚しくない事の証拠だと思います。
6985
時が来てからではもう遅い。そこからでは準備が間に合わない。まるで段違いの軍師が敵軍に居る時の様に気が付けば既に自分の浮かぶ瀬がなくなっているのです。極めて自然に、滑らかに、陥れられている訳ですね。運命にです。いや更に厳密に謂うならば自分自身の油断にです。
自分が油断していない事を何によって知りますか。それを知り、油断せぬ様に暮らして下さい。
6986
私は幸運を求める事が良くない事であると知っています。しかし現実には私は幸運で支えられていると言っても可い程に幸運を多く得ていると思います。この事を思うと私は不思議な感じがします。幸運を求めて中々来ないのに、気が付けばそれは私の隣に居るのです。
祈るべきでしょう。感謝もそうですが、自分を何かに委ねる、その心持ちを忘れてはなりません。
ブログは毎日更新しています。
https://gaho.hatenadiary.com/




