↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「悪魔の子」って何ですか?〜まさかの溺愛?!  作者: 緑子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/10

3.ハリル侯爵家

あなた、一体、どういうことですの?!」


ハリル侯爵邸の執務室で、ソファに座っていた侯爵夫人が、興奮を押さえきれずに、机を叩いて立ち上がる。


「それは、あの、悪魔の子を、うちが、

我が家が、嫁に迎えると、そういうことですの?!」


わなわな震える夫人をよそに、


「あぁ、そうだ。」

と、ハリル侯爵が冷静に頷く。


ハリル侯爵は、この国で国王の右腕である宰相という重職に付いている。

国王が王太子の頃より側近として、その執務をサポートしてきた。


一般的に、王太子が成婚すると、貴族達はみな、次代の王太子のご学友やお妃候補にと、同時期に妊娠、出産を計画するものだ。


そう、フライングだったのだ。

王太子のカイアル殿下が結婚し、程なくして御子が産まれるだろうと、私たちは子を授かった。

ところがだ、王太子夫妻は中々、子宝に恵まれなかったのだ。

やっとのご懐妊で、王子を授かったが、今度は我々夫婦が中々、2人目に恵まれなかった。

王太子妃のご懐妊に会わせて、貴族達が次々と妊娠、出産していく中での焦り。

結局、我が家の息子達はといえば、キーリク殿下を挟んで、3つ違い。

もちろん、王太子の側近候補などに入り込める余地などはなく、長男のマーカスは領地経営に、次男のルークは騎士団に所属している。


「陛下から、直々に頼まれたのだ。」


そう、長男のマーカスは、より家の利になる相手をと、慎重に選んでいたら、気づけば22歳。未だ、婚約者も居ないのだ。

まさに、うってつけの相手であったであろう。


しかし、世襲制ではない、まさに生き馬の目を抜くこの貴族社会で、次期宰相のポストを匂わされたのだ。

国王に恩も売れる、この機会を物にしないわけにはいかないのだ。


「領地にいるマーカスには、至急王都に戻ってくるように知らせを出してある。」


旦那さま〜 旦那さま〜〜


「なんだ、騒がしいな。」


遠くから、執事のロイドの声が、どんどん近づいてくる。


「旦那様!へ、へ、陛下が、陛下がいらっしゃってます!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。