第10幕 壊れ欠けゆく船と、迫る刻限 第4話 箱舟案件
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イメージナンバー「3」
イメージカラー「白」
イメージワード「透明」
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イメージナンバー「4」
イメージカラー「メタリック」
イメージワード「説明」
エイミィ騒動があった後、一休憩を入れていると、城にレト達がやってきた。
城の兵士を名乗っているあやしい奴を目撃したとかなんとか。
バール「ふぁ、ねむ」
レト「昨日、夜更かししてたからだろ」
そこにはミルストもいる。
ギルドについての報告をしにきた。
ミルストは、レトやなあ達を中庭に呼んで話をする。
ミルスト「レトさんには体をお借りしているので、必ず伝えなければならないと思っていました」
レト「とうとうその謎、明らかにしてくれる気になったのかよ」
バール「でも、このちびっこのお嬢ちゃんがいるのはなんでだ?」
ミルスト「なあさんは世界の種子なので」
ミルストは世界の種子が何なのか説明。
絶句するバール達。
バール「ただのほほんとしてる子かと思ったら、考えてみりゃそうだよな」
レト「あのパーティーで一人だけ、のほほんとかないわー」
ミルストは転移のネックレスで、なあ達と共に箱舟へ転移する。
中央領の上空に、透明状態で存在している遺跡。
なあ達が転移した部屋は、鉄の壁でできた部屋。
ミルストは、その箱舟について詳しく説明。
箱舟では、神話の時代に保護した様々な種があった。
ミルスト「ここにいるのは、もう今の時代には存在しない生物たちです」
拡張空間へ入る一同。
そこには色々な動物がいた。
みな、現在の時代にはいない者達ばかり。
ぴーちゃんと同じ鳥も飛んでる。
マギクスの記録では百年前に絶滅したとされている鳥。
長い話になると思うので、場所を移す。
会議室みたいな部屋。
どこからか赤い鳥がやってきて、なあ達にお茶を出した。
ミルストは説明を続ける。
それはこの世界についての根本的な知識。
かつ多くの人が知らない真実だ。
この世界は、死者のための世界である。
しかしそこに、無理やり生者が住んでいる状態だった。
ミルスト「だから色々無理が生じてるんです。先日は、死者が湧きだして、大変な事に……」
バール達は先日の事を思い出す。
あれはたぶん死者。
なんとなくそんな気がしていた。
自分達が死者の世界に住んでいると言われて、ぞっとする。
日常的に湧いているのは、エンジェ・レイ遺跡の中らしい。
おててが「こんにちは」してる所。
バールはお腹いっぱいだと思うけれど。
説明はまだまだ続く。
浄化能力は、今まで「献身」的な者が使っていた力だという。
ミルスト「世界に対する無償の愛。見返りを求める事なく誰かに尽くす心。それを判断基準としていました。一人例外がいるのですが、その人は元から浄化能力を使えるので除外して……」
この箱舟を管理するものが、浄化能力者にふさわしいものを選んで、その力を与えていたようだ。
しかし色々と切羽詰まってきたので、基準を変更したらしい。
ミルスト「今は誰でも使えるようになっているので、あなた方でも使えるんですよ」
バール「マジかよ」
ミルスト「というより、先日使ってました」
バール「嘘だろ」
ミルスト「本当ですよ」
バール「マジだった」
嘘じゃないらしい。
それとは別に、まだ説明したい事は残っているらしい。
バール「俺、もう耳ふさいでも良いか?」
レト「俺の耳とじてくれたらいいぞ」
バール「お前の犬の手じゃ無理だろ」
バールは若干半泣き。
ミルストは言う。
箱舟の管理者が寿命なので。誰かに管理を引き継いでほしい、と。
ミルスト「ここの箱庭を管理する者達も、長くはないので色々と大変なんです」
バール「マジかよ」
レト「さっきからそればっかりだな」
バール「それ以外にどう反応しろっていうんだよ」
一般人の脳みそはすでにキャパオーバー。
バールはとりあえず疲れた。
バール「考えを整理させてくれ。衝撃的な事をいっぺんに聞きすぎた」
レト「冷静でいるの無理じゃね?」
ミルストはレトに言う。
ミルストは、浄化能力者としてふさわしい人間を探して、接触を図ろうとした。あと管理者にふさわしい人にも。けれど獣の姿では喋れないので、人間の姿が必要だった。
アイナや氷裏が使っていた施設を、こっそり利用して魂を移し替えたらしい。
レト「って事は、最初に異世界に来た地点は別の場所だったのか」
ミルスト「はい、申し訳ないですけど、ちょっと長く気絶してもらった後、東の方へ移動させていただきました」
レト「もっと安全な所なかったのか?」
ミルスト「喋る魔獣を受け入れてくれるところで、かつ戦力を必要としているところとなると……」
レト「なっとく」
バール達の寛容さを考えて、あとエンドラインの影響が一番初めに出始める場所だったから、置いてかれたらしい。




