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白いツバサ 低カロ執筆版  作者: 透坂雨音
五巡目、六巡目、七巡目~
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第10幕 壊れ欠けゆく船と、迫る刻限 第3話 エイミィとマリー



--01

イメージナンバー「?」

イメージカラー「黒、灰」

イメージワード「獄」


--02

イメージナンバー「?」

イメージカラー「黒」

イメージワード「獄」


--02

イメージナンバー「?」

イメージカラー「黒」

イメージワード「獄、怖」




 そんな中、エアロは人混みの中に気になるものを発見した。

 それは、とある一組の存在だ。


 小さな女の子の手を引いた、金髪の少女に視線が吸い寄せられる。


 その少女の顔は、見れば見るほど知り合いの顔にそっくりだ。


 猫のように丸い瞳に、あどけない顔つき。


 それはいつかの心域で見た誰かさんの未来の姿とそっくりで。


 エアロは、周囲に散らばっている兵士に叫んだ。


エアロ「その少女、捕まえてください!」


 人ごみに溶け込んでいた兵士の数名が、一組の存在を取り囲む。


 金髪の少女は最初はぎょっとして、抵抗するそぶりを見せたものの、人数を見て諦めた顔をした。


メリル「え? どうしたんですか先輩」

エアロ「あの人を見れば、色々と分かると思います」

メリル「あ、ミリ様とそっくり」


 その少女を見て、エアロはベルカの意図を色々と察した。


エアロ「こういう事があるから、ベルカさんが指示を出したのかもしれませんね」


 エアロは、兵士に城へ戻るように伝える。


 近衛の立場はこういう時便利。


 とりあえず念のため、その後もあちこちぶらぶらしていたが、息抜きイベント以上の事は起きなかった。






 城に戻った未利達は、確保した人物


 エイミィとマリーの調査報告を聞いた。


 マリーは中央領にある人形店の店主、しかし機術の腕もあるようだ。

 パルムノードの知り合いであるらしい。

 パルムノードの事をマスターと呼ぶ。

 ベルカはその事を見越していたのだろうか?


 エイミィは漆黒の刃のメンバーらしい。

 しかし、組織とは別口から、何らかの依頼を受けて、この地にやってきていたようだ。


 ミリ達は二人と顔を合わせる。


 マリーは状況を良く分かっていないのか、ただにこにこしている。


 なあちゃんと同じくらいの年齢なので、気が合うのか一緒に遊んでいた。


 なので必然的に会話はエイミィと行われる事になる。


 エアロ「転移魔法は使えないので、逃げられませんよ」

 エイミィ「でしょうね。良く知ってるわよ」


 エイミィはミリを見て、「あんたがオリジナルってわけね」と述べる。


 ミリ「何それ。ていうか自分と同じ顔みるのってなんか違和感」

 エイミィ「慣れてたらそっちの方がコワイわよ」


エアロ「とりあえず、なんでそんな顔してるんですか」

エイミィ「まともに聞いたら頭のおかしいセリフとしか思えないけど……」


エアロ「ただの他人の空似がこんなタイミングで私達の前に現れるわけないじゃないですか」

エイミィ「分かってるわよ。話すからがならないでちょうだい」


 不機嫌そうな顔のエイミィは、面倒くさそうな表情で話す。


 自分が死にかけた結果、アイナの手によって、新しい体を用意されたことを。


ミリ「どっかの空飛ぶパンを彷彿とさせるわー」

なあ「なあ知ってるの、お顔をちぎってみんなに配るお話なの」

エイミィ「何よそれ」

エアロ「正気ですか?その人」


エイミィとエアロがそろってドン引きしていた。


とりあえずエイミィは14歳程度の年齢らしく、家族は弟以外いないらしい。







 エアロ「その話はおいといて、どういった目的でここに来ていたんですか?」

 エイミィ「蝶をしんくかっととかいう装置の所に掲げて置くっていう依頼よ。まったく意味の分からない依頼だったけれどもね」


 エイミィは依頼主である赤髪の女について話す。


 エイミィは漆黒の刃だがアイナの駒でもあった。アイナが不明と聞いても、エイミィは心配しない。


 エイミィ「殺して死ぬような人間じゃないでしょ? 神なんだから」

 みんな「神?」


 エイミィはアイナの正体や目的を話す。別に信頼関係とか義理なんてないし。他言無用の契約を交わしたわけでもないから。


 皆はそれぞれの感想を言う。


 ミリ「ウチ等の世界に来てたとか」

 エアロ「神様って、スケールが大きすぎませんか?」

 なあ「ふぇ? 神様はおっきな人だってなあ思ってるの。あとお空に住んでる人だって知ってるの」






 とりあえずエイミィは城の牢屋に収容される事になる。

 兵士たちと共に連れていく。

 エアロはそれを見届ける事にした。


 牢屋に収容されたエイミィは、揃ったメンツを見て、下手に逆らわなくて良かったと結論。


 エイミィ「分かってたことだけど、何気に恐ろしい光景だわね」

 ロザリー「おひさー」

 クルス「やあ」


 ロザリーやクルスの態度はかるい。


 仲間が捕まってきたことに、そんなに同様はしていないっぽい。


 エアロはエイミィの様子についてコメント。


 エアロ「ここの様子、知ってたみたいな顔ですね」


 エイミィの視線は、この区画に来た時、中身がある牢屋へ真っすぐ向かった。

 見るべき場所を迷わなかった。

 城の内部でも、鏡の位置や、壊れた床の凹凸に戸惑わなかった。

 そこで、千里眼の説明をするエイミィ。

 それは、さっきの話で黙っていたこと。


 エアロ「これからは、隠し事は無しにしましょう」

 エイミィ「アスウェルが恐ろしいって言ってた意味がよく分かるわね」


 その話を聞いて、嫌そうな顔をするエアロ。


 メリル「先輩がすごいのは知ってますけど」

 ミリ「あんた、あいつになにしたわけ?」


 エイミィはアスウェルのことを多少知っている程度。

 




 チュウボって目が光るんだ

 千里眼使用状態のチュウボは目が光らなくなる。光らないチュウボをミリは見ていた。

 アルノドをいたぶるときに使ってたから。





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