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白いツバサ 低カロ執筆版  作者: 透坂雨音
五巡目、六巡目、七巡目~
39/112

第10幕 壊れ欠けゆく船と、迫る刻限 第2話 寝不足さんさん



--01

イメージナンバー「100」

イメージカラー「橙」

イメージワード「太陽」


--02

イメージナンバー「3」

イメージカラー「?」

イメージワード「可哀想」



 第2話 寝不足さんさん



 翌朝、シュナイデル城の部屋で起きたミリ達は身支度を整える。


 ミリがなあの寝癖をといて、エアロがミリの寝癖をととのえていた。


 ごく自然な行動につっこみを入れなければいけないような気がするが、頭が働いていないので、面倒くさくなった。


ミリ「ねむい。ここのところ、夜中起きてばっかなんだけど。なんかこれからも続きそう」

エアロ「寝不足になる習慣、嫌な習慣ですね。なあさんあたりは、背が伸びなくなってしまいそうです」


ただでさえ背の低いなあが、これ以上伸びなくなったらそれは死活問題だろう。

未利的には癒し度が高くて良いと思うが、将来の事を考えると不便しそうだ。


ミリ「異世界にもそういうのあるんだ」

エアロ「ありますよ。逆に牛乳を飲むと背が伸びると言う話も」

ミリ「へー」


 眠気に負けたので頭が揺れた。

 エアロが「揺らさないでくださいよ」と注意してくる。


 そのついでになあの頭も揺れたので、ミリも何か言うところだが逆張りしたい気分だったので何も言わなかった。


 そこに元気いっぱいの雪菜がやってくる。


雪菜「おはよーん。未利ちゃん、なあちゃん。先生がやってきたわよー」

未利「うざ」

なあ「すぴー」

エアロ「朝早いのに、賑やかな人ですね」






 久しぶりに外出する事になった。

 ここのところ、城の中に缶詰だったため、気分転換になりそうだ。


 朝が早い、市場の者達は通りを行きかう。

 大通りに露店を出して、魚や野菜などを販売する準備をしていた。


 昨日大変だったせいか、見ていると少し。お腹がすいてくる


 そこで、メリル達が、食堂からいくつか食べモノをもってきてくれたようだ。


メリル「昨日の余り物ですけど、要ります?」


 パンの耳を上げた簡素な食べ物だったけれど、空腹にはありがたい。


ミリ「むしろ文句言う奴とか贅沢でしょ」

エアロ「そこの所はそうですね。エンドラインが進んでくると、食料の確保の大変になってきますから」

ミリ「そこまで深いとこ考えて発言したわけじゃないけど……」


 パンの耳をもぐもぐしてると、なぜか人の目が集まってくる。


女性「ほら、あの子」

男性「偽物の浄化能力者の子だっけか」


 エアロが頭を抱える。


エアロ「またですか」

メリル「よくあるみたいですよね」


 一応顔を隠しているのだが、それでも人々は気づくらしい。


エアロ「こういう事があるせいで、お店で働いている時も大変だったんですよね。はぁ。変なストーカーさんも寄ってくるしで」

なあ「ぴゃ、羽ツバメの子たちもくるの」


女の子「あ、かわいそーなおねーちゃんだ!」

男の子「おいうちかけろ!」


ミリ「かけられてたまるか!あっちいけガキ共!」


 わいのわいのしていたら、そこにユーリやチィーア達もやってきた。


 クジャク工房で働いている二人も、ミリの事が遠目からわかったようだった。


チィーア「お兄ちゃん、ウーガナいる?」

ユーリ「ウーガナの奴はいないぞ!可哀想な人はいるけど!」


ミリ「なんでアタシ、そんな可哀想言われるわけ」

エアロ「いくらミリさんでも少し同情してしまいますね」


 地面に四つん這いになってはいつくばってみたい気分だったが、ばっちいのでやめにしておいた。


 その代わり、選達の存在に気が付く。


 選、緑花、レトなどが朝市の手伝いをしていたようだ。




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