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BLUE ROSE  作者: うさぎさん⭐︎
第一章 君が大空を羽ばたけるように

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五. バードケージ


 獏は姫の後ろを歩いている。前を行く少女の長い黄緑色の髪や、通路の様子を見ながら。

 くすんだ灰色の石でできた、大きな建物……

「君、この離宮に一人で住んでるの?

 うわぁ、すごいなぁ。広いなあ。部屋いっぱいあるなぁ。お姫さまってすごいなぁ!」

「……ほとんどは、使っていない部屋です」

「ええ⁉︎  なんて勿体ない‼︎  ボクだったら速攻人に貸してお金にするよ! て、そんなわけにはいかないか。お姫様の住居だもんね。それに、お金には困らないか。

 ふーん、じゃあ、ここには君と、君の侍従や侍女や小間使いなんかがたくさん住んでるんだ?」

「……いないわ」

「え?」

「ほとんどいませんわ。最小限の人数だけ」

「なんで?お姫様なのに。

 あ、そういう国柄なのかな?」

「──ここは、バードケージですわ」

「バードケージ?」

「わたくしは、この離宮をそう呼んでいます」


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