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BLUE ROSE  作者: うさぎさん⭐︎
第一章 君が大空を羽ばたけるように

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十. 悪夢


 いつものように悪夢を見ている。

 人々が罵りながら押し寄せる。

「災いの子」「闇姫」「おまえなぞ滅びよ」

 イヤ、イヤー、コナイデ!コナイデ!

「どうして生きてるんだ」「なぜ産まれてきた」

 シラナイ、シラナイ、スキデコウナッタンジャナイ──‼︎

 ブルーローズナンテ、ダイッキライ──‼︎

「波びろ」「おまえが滅びろ」

 イヤ、イヤ、タスケテ、ダレカ、《《ヒビ》》……バク──‼︎

『悪い夢を食べ、人を助ける──』

 現れる温かな光。消える人々。

 だけど姫は手を伸ばし──ためらう、光に触れることを。

 ふと、自分を顧みると、自分は闇に包まれていて、再び人々が押し寄せてくる。

 イヤダ──、コイツラモ、マブシスギルアノヒカリモ──、ミンナ、イヤダ──!


「嫌だ……ッ‼︎」

 叫んで、姫はベッドの上で目覚める。

 上体を起こし、膝を抱くようにする。

「……っふ……」

 声を押し殺し、彼女は泣く……。


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