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39●●星を堕とすために
(???目線)
なんてことだ……!
ちくしょう、邪魔が入った。
まさかあんな抵抗をされるとは……!
「男」は暗闇の中で悔しがっていた。
周到に準備し、撒いた種も女も思い通りに動いてくれ、”第一段階”の成功を収めようとしていたときだった……その寸前だった。
「……途中まではうまくいった。今回はそれで良しとしよう。まだいくらでも手は打てる。しかし……」
男は低い声で憎しみを込めて呟いた
「“王子サマ”がどうにも邪魔だなァ……」
なんとかして、眠ったままでいてほしいものだ。
眠り姫ならぬ眠り王子。……それでは物語にはなるまい。
姫には王子が助けにくるが、王子に助けなど──。
……いや、あの獅子のような男がいる。
まずはあれをどうにかするか……。
「いずれ邪魔になることはわかっているし。──待てよ」
王室の信頼厚い彼を排除することは難しい。それよりはうまく取り入って、味方につける方が現実的だ。……裏切るのは最後でいい。
男は次の計画を考え始めた。
天上に煌めく星を手に落とそうというのだ、簡単でないのは仕方がない。
問題ない。気は長い方なのだ。どこまでも執拗に追いかける。
確実に手に入るまで──。




