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ご隠居と助さん角さんのAI創作道中記  作者: 青空市場
第1章 AI創作の第一歩?
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第06話 コラム-03 AIの「エージェント機能」ってなに?

注:本編で簡単に触れた「エージェント機能」についてまとめたコラムです。


AIを活用する時に、利用できると便利な機能です。


あまり興味のない方は、丸っと飛ばして次へお進みください。


****


近年の生成AIには、「エージェント機能」や、「カスタムAI」などと呼ばれる機能が搭載されるようになってきた。


名前はサービスによって異なるが、考え方はほぼ共通だ。


ひとことで言えば、「自分専用のAIを作る機能」である。


生成AIを特定の目的で利用する場合、チャットを始めるたびに、


「何をしてほしいのか」

「どのような立場で答えてほしいのか」

「どのような形式で出力してほしいのか」


を書かなければ、思う通りの結果を得られない。

正直、めんどうくさい。


だから、多くの場合は、チャットの最初でおおざっぱに、


「英語教師として答えてほしい」

「小説編集者として答えてほしい」

「プログラマーとして答えてほしい」


といった形で始めることが多い。


しかし、さらに細かい設定が必要になると、そのたびに説明を書き足さなければならない。


それに、毎回同じ説明を繰り返すのも、正直あまりやりたい作業ではない。


この回避策として提供されているものが、「エージェント機能」だ。


エージェント機能では、あらかじめ


「役割」


「知識」


「回答方針」


「出力形式」


などを設定しておける。


すると次回からは、その設定を説明し直さなくても、その条件でAIが動作する。


例えば、


「英語学習専用AI」


を作る場合、


・英語教師として振る舞う

・日本人学習者向けに説明する

・難しい単語は避ける


・文法を丁寧に解説する


といったルールを登録して、事前にエージェントを作成することができる。


そして、そのエージェントを選んで起動するだけで、毎回同じ条件で待機してくれているので、段取り抜きで相談できるようになる。


別の例をあげると、


「小説創作支援AI」


であれば、


・プロット作成

・キャラクター設定

・構成確認

・文章の推敲


などを得意分野として覚えさせることもできる。


エージェント機能は、AI本体を作り替える機能ではない。


AI本体に対して、


「この役割で動いてください」


という設定を保存できる機能と考えると分かりやすい。


実際に使う時は、その設定を選ぶだけでよい。


すぐに相談を始められる。


言い換えると、

エージェント機能とは、「よく使う設定を保存した、自分専用のAI」である。


AIを使い始めたばかりの頃は、必要性を感じにくいかもしれない。

しかし、毎日のように同じ用途でAIを利用するようになると、


「毎回同じ説明をしなくて済む」


という便利さを実感するようになる。


本編で登場する「Gem」も、このエージェント機能の一種だ。


エージェント機能の作り方はサービスによってさまざまだが、お気に入りのAIと相談しながら、自分専用のエージェントを育てていくこともできる。


一度作成した設定は、コピーしたり、AIに再調整してもらったりしながら発展させることも可能だ。


ただし、2026年8月現在、エージェント機能は一部の有料サービスで提供されていることが多い。


利用しているサービスの契約条件で使用できるかどうか、一度確認してみると良いだろう。


もっとも、無課金勢にも利用できる環境はある。


Gさん(AI)は、太っ腹にも、アカウントを作成してログインすれば、無料でGemというエージェント機能を提供している。


まずは一度、自分専用のAIを作ってみると、エージェント機能の便利さを実感できるかもしれない。


本編で登場する「Web小説サポート担当(G)さん」も、実際にはこの仕組みを利用したものだ。


興味のある方は、一度遊んでみてはいかがだろうか。

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