第07話 コラム-04 GTD(ジーティーディー)って何?
注:本編中で登場した「GTD」について、簡単に紹介するコラムです。
仕事効率化界隈で頻出する語彙です。知って損になる概念ではありません(^_^;)
あまり興味のない方は、丸っと飛ばして次へお進みください。
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今日、帰りにトマトを買わなきゃならない時には、頭のどこかで、
トマト、トマト、トマト、トマト
と、トマトが意識にチラついて、集中力が落ちる。
スーパーの買い物メモに「トマト」と書いておく。
スーパーの前を通る時必ずメモを見る。
そうした習慣をつけていたら、
安心してトマトのことを
■忘れて■
■目の前の仕事に集中できる■
そんないろんなことを、どんな風にしたらいい感じで回せるか?
といった、具体的な段取りのこと。
■「忘却」と「集中」がGTDの真骨頂だ■
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GTDとは、Getting Things Done の略称。
アメリカのデビッド・アレン氏が提唱した、個人の生産性を上げるためのタスク管理手法。頭の中の「気になること」をすべて外に吐き出し、脳をクリアな状態に保つことで、作業に集中できるという方法論。
「頭の中を空っぽにして、目の前のことに集中する技術」
仕事術やタスク管理の世界では有名な考え方だ。
直訳すると、「物事を完了した状態にすること」「やるべきことを終わらせること」。
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ワシは、個人的に長年
「Getting Things Done」って、ネイティブスピーカーは、いったいどうしてこの表現を使って何を言いたいのか?
ということに、悩まされていた。
だから突然だが、文法構造の解説を挟み込ませていただく。
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「Getting Things Done」というフレーズには、英語の基本構文である 「get + 目的語(O) + 過去分詞(C)」=「OをC(の状態)にする」 という形が使われている。
・Getting (動名詞):~すること、(~を…の状態に)すること
・Things (目的語):物事、事柄、やるべきこと(※特定の1つではなく、複数あるタスク全体を指すため複数形)
・Done (過去分詞):終わった、完了した、成し遂げられた(動詞 do の過去分詞形)
ニュアンスの補足
単に「Doing things(物事をする)」ではなく、「Getting things done」と表現されている点が重要。
「Doing」が作業しているプロセス(過程)そのものを指すのに対し、「Getting ~ done」は「確実に最後までやり遂げる」「完了した状態(Done)に持っていく」という結果に焦点が当たっている。
タスク管理の手法として、「中途半端に手をつけるのではなく、やるべきことをしっかりと完了させる」という強い意志と目的が、この英語のニュアンスには込められている。
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解説に戻る(^_^;)
「GTD」は、仕事をうまくこなせないとか、どうしたら作業に集中できるのかとか、
行き詰まった社会人が、よくたどり着く手法だ。
ここで連呼される「タスク」とは、具体的な仕事の内容や、さまざまな課題、身の回りの家事まで、抱えている作業の数々を指していると思ってOK。
社会人なら、仕事。
学生なら、勉強。
やらなければならないことすべてが「タスク」だ。
実は、GTDは、勉強にも応用できる。
実際、ご隠居たる筆者は、仕事はゴリ押しで回していたが、TOEICのスコアが思うように上がらず、どうしたら我慢できる範囲で効率よく勉強ができるかと、本屋を徘徊していた時に出会った。
結果的に、単純な努力不足でTOEICのスコアは変わらなかったけれど、仕事や私生活が劇的に効率化できた。(笑)
さて、GTDの具体的な内容だが、細かいルールはいろいろある。
ワシが気に入っている部分だけを乱暴に要約すると、
「気になっていることを頭の中に置いておくな」
である。
例えば、
・明日の会議
・買わなければいけないもの
・返信しなければいけないメール
・思い付いたアイデア
こんなものを頭の中だけで管理しようとすると、
脳みそは覚えておこうとして疲れてしまう。
実は、脳は「シングルタスク」つまり、一度にひとつの事柄をこなすことができる、という作りになっている。
複数のことをこなす「マルチタスク」は、「シングルタスク」を高速で切り替えているに過ぎないのだ。
だから、頭の中に気になることがあると、頭の切り替えスイッチがバタバタと働いて、集中して取り組めない。
そこで、紙でも、メモ帳でも、タスク管理ソフトでもいい。
とにかく外に書き出す。頭の外へ出してしまう。
すると、「忘れちゃいけない」というストレスから解放される。
そして、「目の前の作業に集中する」ことができるようになる。
結果的に、作業効率が上がり、目的が達成しやすくなるというわけだ。
GTDでは、よく「脳の無駄なメモリ消費」と言われる。
脳のメモリをパソコンのメモリに例えると分かりやすい。
「脳の机=PCのメモリ機能」と考えた場合、
机の上に物があふれていると、作業できるスペースが小さくなる。
だから、「脳の外の本棚=外付けハードディスク」に置いておく。そして、その本棚はいつでもチェックできる状態にしておくと、安心して忘れて目の前の「タスク」に集中できるのじゃ。
よく、ネットで紹介されているのはGTDの前半部分じゃ。
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GTDは、具体的には、以下の5つのステップを繰り返す。
1. 収集(集める):頭の中にある「やるべきこと」「気になること」をすべて書き出す。
2. 処理(見極める):書き出したものが「行動が必要か」「今すぐできるか」を判断する。
3. 整理(分類する):判断したものを、カレンダーやToDoリストなどに適切に振り分ける。
4. レビュー(見直す):定期的にリストを見直し、常に最新の状態を保つ。
5. 実行:整理されたリストの中から、今やるべき最適な行動を選んで実行する。
「覚えること」をシステムに任せることで、目の前の「考えること」や「作業」に100%集中できるのが最大の特徴。
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でも、同じくらい大事な後半部分の内容は、
なぜか省かれておることが多い。
解せぬ。
故に、なんのこっちゃかわからなくなるかもしれないが、ホントはこんなこともGTDではやるんですよ。
ということをご紹介しておく。
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GTDのもう一つの核心「高度モデル(6つの視野)」
GTDでは、自分の抱えているタスクや人生の目的を、飛行機の「高度(Horizon)」に例えて6つの階層で管理する。
GTDの真の目的は、単に目の前の作業を効率化することではない。
自分の行動と人生の目標にズレがないかを確認するため、
視点を6つの「高度」に分けて管理する考え方だ。
滑走路(現在): 今すぐやるべき具体的な行動(電話をかける、資料を作るなど)
高度1万フィート: 完了までに複数の手順が必要なプロジェクト(イベントの企画など)
高度2万フィート: 自分が担っている役割や責任の範囲(仕事の役職、親としての責任、健康維持など)
高度3万フィート: 1~2年以内に達成したい中期の目標
高度4万フィート: 3~5年先に見据えている長期的なビジョン
高度5万フィート: 人生の究極の目的、自分が大切にしている価値観
下の高度(日々のタスク)が片付いていないと、上空(未来のビジョン)を見渡す余裕は生まれない。逆に、上空の目的が定まっていなければ、地上でどれだけ効率的にタスクをこなしても「間違った方向に猛ダッシュしている」だけになってしまう。
日々の行動(滑走路)と、人生の目的(高度5万フィート)を繋ぎ合わせる一貫性こそが、GTDという手法の完成形だ。
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といった感じで、GTDでは、長期的には人生を俯瞰しつつ、
短期的には、日々の段取りにどう取り組むかを見通せることで、
どんなに忙しくても、「ストレスフリー」の状態を目指そう、という考え方じゃ。
今回のデータベース作りも、実は似たような発想だった。
なろうのテンプレ。
キャラクター属性。
感情。
行動。
創作する時に、頭の中でモヤモヤ考え続けるより、一度テキストとして可視化してしまった方が格段に楽になると思ったからじゃ。
AI活用でも、
ブラックボックス的に結果を得るだけでは、
どうも落ち着かないのじゃ。
「はい」と成果物を渡されても、「どうやって作った?」かが、気になる。つまりストレスになる。
ストレスを解消するために、ブラックボックスのバックグラウンドにあるであろう項目を可視化したかった。
過程がわかる方が、判断しやすいという性格だから。
つまり、可視化によって、「ストレスフリー」になりたかったのじゃ。
そして、結果としてデータベース作成に着手することになった。
どうせ作るなら公開してしまおう。
そう考えた結果、この妙なプロジェクトが始まったのである。
GTDについての詳しい説明は、さまざまな著作が出版されている。
ワシはもちろんご本家の本も読んだ。
GTD関連書籍は、書店や図書館でもよく見かけるし、ネットにも情報がたくさんある。
一度AIにお尋ねしてみてはいかがだろうか。
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ちなみに、ワシは、GTDの「レビュー(見直す)」が、超面倒くさいので、スキップしておる。
代わりにタスクが発生した時点で
① 締め切りを確認・スケジュールに記載
② 40%のパワーで、締め切り1週間前にできる想定で、タスクを見積もる
③ 依頼者に実行できる日程で調整を入れ、リスケジュールと対案を示し最終調整をする。着手日をスケジュールに記載。
みたいな感じでアレンジしながら、締め切りを明示したタスク一覧をみつつ、その都度優先順位を決めて作業をしておる。
だいたい、締め切りの1週間には、めどをつけておく。
って感じで日々の仕事をこなしている。
「何をしているのかわからない」とよく言われるが、おおよそ3か月先の仕事を追いかけ回している。
定時で帰りたいからね。




