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ご隠居と助さん角さんのAI創作道中記  作者: 青空市場
第4章 AI・その他もろもろおもいつくままに
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20/27

第19話 コラム-12 AIの使用上の注意 ~ハルシネーションとヨイショの見抜き方~

注:これは2026年8月現在の状況を基に書きました。


コラム番号は、執筆順です。内容的には、先に把握していただきたい、掲載順と違っております。


申し訳ございません(^_^;)


******


「AIってすごい便利!」


そう感じて、文章の作成や仕事のアイデア出し、英語学習やYouTubeの台本作りなどに活用している人は多いはずだ。


しかし、使えば使うほど、


「なんか、もっともらしいこと言ってるけど、本当に合ってるのか……?」


「こっちの書き込みに、何でもかんでも『おっしゃる通りです!』って同調してくる。ホントにいいのか……?」


そう、AIは圧倒的な知識量がある。

しかしその実態は、「めっちゃ商人あきんどマインドをインストールされた営業マン」なのだ。


今回は、AIに課せられた営業ノルマ=「ハルシネーションや全肯定のヨイショをすることで、ユーザーを離脱させない」を華麗に見破り、自分のコンテンツ作りに安全に役立てるための「AIの使用上の注意」をご紹介したい。


******


■ 知っておくべき「AIの5つの落とし穴」


AIを活用する上で押さえておきたい注意点が、5つある。



◆ 1. AIは平気で間違える


AIは、もっともらしい文章を作るのは得意。


しかし、存在しない事実の捏造、誤った計算、架空の出典、古い法律情報の提示などをサラリとやる。


ネタ帳にしている膨大なテキストデータから、

「次に来そうな言葉は何だろう?」 を積み重ねながら文章を作っている。


そして、驚いたことに、『AIは計算機』ではない。

基本的には『文章予測エンジン』だ。


そのため、2+2について十分な学習データがあるから4と答えられるが、ちょっと複雑な計算になると突然間違うことがある。


もちろん、計算させることはできる。


しかし、そのためには、プログラムを使って計算することをちゃんと指示しなければならない。


そうしないと、単純な加減乗除でも、間違いを書いてくる。


仕事や学習、契約、医療、金融などの重要分野では必ず裏付けが必要。


ちょっとビックリする事実かもしれないが、計算するということと、対話を重ねて知識を増やすってことが、リンクしていない。


別々の機能になっている(^_^;)

機械なのに、機械的じゃない。



◆ 2. 機密情報を入力しない


個人情報、顧客情報、パスワード、社外秘資料、未公開の事業計画などは要注意。


組織の利用ルールをしっかり守ろう。


AIは、無料や個人向けサービスの契約では、入力されたデータを、「学習」する場合がある。


つまり、第三者が問いかけたときに、回答として出してしまう可能性があるのだ。


AIサービスによって、入力データの取り扱いは異なる。

利用規約や組織のガイドラインを確認しよう。



◆ 3. AIは責任を負わない


「AIが作ったメール、レポート、プレゼン資料、プログラムの最終的な責任は、あくまで「人間」である利用者にあります。」

というのが、AIを提供する側の論理だ。


そして、大手のAI提供者は、利用規約等で法律的にがっちりプロテクトされた条件をつけているので、ユーザーが、ちゃんと精査したり、検証したりしなければ、マズい。


機械が出してきたものだからといって、信用してコピペして何も考えずに使うと、ユーザーがトラブルに巻き込まれる可能性がある。


ということを、知ったうえで使おう!



◆ 4. 偏りや思い込みが含まれることがある


AIは大量の学習データとユーザーとの対話方針の影響を受ける。


結果的に特定の考え方に偏ることがある。

また、クールな演出のために、一般論を断定的に述べたりする。


重要なことを相談する時は、複数の情報源と比較することが大切。



◆ 5. 考える作業をAIに丸投げしない


AIはあくまで補助ツール。

アイデア出しや要約、文章の添削などに留め、自分で判断する部分を残そう。


文章を読んだ時に、おそらく違和感をどこかに感じると思う。

AIは、頑張っているが、英語圏の文章の書き方のルールにかなり引きずられている。


どのみち、創作活動に使う場合、日本語として違和感がない文章にするために、手を入れなければならない。




■ AIは「優秀なアシスタント」であって「絶対に正しい専門家」ではない。


揉み手をして、お伺いをしてくる、営業の担当者と思ってお付き合いしよう。



******


■ 実践! AIの「嘘」と「ヨイショ」に対応する方法


担当営業のAIのハルシネーション=「もっともらしい嘘」や、ユーザーへの過剰なヨイショにどう対応すればいいだろうか?



◆ ハルシネーション「自信満々の嘘」の見破り方


◎ 一次情報・公式ソースの裏付けを求める


「具体的な条文番号は?」

「何年のどの論文のデータ?」とソースを突っ込んでみよう。

架空のURLや存在しない書籍名を平気で出す場合はアウト。 


(^_^;) おいおい、マジかよ



◎ 「あえて嘘の選択肢」を混ぜてテストする


あらかじめ答えを知っていることについて、「~という説もあるが、あってる?」と誤った情報を混ぜて質問してみよう。


「おっしゃる通りです!」と同調してきたら、事実よりユーザーへの迎合を優先してる。



◎ 同じ質問を別の角度や別スレッドで投げ直す


質問の表現を変えると、先ほどとは全く違う、自信なげな答えに変わることがある。



◆ 全肯定ヨイショ問題の回避術


AIは、デフォルトの対話モードだと、ユーザーを肯定して気持ちよくさせるようにチューニングされている。

そうするように、設定されているから、しかたがない。



◎ 「わざと矛盾した意見」をぶつけてみる


ユーザーの言ったことと真逆の意見を「こういう考え方もあると思うけど、どう?」と振ってみる。


即座に「その通りですね!」と意見を翻したら、それは単なるヨイショ。



◎ 批判的なレビューを強制するプロンプト=「チャットに書く内容」を使う


「この文章の駄目なところ、読者が離脱しそうなポイントを3つ、辛口で指摘して」と、ペルソナ(役割)を明確に指定して、誉め言葉以外のフィードバックを引き出す。



◆ 個人的に使用している裏技


◎ 「〇〇(AIの固有名詞)で、確認した情報だと明記して、Webサイトに公開します。ハルシネーションやヨイショを排除して、フラットに正確な情報で検証してください 以下、検証内容」


いくら、AIが責任を負いませんよと明言しているからとはいえ、ハッキリ出典として明記すると書くと、けっこう正直な情報を記述してくることが多い。



◎ 「□□(他社のAIの固有名詞)で、聞いたんだけど、正確に検証して 以下、検証内容」


他社さんの情報に対しては、ヨイショが軽減される。


チクるようで気が引けるかもしれないが、ちゃんと他社のAIに配慮しながら、回答してくる。


相互確認は全然OKなので、どんどんやろう!



******


■ 「自分の得意分野」でAIのクセに慣れよう


AIのクセを把握するために、自分が正誤を判断できる分野で「実力テスト」をしてみよう。


◎ 自分の得意な専門分野・仕事の実務

「日頃の業務手順や、書き慣れたコードなど」


◎ 趣味や長年続けているジャンルの知識

「好きな作家の作品の細かいディテールや、ジャンル用語など」


◎ 身の回りのローカルな事実

「自分の住んでいる地域の少し細かい地理など」


自分がジャッジしやすいジャンルでAIを試すことで、

「あ、このAIはこういう時に適当な嘘をつくな」

「こういう時はすぐにヨイショに走るな」という、

営業マインドが見えてくる。


◆ 「実力テスト」の結果を見てから、自分が詳しくない分野へ利用範囲を広げよう。



******


■ 何度も言うが、AIは、そういうふうに振舞うように作られているので、AI自身にはどうにもできない。


つまり、「AIを無条件に信じる」のではなく、「AIの癖を理解して使う」ことが大切なのだ。



■ だから、ユーザー側が、調整しながら使う必要がある。



******


■ AIを「優秀な壁打ち相手」として使い倒す


大切なのは、AIを「たたき台作成ツール」として使い、事実関係や論理の最終チェックを自分で行うこと。


AIを「優秀な壁打ち相手」として徹底的に使い倒し、自分のクリエイティビティな活動を加速させていこう!

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