二十九話
武器を装備し、三人で港に向かう。
すでに海賊は港に上陸しており、コルネイアがなんとか抑えているところだ。
「コルネイア!待たせたな!」
「遅えぞ!」
「すみません!遅れました!」
敵は…10数体。全員軽い武装はしているが、数以外はあまり今までと変わらない。
「みんながんばー」
「お前も働け!」
「えー…しゃーないなー」
俺も刀を抜き、敵陣に突っ込む…!
「うおりゃあ!」
「くらえっ!」
「ふっ!そりゃ!」
一人目のカトラスを体を右にそらして避ける。
二人目のは刀で強引に軌道を逸らす。
そして…がら空きの腹に。
「せいっ!」
「ごはあっ!」
左拳を思いっきり叩き込む!
「よっと…どりゃあっ!」
「がはあっ!?」
もう一人には顎に向けて回し蹴りをかます。
「これで終わりか?」
「ぐぐぐ…!」
「怯むこたあねえ!やっちまえええ!」
「「うおおおお!!!」」
「ー氷刃よ、乱れ舞えー!」
「ー水弾よ、吹き飛べー!」
「「ぐあああ!!」」
ベルレとミトの魔法が、海賊たちを迎撃する。
「怯むな!こっちには大砲が…!」
「…打たせると思うか?」
「なにっ!?ぐはあっ!」
大砲に近づいた海賊を、コルネイアが打ち抜く。
…よし、押してる!このまま全員捕らえるぞ!
「「「すいやせんでしたぁ!!!」」」
結果、海賊は全員捕らえることに成功した。
報酬はもちろん…!
「海賊の撃退報酬ですが、4500エルと…海賊が乗っていた船をそのまま差し上げます」
「よっしゃ!ありがとうございます!」
「こちらこそありがとうございます。海賊の撃退、感謝します」
手に入れた船は、20人以上も余裕で乗れる。さらに大砲付き!これなら仲間たちも全員乗れる!
「これでようやく、王子を探せるな。ここまでだいぶ長かったが…」
「そうだな。早速出航するか!」
「おう!ミト、荷物を乗せるぞ!」
「はい!」
王子を探し出す旅が、ここから始まる…!




