↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/35

十二話

俺たちは買い物を済ませ、船に乗り込んだ。


「野郎ども!錨を上げろぉ!」


「出港だー!」


船が水飛沫を上げながら、海を渡る…。


「わあ…!すっごいですね…海って…!」


ミトが、海をキラキラした目で見つめている。


「海、初めてなのか?」


「はいっ!いつもは城下町から遠目に見るだけだったので、こんなに素晴らしい場所だとは…」


「そうか…楽しめよ。あっちには絶対に楽しめない奴がいるからな」


そう言って、俺は甲板で唸ってるサギリを指差す。


「あ〜…気持ち悪い…」


「おい、甲板で寝るな。踏むぞ」


「やめて…吐いちゃうから…動かさないで…」


「しっかりしろ。敵は海にも潜んでいるのだぞ」


「ごめん…ほんとに無理だから…頑張って…」


そう言って、サギリはふらふらとした足取りで室内に戻っていった。


「…まあ仕方ないか。あいつにはまだまだ働いてもらうからな」


その時、マストに登っていた水夫の笛が鳴り響いた。


「っ!敵襲か!」


「戦闘準備だ!」


そして、海から甲板に敵が…!


「…」ビチビチ

「…」ビッチビッチ

「…」ペチン…ペチン…


「…ん?魚が…甲板に上がってきた?」


「違います!その魚たちは…逃げてきたんです!」


「ああ…奴が来るのか!」


全員の警戒が一気に高まる。…どうやら大物のようだ。

そして、ひときわ大きな飛沫をあげて現れたのは…白い体をした、竜のような大魚だった。







「敵の名はリュウグウギョ。尻尾でのなぎ払いと水ブレスに気をつけてください!」


「了解!」


まず身軽な俺が真っ先に敵に接近。そして鱗の少ない腹部に一撃…!


「はあっ!」


そして、コルネイアが眉間を狙い矢を放つ。


「ふっ!」


「シャー!」


リュウグウギョは首を捻って躱し、そのまま尻尾に力を入れる。


「全員下がれ!」


そう言いながら、俺はその場で思いっきり飛び上がる。

その直後、俺の足元をブォンという風切り音を鳴らしながら尻尾が通り過ぎる。

そして、安直に飛び上がった俺をブレスで狙い撃ちする…が。


「ー氷刃よ、乱れ舞えー!」


ミトの氷刃が、リュウグウギョを切り裂く。


「グオオオオッ!」


よし、怯んだ!


「剣技…流星剣!」


上空から剣を思いっきり叩きつける。


「突剣技…ブラッドローズ!」


オリュシオンが、高速の三連突きをリュウグウギョの尾に繰り出す。


「グオオオオッ!」


俺たちの猛攻が効いたのか、リュウグウギョは海に潜りそのまま逃げ去っていった。


「…よし、お疲れ様」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。